【梅田 観光】大阪スクランブル玄関口「梅田」と「大阪駅」おすすめスポット
大阪の繁華街といえば、なんば・道頓堀を拠点にしたミナミと、JR大阪駅を中心にしたキタの二つが代表です。
ミナミに行く場合は「なんば行こかぁ!」と言い、キタに行く場合は「梅田行こかぁ!」と言います。
ミナミ=なんば、キタ=梅田と大阪人は思っています。
今回紹介するのは、キタ・梅田周辺です。
梅田という地名の云われは、この辺り一帯は田畑などの湿地帯で、田を埋めたので「うめた」→「梅田」になったと言われていますが定かではありません。
その梅田には、JR大阪駅をはじめ、阪急電鉄 梅田駅、阪神電鉄 梅田駅、地下鉄も御堂筋線の梅田駅、谷町線の東梅田駅、四つ橋線の西梅田駅、さらにJR東西線の北新地駅など七つの主要駅が密集し、まさに大阪弁で言う、ようさん(大勢)の人が行き交う大阪の玄関口です。
▼梅田グルメ総まとめ!▼
目次
うめぐるバスに乗ってみよう
では、梅田周辺を巡回しているエメラルドグリーンのバス「うめぐるバス」に乗車して、梅田周辺を見て行きましょう。停留所ごとにおすすめスポットを紹介していきます。
梅田ってとっても広いんですよ。色々回ろうと思うとかなり疲れます。
このバスは、2013年4月より運行され、歩いて行けるけど少し遠いなぁ・・・と思う距離を巡回してくれているのでとても便利です。そのうえ1回の乗車料金が100円と安いんです。さらになんと!200円支払えば、何度でも乗り降りできる1日乗車チケットが購入できます。
梅田の地理に詳しくなくても、このうめぐるバスに乗れば迷いませんよ。
JR大阪駅
JR大阪駅のバス停は、駅の北東角に設けられています。
大阪ステーションシティ
中心となるJR大阪駅は、明治期に初代の駅舎が今より西側の「堂島」辺りに建てられ、大阪と神戸間を結ぶ列車が走ったのが始まりと言われています。そのJR大阪駅も「大阪ステーションシティ」として2011年にリニューアルオープンされました。その名の通り、駅なのに街のような・・・街のようで駅のような・・・
どっちやねん!と突っ込みたくなる駅なんです。
大阪駅の南側には、「サウスゲートビルディング」と改称された、かつての大阪ターミナルビルがあります。地下フロアを合わせると17フロアの売り場を誇る大丸梅田店と、総客室数716室のホテルグランヴィア大阪が入り、南正面からの眺望は大阪駅の顔と言える外観です。
駅のプラットホームを挟み 駅の北側の、「ノースゲートビルディング」には、ファション・雑貨・飲食など300軒以上の店が入るファッションビル LUCUA(ルクア)とLUCUA1100(ルクアイーレ)の二つがあります。その他にも駅構内には、5つのショッピングや飲食を楽しめる施設があります。
このノースゲートビルディングの10F~14Fの広場はとても開放感が溢れていて都会にいながら、緑と風も感じられて、とても気持ちが良い空間になっています。
大阪ステーションシティにはイベントスペースとして8つの広場も備えており、先程紹介した広場の他におすすめなのが「時空(とき)の広場」、プラットホームの上に設けられ、開放感あふれるスペースとして多くのイベントが開催されています。
この巨大な大阪ステーションシティを案内してくれるガイドツアーがあるんです。ツアーアテンダントによる1時間ほどのツアーで、見どころや撮影スポットなどを教えてくれます。有料になりますが、ぜひ!体験してみてはいかがでしょうか?
その他、日本語・英語・中国語・韓国語で音声案内してくれる音声機器を有料で貸し出してくれるガイドツアーもあります。
各種ガイドツアー問い合わせは、駅の3Fにあるインフォメーションでも案内してくれます。思いのまま歩くのもいいですが、案内してもらいながら楽しむのもいいですよ。
■大阪ステーションシティ
問い合わせ番号:06-6458-0212
ヨドバシカメラ マルチメディア梅田店
駅の向かい側にある建物は、ヨドバシカメラ マルチメディア梅田店です。電化・カメラ製品をはじめ携帯からPC、生活用品、ファンション、飲食まで、なんでも揃ってしまう魅力あるビルです。
グランフロント東
ヨドバシカメラ梅田を見ながらバスに乗車し、1つ目のバス停はグランフロント東。
大阪駅の北側とつながっているデッキを歩いても行けるグランフロント大阪は、うめきたプロジェクトの先行開発区域として2013年にオープンしました。ショップやレストラン・ホテル・オフィスが入る南館と二つの北館、そして分譲マンションのオーナーズタワーの4つの高層ビルで構成されています。
このグランドフロント大阪には、思わず「東京っぽいなぁ!」と大阪人は唸ってしまうほど、お上り気分で訪れている方も多いようですよ。
阪急梅田駅
次の停留場は、阪急梅田駅です。
JR大阪駅の東エリアは、阪急村と言われるほど、阪急百貨店をはじめ阪急電鉄のグループが所有するビルや商業複合施設が多いんです。阪急電鉄は、明治43年箕面有馬電気軌道として梅田―宝塚間、石橋―箕面間を開業したのが始まりで、現在は梅田駅から神戸、宝塚、京都を結んでいます。創業者は、宝塚歌劇の生みの親でもある実業家の小林一三氏です。
阪急百貨店(阪急うめだ本店)
ファッションやコスメ・ビューティー関連の商品力においては関西随一と言われています。女性ファッションの流行発信基地として幅広い年齢層の女性に人気の高い百貨店です。地下フロアを合わせると15フロアあり、特に地下フロアの食品階は連日多くの人で賑わっています。
この阪急うめだ本店は「梅田阪急ビル」の南側部分の低層階に位置しています。
「梅田阪急ビル」は大人気ドラマ「半沢直樹」で半沢直樹が融資課長をつとめていた東京中央銀行大阪西支店はこのビルが使われていました。(外観だけです)
そして、半沢直樹が走って支店を出ていく歩道橋のシーンもありましたが、それがこの梅田阪急ビルの横の歩道橋です。
HEP FIVE
ヘップファイブは、10代から20代の女性をターゲットにした店舗が多く入るファンションビルです。若い方に人気のSHOPが多数入っています。
1Fの広場には、米米CLUBの石井竜也氏がデザインした赤い親子のクジラのオブジェがあり、魅力あふれるビルです。
阪急エリアの中でも話のネタに乗って欲しいのが、ヘップファイブに設置されている観覧車です。観覧車は、4人乗りのゴンドラが52台設置され、1周約15分、梅田から360度パノラマを楽しんでみてはいかがでしょうか!
茶屋町
再び、うめぐるバスに揺られて、向かうのは阪急梅田駅の東側の茶屋町と鶴野町です。
大阪駅から北東に位置し、20代を中心にした若者をターゲットにしたお店が数多く集まっています。
明治中頃の茶屋町と鶴野町界隈は、旧能勢(池田)街道が通っており、その街道沿いに鶴乃茶屋・萩乃茶屋・車の茶屋という大きな三軒のお茶屋があり、周りは菜の花などが咲く美しい田園風景だったと言われています。
町名は、その名残です。しかし長閑さは全く感じさせない今の街角は、若い世代の多くが歩いています。
ホテル阪急インターナショナル、梅田芸術劇場、MBS(毎日放送)本社、梅田ロフト、NU茶屋町、ヤンマー本社などを中心に、ファッションから飲食まで多くの店が軒を連ねています。
新しいモノを発見でき、雰囲気ある食べ物店に出会えるスポットです。
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
この茶屋町で立ち寄って欲しいのは、2010年にオープンしたチャスカ茶屋町に入っている書店。チャスカ茶屋町は、建築家 安藤忠雄氏のデザインで、テナント、ホテル、住宅が入る複合施設です。
この建物の地下1階から地上7階まで入る、MARUZEN&ジュンク堂 梅田店は、丸善とジュンク堂が一体化した大型書店で、売場面積 約6800㎡ 蔵書数 約200万冊 日本最大級と言われています。
本も探しやすくフロアごとに分けられ、本好きにはたまらない書店となっています。
西梅田
続いてはJR大阪駅の南側を紹介しましょう。 うめぐるバスの降りるバス停は西梅田です。
大阪駅から西南に位置するエリアで、地下鉄四つ橋線の西梅田駅が最寄りの駅となります。先ほど紹介した東の阪急エリアに対して、この辺りは阪神電車に関係する施設やビルが数多く立ち並びます。
オオサカガ-デンシティ
夜の阪神百貨店も素敵なんです。店舗の中が、スケスケというか丸見え状態で、ショッピングしている姿、お茶している姿、棚などが見えてなんだかオシャレ。歩道の丸い照明もキレイです!
阪神百貨店、ヒルトンホテル、ヒルトンプラザウェスト・イーストをはじめ、大阪四季劇場が入るハービスプラザENT、ザリッツカールトン大阪が入るハービスOSAKA、サンケイホールが入るブリーゼタワーなど、飲食店やホテル、娯楽施設を併設した大型商業施設が連なります。
地下鉄駅と直結した地下道でもつながり、とてもアクセスもよく、人気集めているエリアです。
ショコラティエ パレ ド オール
ハービスプラザENTの4Fにある、ショコラティエ パレ ド オール大阪は、ショコラティエの三枝秀介氏が関西初のショコラ専門店として2004年にオープンさせました。
ウインドウの中にはたくさんのチョコレートがあります。進物用もあるので手土産にも最適ですね。
ここでは、3種類のショコラとお好きな飲み物をセットで頂けるショコラセットがおすすめです。上品な甘さとほろ苦さは、口に運ぶたびに心まで癒してくれるようです。
ガトーセットも濃厚チョコレートケーキでとても美味しいです。
JR大阪駅を目の前に見ることができるガラス張りの店内は、開放感がいい雰囲気を醸し出しています。
JR北新地駅
うめぐるバスで次に訪れるのは、JR北新地駅。バス停から南側には、キタを代表する歓楽街・北新地が広がります。
東京・銀座と並ぶ高級飲食店街で、高級クラブ、ラウンジ、バー、スナック、小料理屋が中心で店舗数は3千以上あると言われ、演歌などの歌詞にも登場しています。
ル シュクレクール
この北新地は夜もいいのですが、昼間から行列になる店も数多くあります。
ル シュクレクール、このお店もそのひとつです。関西を代表するベーカリーで、グルメサイト食べログのパン部門で1位に輝いたこともある有名店です。
大阪府吹田市にあった店ですが、北新地の新ダイビルと共に2016年にオープンしました。
ミシュランの常連店でも、この店のパンを使われるほど、料理人も認めるバケットやクロワッサンは本当に美味しいんです。並ぶことを覚悟してでも味わってほしいベーカリーです。
梅田新道
そして最後に訪れてほしい、うめぐるバスのバス停は、梅田新道。
JR大阪駅からは、東南に位置するエリアで、お初天神通り商店街という賑やかな飲食街が広がり、夜になると多くの客で賑わいます。
露天神社(お初天神)
お初天神と商店街にも名が付くように、曽根崎心中の舞台となった露天神社(つゆのてんじんじゃ)が、商店街の南端にあります。
元禄16年 境内で実際にあった心中事件を、近松門左衛門が人形浄瑠璃 曽根崎心中として書き、そのヒロインの名前 お初 (おはつ)にちなんで お初天神と呼ばれるようになったと言われています。
大阪のキタ・梅田の守り神として、商店街の人々をはじめ、道行くサラリーマやOLたちも手を合わせる、親しまれる神社です。
まとめ
キタ・梅田をかけ足で紹介してきましたが、まだまだ紹介したいところは数多くあります。一度訪れても、二度、三度と尋ねてみてください。たくさんの発見がありますよ。
ようさん(大勢)の人が行き交う都会ですが、大阪の人懐っこい情に出会える街でもあります。
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