【大阪パワースポット】住吉大社の五大力とおもかる石で開運祈願
2017.12.22
大晦日の夜 NHK紅白歌合戦を見終わると「すみよっさん 行こかぁ!」と、多くの初詣客で賑わいだすのが、大阪市住吉区にある「住吉大社」。
大阪の人は、初詣は住吉大社という人が多く、元旦に流れるニュースでは毎年約200万人以上の初詣客が訪れたと放映されています。
初詣のお参りも良いのですが、日頃でもお参りしたいスポットがこの「住吉大社」なんです。
何故?と思われるかたは是非、最後までお読みください。
読んだ後には、「すみよっさん 行こかぁ!」となる事、間違いなし!です。
住吉大社夏祭りの最新情報と電車でのアクセスはこちらをご確認ください。
【2018年最新】住吉大社の夏祭りとアクセス情報(図解入り)
目次
1.アクセス
アクセスは、大阪駅からはJR環状線→南海電鉄利用で約30分、なんば駅からは南海電鉄を利用して約9分で住吉大社に到着。駅からは東へ歩いて3分。
天王寺駅からは路面電車の阪堺電鉄を利用して約16分で住吉鳥居前駅へ、その他にも南海電鉄高野線 住吉東駅から西へ歩いて5分、この立地の良さからも多くの人が訪れるようです。
路面電車って珍しいですよね。駅?停留所?車に近くてビックリしますね。
1-1.大阪市内から
■大阪駅 →(JR環状線内回り)→ 新今宮駅/乗り換え(南海本線)→ 住吉大社駅
■なんば駅 →(南海本線)→ 住吉大社駅
南海住吉大社駅の改札を出ると正面に案内版があります。住吉大社は右側の階段を下ります。
階段を下りるとちょっとした商店街があるので外まで出ます。
ここから出てきます。
駅を出たら左へ。真っすぐ行くと住吉大社です。
路面電車を超えると、
住吉大社です。
■天王寺駅前 →(路面電車 阪堺線)→ 住吉鳥居前駅
天王寺からは阪堺電気軌道(路面電車)阪堺線で住吉大社へ。風情のある電車で、「住吉鳥居前駅」は鳥居のすぐ前にあります。
1-2.関西国際空港から
■関西国際空港 →(南海電車)→ 堺駅 → 住吉大社駅
南海電車のラピートか空港急行で堺駅へ、ここで普通に乗り換えて住吉大社駅へ。徒歩ルートは大阪市内方面からと同じです。
住所:〒558-0045 大阪市住吉区住吉2丁目9-89
TEL:06-6672-0753
社務所受付時間:午前9時00分~午後4時30分
開門時間:(4月~9月)午前6時00分(10月~3月)午前6時30分
閉門時間:外周門 16:00 御垣内 17:00
アクセス:
南海鉄道 南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分
阪堺電気軌道 阪堺線 「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
2.住吉大社とは?
住吉大社に祀られている住吉大神は、海の神、おはらいの神と言われ、昔から外交・貿易、産業を守護する神として称えられてきました。
古くは、日本書紀や古事記にも記されています。
書物によると、伊邪那岐命 (いざなぎのみこと)が禊祓え(みそぎはらえ)をした時、海の中から底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) 、表筒男命 (うわつつのおのみこと)という三つの神が生まれ、総称して住吉大神と呼ばれています。
その住吉大神を、第14代仲哀天皇の皇后である神功皇后が、西暦211年、この地に祀られました。
その後、皇后ご自身も住吉大神と一緒に住みたいと思われ、共にお祀りされることになり、4つの神様が
住吉大社に祀られています。
全国には、2300社余りの住吉神社があり、住吉大社は総本宮でもあります。
3.反橋(そりはし)
住吉大社の参道を歩くと、まず出迎えてくれるのが、住吉大社では有名な「反橋(そりはし)」です。
正面から見ると急な勾配の階段に見えますが、
横から見ると、そう太鼓橋なんです!絶好の撮影ポイントでもあります。綺麗に水面に映っていますね。
この橋を渡るのは、神さまに近づくのに罪や穢 (けがれ )を祓 (はら) い清めるためで、地上の国と天上の神の国とをつなぐ掛け橋として、虹に例えられていたそうです。
川端康成が小説「反橋で上るよりもおりる方がこはいものです」と書いた事でも知られています。
降りるときは、その急勾配の角度が本当に怖いので、気を付けながら通ってください!
反橋は夜になると21時までライトアップされ、関西夜景100選にも選ばれています。
4.角鳥居 (かくとりい)
住吉大社の鳥居は、大変珍しく石造りの四角柱の鳥居で、角鳥居 (かくとりい) とも呼ばれています。このような四角柱の柱は古い様式で大変珍しく、各本殿と拝殿の間に建っている木造朱塗りの鳥居が原形となっています。
5.御本殿
鳥居をくぐると本殿が見えてきます。
現在の本殿は、1810年(文化7年)に造られたもので、国宝の建造物に指定されています。
4つの神様が祀られた4棟の御本殿は、すべて西(大阪湾)向きで、第一から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置され、全国的にも珍しい建築配置です。あたかも大海原をゆく船団のように立ちならんでいる姿は圧巻です!
全ての本殿の造りは「住吉造」と言われ、屋根は檜皮葺 (ひわだぶき) で、直線的な切妻造りです。
棟の両側に流れる斜面は、書物を開いたようにも見えます。
出入り口は妻入りと呼ばれ、屋根の両端 (つま) が正面に向いているのが特徴となっています。
住吉造は、神社建築史上最古の様式のひとつと言われ、受け継がれてきた歴史の重さがパワーとなって訪れる人を包み込んでくれるようです。
6.伊勢神宮 遥拝所(ようはいじょ)
こちらも行って欲しいスポット。第一本殿から左側にある門をくぐってすぐにあります。
遥拝所とは、遠く離れた所から神仏などをはるかに拝むために設けられた場所。ということです。
するとここは、伊勢神宮にお参りしているという事になります。方向は伊勢神宮を向いています。
真ん中の鏡のようなものは、実は穴が開いていて、奥がすぅーっと見えます。
ほんとに伊勢神宮と一本の線で結ばれているかのようですよ。
7.五所御前(ごしょごぜん)
こちらは五所御前(ごしょごぜん)と呼ばれ、石の玉垣の内に杉が立っている場所です。第一本殿から右側にあります。
昔、神功皇后が住吉大神をお祭りするための土地を求められたとき、この杉の木に白サギが3羽きて止まったので、ここへお祭りしたと伝わる聖地です。
毎年5月の住吉大社創立記念の祭、卯之葉(うのは)神事では、卯の葉の玉串がささげられます。
7-1.五大力
石の玉垣の中には「五・大・力」と書かれた三つの小石があり、これをお守りにすると心願成就のご利益があると伝えられています。
五大力(ごだいりき)とは、寿(命)力・福力・体力・智力・財力です。
このように、石の玉垣に頭を突っ込んで探してください。
宝探しのようです。五、見つかりました。
購入した御守袋(本殿授与所・楠珺社で300円で購入できます)に三つの石を入れて、カバンや部屋に置いておくと、その運を授かることができるそうです。
そして願いがかない持っていた石をお返しするときは、自分で新たに拾った石に「五」「大」「力」と書いてこの場所に倍返しで返納し、次の方の心願成就へと引き継いでいきます。
訪れた時も多くの人が石を拾っていました!
結構すぐに見つかるので、五大力のパワーを頂きに来てくださいね!
8.代表的なお祭り
8-1.御田植神事(おたうえしんじ)
では住吉大社で行われる代表的なお祭りを紹介しましょう。
夏前の6月には、重要無形民俗文化財に指定されている御田植神事(おたうえしんじ)が行われます。
神事は、神功皇后が田んぼを設けたのが始まりといわれ、境内の南側にある御田で行われます。
母なる大地に植付される苗には、強力な穀霊が宿るとして考えられ、穀物が豊かに育ち、稲穂が十分に実る秋を迎えるための儀式として、今でも厳かに行なわれています。
8-2.住吉祭
そして毎年 夏を迎えると7月30日~8月1日には、住吉祭が行われます。
おはらいの神様としても親しまれている住吉大社は、神輿を担いで練り歩くことで大阪の街を清めてくれると言われ、祭りを「おはらい」とも呼ばれていました。
住吉大神の御神霊(おみたま)を移した神輿が行列を仕立て、堺の宿院頓宮までお渡りする「神輿渡御」が行われます。
神輿渡御は、45年ぶりにとなる平成17年に復活し、現在では祭のクライマックスとして盛大に行われています。
8-3.初辰まいり
写真をタップすると大きくなります。
毎月の初辰の日に行われるのが、初辰まいりです。
商売発達・家内安全の「はったつさん」と親しまれ、毎月最初の辰の日になると遠方から訪れる人も多く、早朝から多くの参拝客で賑わいます。
写真をタップすると大きくなります。
住吉大社と関係がある末社の種貸社(たねかししや)、楠珺社(なんくんしゃ)、浅沢社(あさざわしゃ)、大歳社(おおとししゃ)の四社をお参りするのが慣わしとなっています。
毎月初辰の日に参拝すれば、より一層力を与えて守り助けてくれると信仰されてきました。
4年を一区切りとして48回参拝すれば満願成就となり、これは四十八辰、つまり「始終発達」するという意味からきたものです。
こちらは楠珺社です。商売発達・家内安全の神さまです。楠珺社では猫が神さまのお使いとされていて、初辰の日に「招福猫(しょうふくねこ)」を授かると一層ご利益が授かると言われています。
「招福猫(しょうふくねこ)」は初辰の日以外でも、いつでも授与する事ができますよ。
五大力のお守り袋も、楠珺社で購入できます。
その他にも住吉大社の摂社や末社が、境内外に点在しているので、色んなご利益を頂くことができます。
ひとつひとつを念入りにお参りするとパワーの塊となって帰れるかも知れません!
9.おもかる石占い(大歳社)
大歳社境内に鎮座している、おいとしぼし社の「おもかる石」は願いを占う石として知られています。
行き方はというと、五大力の五所御前の近くに赤い門があります。住吉大社の外にある「大歳社」の中にある「おいとしぼし社」におもかる石があります。
こんな手書きの地図があります。
道中にも案内があります。写真、後ろに写っているのが、
浅沢社です。初辰まいりにも出てきましたね。浅沢社は女性の守護神で美容・芸能、機転・愛想の神様です。女性は是非、お参りしたいですよね。
浅沢社を過ぎて、少し行くと、大歳社に到着します。
まずは大歳社でお参りをしてから、
すぐ右に向くとおいとしぼし社があります。
建て看板には「おもかる石の占い方」が書かれています。
先ず 二拝ニ拍手一拝
次に 霊石を持ち上げ重さを覚える
次に 霊石に手を当て祈る
次に 再び持ち上げた重さの感じが
・軽い=かなう
・重い=好転へ努力
次に 二拝ニ拍手一拝して退出
どうですか?やってみたくなりますよね。
ちなみに、写真の撮影者の私は軽くなったような気がします!!(願望)
そして、度々登場してくれているモデルのまなちゃんは持った瞬間「おもっ!」と言っておりました・・・(努力ですね)
10.周辺のグルメスポット
帰路に着く前に寄りたいのが住吉大社門前町のグルメスポットです。
10-1.洋食 やろく
こちらは「洋食やろく」。
昭和10年から営業を続け、住吉大社の参拝客が当たり前のように食べて行くお店です。
中でも「玉子コロッケ」が有名で、バターの風味が効いた玉子クリームは本当に旨いっ!と唸ります。
中にはプリプリの海老も入っていて贅沢なコロッケです。納得すること間違いなしです。是非ご賞味ください!
本店の近く、南海本線高架下に「お持ち帰り専用店」もあります。さくっと買い食いで揚げたてを食べたい時におすすめです。
住所:〒558-0051 大阪市住吉区東粉浜3-30-16
TEL:06-6671-5080
営業時間:11:00~13:30・16:30~20:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜日・第四火曜日(ランチのみ営業)
10-2.お好み焼き 白樺
昭和感漂う外観のお店は、お好み焼きの「白樺」です。
店内も外観と同じく、時が止まっているような昭和のノスタルジーを感じるお店です。
席は、鉄板を囲んだ約10席ほどのカウンターだけで、とても居心地が良いんです!
頼みたいのは、豚玉焼とビールです!
山芋がたっぷり入ったふわふわの生地を弱火でじっくりと焼き上げ、最後にウスターソース、とんかつソース、マヨネーズ、ケチャップ、辛子をかけて仕上げられます。
コテで切り分けハフハフしながら食べると、口の中が幸せいっぱいになります。
そして一気に冷たいビールを流し込むと、サイコー!と叫びたくなります。
これは、食べなきゃソンですよ!
住所:〒558-0051 大阪市住吉区東粉浜3-28-15
TEL:06-6671-1127
営業時間:11:00~14:00・16:30~20:00
定休日:水曜日
10-3.末廣堂
最後に紹介するグルメは、末廣堂のさつま焼きです。
住吉大社にお参りに行くと、買って帰る人が多いと言われる和菓子のお店です。創業は元禄時代にまでもさかのぼると伝えられています。
さつま焼きは、十勝小豆のこしあんを、独特の皮で包んだ焼き菓子です。甘すぎず、量も多すぎず、ちょうどいい上品な和菓子なんです。
参拝後の手土産には、ぜひ持って帰ってほしいお菓子です。
住所:〒558-0051 大阪市住吉区東粉浜3-12-14
TEL:06-6678-8130
営業時間:9:00~19:30
定休日:年中無休
まとめ
どうですか?住吉大社、行きたくなったでしょ?
初詣のお参りも良いのですが、普段でもお参りしたいところでもあります。
住吉大社には、摂社(住吉大社とゆかりの深い神社)や末社(住吉大社と関係のある神社)があり、お参りするところがたくさんあります。
初辰まいりに伊勢神宮遥拝所や五大力におもかる石などなど、住吉大社にパワーをもらいに行きましょう!