【大阪特産品】夏の味覚!羽曳野のぶどうと河内ワインを紹介します
さあ今年もこの季節がやってまいりました!
夏の大阪といえば、デラウェアにシャインマスカット!ぶどうぶどうぶどう〜!!!!!
え、なんで大阪でぶどう…?ですって?
実は大阪がぶどうの一大産地であることをご存知ないとはもったいない。
信州の山の方までわざわざ行かなくても、スーパーで戦々恐々しながらお高いシャインマスカットを買わなくても、大阪でなら美味しいぶどうがおトクに食べられるんですよー★
おいしいもんは大阪にあり。ぜひ大阪のぶどうを食べて見てくださいね♪
目次
1.羽曳野のぶどうの今・昔
大阪では、江戸時代の頃からぶどうが栽培されていたという記録が残っています。が、これは家屋の日陰樹としてわずかに栽培されていただけで、本格的に経済栽培が行われるようになったのは明治初期の頃です。
羽曳野では、明治の初期に駒ヶ谷に住んでいた農家さんが山梨へ行ったおりに甲州ブドウを持ち帰り、農家の庭先に植えたのが始まりといいます。太古の昔に噴火した二上山の存在や、東側に連なる山の斜面が果樹園の形成にはぴったりで、大正末期には山を開墾して産地化されました。第一次世界大戦では好景気となり、果物は高値で取引されるように。昭和3年に近鉄南大阪線が開通すると全国に販路が拡大され、北は北海道、南は九州まで出荷され、大阪の特産品として大いに名を馳せました。
でも近年は農家の減少もあって生産量は減…
最近ではすっかり、“ぶどうといえば信州”というイメージができてしまいましたが、それでも大阪は全国7位の収穫量を誇っています!また、ぶどうの中でもデラウェアに至っては全国3位なんですよ!!
また「大阪のぶどうは日本一!」って言えるように、大阪のぶどうを食べて農家さんを応援しよー!!
2. 直売所へ買いに行こ!
羽曳野ではぶどう狩りができるところはないのですが、直売所があちこちにあるので、古市駅前でレンタサイクルして直売所巡りをするのも楽しいかも!羽曳野市のホームページには、「羽曳野ぶどうマップ」という直売所が示された地図があるので、そちらを参考にどうぞ!そして、姫松おすすめの直売所さんもぜひに!
2-1.金銅さんちのぶどうたち
(2023年撮影)
昨年、至高のシャインマスカットをいただいた、姫松的羽曳野ぶどう界のレジェンド、金銅さんちのぶどうたち!こちらははずせません!!
看板もなければのぼり1本立っていない初見殺しのわかりづらさ。普通のお家のようですが、ガレージの左側、蛇腹カーテンの奥でぶどうの販売をされています。
さっそく目に飛び込んでくるデラウェアの山…!そしてややお疲れの様子のレジェンド。
昨年、シャインマスカットを求めて伺った際は畑を見せてくださったのですが、「デラウェアはしんどすぎて、よぅ畑まで案内できんわ…」と。
というのも、大粒ぶどうは1本の樹から300〜400房採れるのに対し、デラウェアは「わからんくらい生る」そう(汗)
早朝から収穫してきたデラウェアたちが積み上げられています。これをスーパーで見かけるようなパックに詰めて、段ボールに4パックずつ箱詰めして出荷するそうなのですが、5月末からはじまり7月頭で終了する短い期間の間に、トータルで1万箱は詰めるんですって…!
「若い頃は1万5千箱くらい作ってたからだいぶ減ったんやで」とは仰いますが、この膨大な数をご夫婦2人でされてるんだからまぁ大変…。デラウェアだけでなく、後に旬を迎える大粒ぶどうたちの世話もあるのだから、ほんとに農家さんって大変な仕事です。
「直売もやってるけど、デラウェアの時期は忙しすぎてあんまり来て欲しないわ」と金銅さん。忙しいところお邪魔して失礼しました(汗)(汗)(汗)
でも…さすがレジェンドのデラウェア、めちゃくちゃ美味しいです…!!甘い!味が濃い!!皮ごといっても美味しい!大粒ぶどうの魅力は尽きませんが、まずは初夏のデラウェアをぜひ食べてくださいね!
普通だいたい糖度18くらいのところ、これ甘いやつ、っていただいたやつはなんと糖度23もあってん…!
7月下旬からは大粒ぶどうが収穫開始!というわけで、8月になって再び駒ヶ谷の地へ! 直売所へ伺ったら、7月とは一転して鮮やかなグリーンの大粒ぶどうがてんこ盛り…!それをせっせとご家族で梱包作業されていました。
そして早速味見させていただきました♡
いや〜〜〜やっぱりシャインマスカットは美味しいぃぃぃ♡♡♡
酷暑の中、汗だくだくになってでも、これを食べるためなら駒ヶ谷までエンヤコラ! 甘い甘いシャインマスカット、濃厚で芳醇な味の黒系ぶどうのブラックビートやピオーネが旬を迎えています。全然タイプが違うぶどうの食べ比べがまた楽しいんですよ◎
そしてゲットしてきた大粒ぶどう!
約400gあるシャインマスカットとピオーネがセットになって、2300円…!うちにある一番大きな皿に乗せてもはみ出すことはみ出すこと(笑)
こちらは1房で650gもあるド迫力サイズの、サンヴェルデという品種。お値段なんと1400円…!
見た目はマスカットですが巨峰やピオーネなど黒ぶどうのような食感で、味はその中間。濃厚というよりは爽やかな甘味で、やや酸味もあり。暑い日にはサッパリしてこれまた美味しいのです♡
金銅さんちの大粒ぶどうはまだまだこれから!シャインマスカットも、お盆の頃にはより甘くなっていくので、夏休みにはぜひぶどう買いに行ってみてくださいね♪
住所:羽曳野市駒ヶ谷51
TEL:072-956-2045
営業時間:9:00〜夕方
※デラウェアは7月半ばごろまで。そこからしばらく直売所はお休みで、7月終わりごろから大粒ぶどうがスタート。詳しくは金銅さんちまで!
2-2.優樹農園
超ベテランの金銅さんから一転、すごくフレッシュな若手農家の優樹農園の真銅さん!
真銅さんは名古屋出身で、ぶどう畑はおじいさんが営んでいらっしゃったのですが、おじいさんがお亡くなりになり、大学卒業後畑を継がれたそう。
ぶどう作りはおじいさんから一から教わったのかというと、「そんなに教わったってこともなく…農業大学で勉強した知識が少しと、先輩農家さんから教えてもらった知識と、あとは実際に作る中で日々勉強です」とのこと。(奥の方は斜面になってて、すごく作業しづらそう…)
今年で8年目。会社員なら中堅に差し掛かる頃かもですが、金銅さんクラスと比べるとまだまだ新人さん。しかし、立派にぶどうを育てていらっしゃいます…!デラウェアが実っているこの広い畑6面分と、さらに大粒ぶどうの畑を7面お持ちで、それをほぼお一人で栽培収穫発送されてるんだから、いくら金銅さんより若いといってもやっぱり農家さんって大変…!
そして優樹農園さんにはネコちゃんが住んでるんです♡めちゃくちゃよく喋るネコで、真銅さんについて回ってはニャーニャーニャーニャー。「肥料に魚の煮汁などを使用しているので、その匂いに釣られて住み着いちゃったのかも」と。たまにぶどうの木に登ったりもするけれど、ぶどうの邪魔はせず気まぐれにカラスやもぐらを追い払ってくれてるんですって♪
ところで、地面には収穫された分のぶどうに被せてた傘(紙)がたくさん落ちているのがわかりますか。でも、まだまだめっちゃ木にもぶら下がっています。訪れたのは6月半ば、まだ収穫は始まったばかりとのこと!
金銅さんが「わからんくらい生る」って言ってたのはこういうことか…
そしてお気づきでしょうか…
この畑のデラウェア、尋常じゃなくデカいんです…!
一般的に売られているデラウェアは大体手のひらに収まるくらいのサイズですが、真銅さんとデラウェアのツーショットでもわかる通り大人の男の人の顔と同じくらい…!尚且つ粒も大きい!
そして味が濃い!!!これがデラウェアかい!?というほど香り旨味が後を引くんです!
確かに…デザートにデラウェアとシャインマスカット出てきてどっちがテンション上がるかっていったらシャインやけど(笑)
栽培方法の違いだけでこれだけ大きくなったり味の変化もつけられるっていうんやからすごいよね。
生産面積がどうしたって山梨とかには劣るから生産量も負けちゃうけど、全国3位の大阪デラウェア、ナメたらあかんでッ!
(中くらいの粒感のハニーシードレス(左上)とあづましずく(右上)は極早生で7月上〜中旬には仕上がる品種。シャインマスカット(下)はまだまだカッチカチやったよ!)
巨大デラウェアは市場に出ず、直売所での直接販売のみとなります。が、こちらの直売所は毎日オープンしてるわけじゃないので注意です!
まずは優樹農園さんの公式LINEに登録を★良いものが仕上がった時に直売所オープンの連絡がくるそうです!気になるけどタイミングが合わないわ、という方にはふるさと納税でゲットする方法もありますよ!
真銅さんのぶどうに対する気持ちの「優」という字と、おじいさんの名前の一文字である「樹」という字で優樹農園さん。朗らかな真銅さんのお人柄も素敵なので、ぜひチェックしてみてください♪
大変残念ながら、優樹農園さんの大粒ぶどうの直売にはタイミングが合わず伺えなかったのですが…いろいろお写真いただきました!
どどん!
まずは雄宝(ゆうほう・左)とクイーンセブン(右)です!
雄宝のデカさやばくないですか…1粒で子供の握りこぶしくらいありません?クイーンセブンもなんだか珍しい面白い形をしていて気になる〜!
あづましずく(左上)、マスカサーティーン(右上)、ブラックビート(左下)、シャインマスカット(右下)。
どれも大粒でプリップリのツヤッツヤ! 今年は雨が少なくて、黒ぶどうが例年より濃い味わいに仕上がっているとのこと。
美味しそうぅぅ。
直売所ではその時々の美味しい品種が並ぶそうなので、どれに出会えるかはわかりません。
また、ご家庭の事情で今年の直売オープンはもうなく、来年も開けられるかどうか未定…とのことですが、「将来的にはもっと直売所もオープンできるようにしていけたら」と仰っていたので、今後を楽しみにしていたいと思います♪
LINEで「優樹農園」と検索して登録★インスタもあり◎
3.河内ワイン買いに行こ!
ぶどうの産地である大阪には、実はワイナリーもあるんですよ!もちろん羽曳野にも数軒あり。その中の、河内ワインさんをご紹介します〜〜!
3-1.河内ワインの歴史
河内ワインさんは、なんと創業90年を迎える老舗のワイナリー!
そもそも日本のワイン造りはいつから始まったのかというと、これまた明治の初期。日本の近代化が急速に進む中で、政府主導のもと官営のワイン醸造が始まりました。大阪では大正時代、規格外のぶどうを活用するためにワイナリーが立ち上げられたのが始まりで、およそ100年の歴史があります。
つまり大阪ワインは、大阪のぶどう100%で大阪で造ったワインのこと◎
河内ワインさんの創業者である金銅徳一さんは、昭和9年の室戸台風直撃により食べることができなくなってしまったぶどうを見て、どうにかできないものかと思案し、農業振興策としてワイン造りを始められました。
金徳屋洋酒醸造元という名でブランデーやリキュールの製造も行う中、2代目が100%河内産ぶどうで造った「河内ワイン」の製造販売を開始。3代目の時に「株式会社河内ワイン」として社名を改め、現在は4代目が日々新しい企画や商品開発を手掛けていらっしゃいます。(※駒ヶ谷には“金銅さん”がいっぱいいます。ぶどうのレジェンドとこちらの社長は別の人です)
3-2.ぶどう畑とワイナリーを見学♪
今回、初めてワイナリーの取材へ訪れた姫松。というか、ワイナリー自体訪れたのが人生でも2度目くらい。日常的にワインを飲むわけでもない私にとって、“ワイン=フランス料理=高尚な飲み物”というイメージがありました。
緊張しながら河内ワインさんへ、いざ。なんだか、山梨の高原にでも来たのかしら…と錯覚する雰囲気。高尚な佇まいに感じます。
!!
ピシーッとスーツを着た人がいらっしゃるのかと身構えていたら、とても親しみやすい農家スタイルのおばちゃ…おねえさんがご対応くださいました!
こちらは河内ワインさんのソムリエ兼ワイナリーの案内人兼畑でぶどうを育てていらっしゃる北村さんこと、通称めぐさん。車を出してくださり、まず畑へ案内していただきました。
道路の色までぶどう色に染められている駒ヶ谷!(でも山梨に来たのかという錯覚はすぐに消える、なんとも素朴な田舎道…)
ワイナリーの建物までは全然山という感覚はなかったのに、車を1〜2分走らせただけであっという間にぶどう畑が広がり、西方を見れば市街地が見えるじゃありませんか。
下界より多分100メートルは高いからね!北摂から生駒、二上山があって南に葛城山…ずーっと山が連なってて、ここには奈良からの良い風が吹くから、ぶどうの栽培にうってつけなんですよ♪
世界遺産の古墳がある古市駅周辺は全くの平地なのに、ほんの少しで別世界。(めぐさん曰く、古市は下界(笑))
そして到着、こちらがめぐさんが手掛けるデラウェア畑!取材に伺った5月中ごろはまだ実っていませんが、ぶどうの花が咲いています。
これがぶどうの花なんですって!花と聞いてイメージする姿と違って、なんだかびっくり。花びらはなく、のちに実となる緑色のぷっくりとしためしべに、おしべがあるだけ。
めしべの先端にあるごく小さな水泡のようなところに、風が吹いておしべが触れることで受粉するとのこと。
こちら、手前がメルロー、奥がカベルネ・ソーヴィニヨンという品種のぶどう畑。なんだか見たことない、上向に伸びてる…!
ワイン用のぶどうは1つの枝につく実の数が少ないので上向で大丈夫なの。
メルローもほぼ満開です。
どっちがメルローでどっちがカベルネなのか素人目には全くわからないのですが、
左がカベルネ、右がメルローなのですが…近くで並べてみてもわかるようなわからないような(汗)
めぐさんはとてもぶどうについて詳しいのですが、ぶどう作りを始めたのはわりと最近とのこと。
農家さんはぶどうを作ってくれるからワインは造れるけど、ワイナリーに来るお客さんが減ったら、見学案内の私の仕事も減るわけ。
もうすっかり日常に戻ってしまって、あの大変だった日々の記憶も薄れつつありますが、飲食店や観光業の方々にとってはそれはそれは地獄のような時期がありましたね。
仕事がない、どうしよう、となった時、めぐさんは「時間があるんだし自分でぶどう作ってみよう!」と思い、社長に相談したそう。
めぐさんがせっせとぶどう作りに励んでいると、「デラウェアのオレンジワイン作りたいって人がおるから、ぶどうの作り方教えたってや」と社長さん。
ソムリエの資格とった時以来に猛勉強してデラウェアも頑張って育てたわ
そうこうしていると、外出自粛で家に引きこもっていたワイン仲間やワインの勉強をしている人たちがぶどう作りをお手伝いしてくれるように。
ご近所さんたちも、自分たちが手をかけたぶどうがワインになるのが嬉しいようで、今でもボランティアで手伝いに来てくれてはるんですよ
私が畑にお邪魔した際もおじいさんが1人、畑の様子を見ていらっしゃったのですが、その方もボランティアさんでした。
コロナ禍はマイナスの面しかなかったようでいて、河内ワインさん、北村さん、そして駒ヶ谷の人たちにとってはとても有意義な時間になっていたそうです!
河内ワインさん、めっちゃエエ会社や…!
さて、畑から戻ってきましてこちらは工場入口。中に入ると、ぶどうの良い香りが…!
そして中には大きな樽!でも、こちらは昔のもので今は使われておらず、
映える写真が撮れる仕様になっていました。(モデルがよろしくない)
こちらが現代の発酵タンク。
搾ったぶどうと酵母をタンクへ入れてアルコール発酵させます。
昔の木の樽と現代のタンクの違いは温度管理ができる点。これが味の違いを生み出す秘訣だそうですが…詳しくはぜひめぐさんに聞いてみてくださいね★
ところで、昔のこの大きな木の樽は、使用したら中に人が入って掃除していたそうなんです。
どうやって中に入るのかというと、
↑ここから入るんですって。え、穴ちっさ。
この穴を通れるかどうか、体験することができます…
めぐさんの有無を言わせぬ一言で、私も潜り抜けてみました……
奈良の大仏の穴さえ怖くて通ったことない、標準体型+αな姫松ですが、
なんとか…抜け出せました…
なんかもう、水揚げされたマグロのような無様な姿を、もれなく動画も撮影してくださいます(笑)
通れたけどそれじゃ不合格よ★
大きな古い樽の他にも、昔使われていた道具や機械が展示されていました。こちらは古い圧搾機。
お次はワインセラーへ。なんとも良い樽の香りが満ちています…!
ここの壁と工場の入り口の壁は、先ほどの古い大きな樽を解体した木材を使用しているんですって!河内ワインさんの歴史を感じられます。
河内ワインさんの商品も展示されています。河内ワインさんはラベルもおしゃれで素敵なんですよ♪商品の説明はまた後ほど!
ここには、地元の小学生たちが瓶詰めをしたワインが置かれています。
これも社長さんの計らいで、地元の子どもたちに「地元のことを知って楽しい思い出を作ってほしい」という思いから。子どもたちが20歳になる頃まで熟成させ、20歳のつどい(成人式)を迎える時に贈られるそうです。
3-3.ワイン館で試飲&お買い物♡
それでは、河内ワイン館へ戻ってお買い物♪
味がわからないと買えないわ…という人もご安心あれ。それぞれに詳しい商品説明もありますし、スタッフの方も親切に教えてくださいますし、何より試飲できるのです♡
こちらのカウンターでどうぞ♪一口だけじゃなくもっとがっつり味わいたい方にはグラスでの販売もあり◎
河内ワインさんには20種類以上のワインがありますが、メインともいえる「金徳葡萄酒」シリーズのラベルがなんともお洒落なので見てください!
「金徳葡萄酒」シリーズのラベルに共通して描かれているのは二上山。そしてその背景は日の出であったり、まだ太陽は出ていない夜明けだったり、真昼の太陽、夜の星空とお月さん…シックなデザインで並べて飾るとよりオシャレに見えます♪実はこのラベルにはいろんなエピソードも含まれていたりして…と、ここではヒミツヒミツ。
私もいくつか試飲させていただきました♡全種類試飲することもできますが、あまりアルコールに強くないのでデラウェアのワインを3種類。
まず定番の「デラウェア」(上の写真一番左)を飲んでびっくり。すっごくフルーティーでスッキリさっぱりした味で超飲みやすい!キンと冷やすと、夏の火照った体にするする〜と染み渡っていきます…!
普通ワインって14度くらいあるけど、日本ワインは10度前後♪
そして日本のワインの一番の特徴はなんといっても“日本食に合う”ということなんですって!
水炊きとか最高かもしれない。
鯛の昆布締めとかも合うと思う…さっぱり系の料理に合わせやすいんかな!
阿倍野にある「たこつぼ」さんっていう明石焼きとお好み焼きのお店には、河内ワインが各種あるわよ♪
続いてこちら、写真だとわかりづらいかもしれませんが白ワインよりほんのり色味が濃い、オレンジワイン「KIEI 駒ヶ谷デラウェア」。白ぶどうの果肉だけを使用してできる白ワインに対し、赤ワインのように白ぶどうを皮ごと使用してできるのがオレンジワイン。(ちなみにロゼワインは黒ぶどうの果肉だけを使用してできるワイン)
皮の成分が含まれるため渋みがあり、ワイン好きの方が好きそう〜。河内ワインさんでも人気の一つですって!
私はあっさり飲みやすい方が好きだから、白ワインの方が好みかなぁ
次に「スウィートデラウェア」という完熟デラウェアを使用したデザートワインもいただいたんですが、これがまーーーーーあ美味しい♡甘いの好きな女子受け間違いなし!飲み過ぎに注意しなきゃいけないくらいいくらでも飲めちゃいそうな美味しさです♡
同じデラウェアでも全然違う味に驚きました!
ぜひロゼや赤ワインも飲んでみたかったのですが、ワイン以外の気になるお酒がありまして。
河内ワインさんには、実は梅酒もあるんですよ!
梅酒は焼酎に限らず、度数の高いお酒に漬け込めばできるんですよね。河内ワインさんで梅を漬けるお酒は、ブランデー!そう、ブランデーはぶどうを発酵させたものを蒸留してできるので、ワイナリーでも造れるんですね!
そんな河内ワインさんの梅酒には、七福神が描かれた「福梅」シリーズがあります♪縁起のいい七福神それぞれの瓶があって、こちらのラベルも全部並べたいくらいめちゃくちゃ素敵なんですよ〜!
ブランデーベースの梅酒は飲んだことがなかったので、こちらも試飲してみました♡
まずオーソドックスな「エビス福梅」。梅の果実感がさわやかで、ストレートで飲んでも甘ったるすぎずに美味しい!
ってくるやん?せめてロックか、水割りじゃないときついんやけど、ブランデー仕込みだとこんなにまろやかになるのかと…!
こっくりした甘さで、ストレートでちびちび飲むのが美味しい♡
こちらは弁天さんが描かれたピンク色の可愛い梅酒「弁天福梅」。梅酒にぶどう果汁を加えたという、ワイナリーならではの梅酒!不思議とちょっと紹興酒っぽさを感じる独特なお味。だけどクセになる味わい…と私は感じましたが、「お酒が初めてな若い女の子にも人気ですよ♪」とのこと。ラベルも可愛いし、二十歳のお祝いに贈られることも多いのだとか!
こちらの「布袋福梅」は瓶の内側を見るとわかる通り、果肉入り!とろっとしていて、その濃厚さにやみつきになる味…!「ヨーグルトやバニラアイスにかけるのもおすすめ」とのこと!絶対美味しいやつ!週末のご褒美とかに最高なやつです!!!
それにしても、ワインも梅酒も驚くべきはそのお値段。
金徳葡萄酒は1800円〜、福梅は1400円〜!河内ワインさんで一番お高いワインといっても、1万円しないんですよ!!
安さの秘訣は大阪ワインならではの理由あり。
というのも、河内ワインさんだけでなく、大阪のワイナリーは都心からものすごく近いんですね。つまり、輸送費が他県のワイナリーより安いので、その分商品も安く提供できるんですって!
これだけ都心に近いワイナリーっていうのは大阪だけなんですよ♪
都心に近いワイナリーの良い点はもう一つあります。
それは、電車で気軽に行けること!だから試飲しても問題なし♪しかも河内ワインさんのように都心から電車で1時間足らずで、しかも駅から徒歩10分程度で行けちゃうワイナリーなら、ほろ酔いになっても安心です(笑)
河内ワインさんでは、ワイン館ではいつでも試飲できますが、もっとワイナリーのこと知りたい!という方には予約制で見学会も開催されています♪
ワインに合うお食事つきプランとかもあるよ!!
「商いは飽きさせたらアカン」という社長のモットーのもと、大阪らしくおもしろトーク満載でご案内しまーす♪
ワイナリーは大人のテーマパークよ♡
住所:羽曳野市駒ヶ谷1027
電話:072−956−0181
営業時間:平日10:00〜18:00 土・日9:00〜18:00
定休日:不定休(年末年始は休み)
アクセス:近鉄南大阪線「駒ヶ谷」駅より徒歩8分
4.まとめ
いかがだったでしょうか!ぶどう、食べたくなりましたか?(笑)
ぶどうに限ることではないですが、やはり採れたては最高です!天王寺からわずか30分で行けちゃう羽曳野駒ヶ谷のぶどう、ぜひ大阪の人も大阪以外の人も買いに行ってみてくださいー!
そして河内ワインさんもぜひ♪めぐさんのトークは駒ヶ谷イチ★他のスタッフさんも素敵な方々で、ワインに詳しくない人でも存分に楽しめますよー!