無印良品がデザイン!木の温もりを感じる【京阪枚方市駅】のリニューアルを徹底紹介
京阪電車の枚方市駅が2018年12月15日にリニューアルされました。今回のリニューアルの目玉は、無印良品が初めて駅の空間をデザインしたということでしょう。
今回のリニューアルは中央改札口が中心で、木目と白が基調になっていてとても暖かい感じがして、今までの駅というイメージとは違ったものになっています。
さらにお店もリニューアルされいて、改札内外のエリアを「ひらかた もより市」として様々な店舗が入っています。
店内で焼き上げるベーカリーや全国のスイーツが期間限定で販売されるお店、そして無印良品の食品も販売するマーケットなどができています。
また、中央改札の正面には無印良品の京阪ひらかた店があります。
枚方市駅は大阪と京都の中央付近にあり、特急を利用すれば京橋からだと約15分、京都からでも約30分とアクセスも便利な場所です。
京阪沿線以外の方にもわかりやすいようにアクセスの方法もご紹介していますから、前から気になっていたという方も是非参考になさってください。
目次
1.リニューアルしてどうなったの?
京都行(1,2番ホーム)ホームの階段を降りたところです。床がすべて木目になっています。天井は配管がむき出しの白になっています。
柱も木が張られて、温かい雰囲気になっています。
こちらは改札の外から見たところです。途中に遮るものがなく、とても広く感じます。このスペースは「広場」と呼ばれ、いろいろなイベントが行われる場所になります。
私が訪れた日は、枚方の地元のパン屋さんが出店していました。
リニューアルされて新しくできたのがベンチです。中央改札に向かって左右に配置されています。窓際にありますが、緑によって光線が遮られ落ち着いた感じになっています。
木製ですから、座ったときに温かみがあり、座り心地も良かったです。
ベンチの配置も少しずつずらしてあるので隣の人が気になりにくいです。
リニューアルは駅の空間だけでなく、新しいお店ができていました。
お店は改札の中と外に分かれています。まずは改札の中にあるお店からご紹介していきます。
2.改札内にはどんなお店があるの?
改札内には、
・マーケット(全国9店舗しかない無印の冷凍食品も)
・イートイン(テーマは「美味しい出汁(だし)」)
・スイーツ(期間限定で全国有名店が)
・コンビニ(さっと便利な売店風)
・自販機(珍しい無印商品専用)
があります。
2-1.マーケットってどんなところ?
こちらがマーケットの入り口になります。「ひらかた もより市」と書かれていますが、今回のリニューアルで駅ナカを「ひらかた もより市」と呼ぶようになりました。
営業時間は午前7時~午後11時です。
店内にはお肉やお野菜といった生鮮食品だけでなく有機野菜を使った食料品が並べられています。店内も駅のイメージと同じく、木をたくさん使った温かい雰囲気になっています。
こちらではお酒類も販売されていて、普段見かけないようなお酒やビールが販売されていました。
こんなかわいらしいお弁当も販売されています。
有機加工食品もたくさんあります。
有機認証を受けた食品が並んでいます。原材料に心配のある方にはうれしい品ぞろえでしょう。
国産の発芽玄米を使用し、小麦を使っていないパスタも販売されていました。
無印良品の冷凍食品もあります
関西ではなかなか目にすることができない無印良品の冷凍食品(全国でも9店舗しかないそうです)も販売されていました。お惣菜だけでなく、おにぎりやフレンチトーストなども販売されています。
売り切れになっている商品もたくさんあり、人気の高さが分かります。
私もギョーザを購入しました。冷凍食品にはレジでドライアイスを付けてくださいますので、短時間でしたら解凍してしまうという心配は少ないと思います。
こちらのギョーザにはタレは付いていませんので、私は酢醤油でいただきました。化学調味料、香料、合成着色料などが使われていませんが、とてもしっかりしたお味がついていましたから、何もつけずにそのままで食べてもおいしかったです。
2-2.店内にはイートインも
マーケットの中にはイートインが2カ所あります。1つはお店の奥にあります。こちらでは地元の食材を使ったり「出汁(だし)」をテーマにした食事ができます。
メニューは出汁をテーマにしているということでうどんがメインとなっていました。
こちらのイートインのデザインは少し変わっていて、天井から色々な食器がぶら下がっています。下から眺めるとどのような感じなのでしょうか。
もう1つのイートインは、お店に入ってすぐの所にあります。こちらのイートインでは、マーケットやあとでご紹介するベーカリーで購入したものを食べることができます。
こちらも木の温かみを感じるデザインになって、ゆっくりと食事ができそうです。このほかでは、レジ前で無印良品の不揃いバームなども販売されていました。
次はスイーツをご紹介します。
2-3.スイーツではどんなものを売っているの?
もより市のスイーツでは決まったお店ではなく、期間限定で全国の有名スイーツ店が出店します。
ほぼ1週間ごとに出店するお店が変わります。このチラシはお店の横に置かれていますから、手に取って見ることができます。
私が行ったときはおいしそうなタルトが販売されていました。
お店の名前も紹介されていますから、気に入ったらリピートもできますね。
営業時間は午前10時~午後9時(最終日は午後8時)です。
2-4.コンビニ
改札内のコンビニは売店風になっています。飲み物や新聞・雑誌、たばこなどをパッと買って電車に乗る。そのような利用の仕方が便利でしょう。
営業時間は午前6時30分~午後11時30分です。
2-5.無印良品の自動販売機もあります。
改札を入って、柱の陰にひっそりとあるのが無印良品の自動販売機です。無印の自動販売機「MUJI POCKET」は、日本国内では本社以外では初めて設置されたとのこと。
販売されているものは、無印良品のお店で販売されているものと同じですが、かなり珍しいものでしょう。珍しさに誘われて購入してみました。購入したのはチャイです。キャップを開くと、香辛料の香りがします。口に入れるとちょっと甘いなと感じるのですが、口の中に香辛料の香りが広がり、甘ったるさが口に残りません。
自動販売機の良さはサッと買えることです。朝の忙しい通勤時間帯にはとても便利ではないでしょうか。
続いて、改札の外にあるお店をご紹介します。
3.改札の外にはどんなお店があるの?
改札の外のお店は改札を出て左側に3つあります。
・コンビニ(しっかりした品揃え)
・ジュースバー(野菜と果物のフレッシュジュース)
・ベーカリー(店舗で練って焼きあげます)
・蜜家(みつや)珈琲店(喫煙できます)
この3つのお店は並んでいて左からコンビニ、続いてジュースバー、そしてベーカリーとなっています。
3-1.コンビニはどんなお店なの?
こちらは改札内のコンビニより商品がそろっているようです。
営業時間は午前6時30分~午後11時30分です。
3-2.ジュースバーってどんなお店?
フレッシュな旬の果実を使い、搾りたてのおいしさを味わえるというのがこのお店の特徴です。
メニューは「いちごミルク」や「小松菜とパイナップル」「12種類の野菜とフルーツ」など野菜と果物を使ったフレッシュジュースです。旬の野菜や季節限定メニューなどもあるそうです。
営業時間は午前7時30分~午後9時です。
3-3.ベーカリーはどんなお店なの?
こちらのお店では、生地の捏ね上げ(こねあげ)から焼き上げまですべての工程を店内で行っています。このようなお店をスクラッチベーカリーと呼ぶそうです。
このお店のパンは全品100円です(税抜き)
パンを焼くところは改札内で見ることができます。パンを焼くところはなかなか見る機会がないので、興味津々で見てしまいました。
おいしそうなパンがたくさん並んでいました。
食パンもあります。
今日はこれ以外にパンをもう1つと食パンを買いました。食べてみると、とても食べ応えがあり、1つでも満足感がありました。お味のほうも私の好みに合っていたので大満足です。
営業時間は午前7時30分~午後9時ですが、商品が無くなり次第閉店になります。
3-4.もより市から少し離れたところに喫茶店もあります
中央改札を出て左方向、ベーカリーやジュースバー、コンビニが並んでいる反対側、出口近くに喫茶店があります。
蜜家(みつや)珈琲店というお店ですが、こちらのお店には喫煙席があります。枚方市駅は全面禁煙で、中央改札の近くにある喫煙ルームでしかタバコを吸うことができません。タバコを吸われる方にはうれしいお店でしょう。
リニューアルで新しくできたお店をご紹介してきました。ところで、枚方市駅では駅のリニューアル前から中央改札前に無印良品ができています。
4.中央改札の前には無印良品
枚方市駅の中央改札を出ると正面に無印良品の京阪ひらかた店があります。
こちらの無印良品は、フルラインで商品を取りそろえているというだけでなく、京阪電車で実際に使われてきた部品がオブジェとして使われています。今回はそれらもご紹介します。
こちらが店内図です。
店内に入るとまずあるのがカフェコーナーです。木と白い天井が駅のデザインと調和しています。
店内の床は木目ではなくグレーっぽい落ち着いた色です。
京阪電車の部品を使ったオブジェで最初に目についたのがこの数字です。これは電車の車体に付けられていたものを利用しています。金属でできているのでしょうか、触ってみると固かったです。
次につり革です。
これはどこに使われていたのでしょうか? 種別には特急や準急などと書かれています。行先には枚方市、樟葉、淀屋橋といった駅名が書かれています。
このほかにも列車番号や時刻表の一部などが飾られていました。お買い物をするだけでなく、こういったものを探してみるのも面白そうです。
5.枚方市駅へのアクセス
京阪線以外からの枚方市駅へのアクセスは、大阪メトロを利用されている方でしたら、
・御堂筋線の淀屋橋駅で乗り換え
・堺筋線の北浜駅で乗り換え
・谷町線の天満橋駅で乗り換え
そこから特急を利用するのが便利でしょう。
JRをお使いの方でしたら、
・大阪駅で環状線に乗り換え、京橋駅で京阪に乗り換え
こちらも特急を利用するのが便利でしょう。
枚方市駅は、快速特急の洛楽のみ停車しませんから、快速特急だけにはご注意ください。
枚方市駅には淀屋橋駅からですと約20分、京橋駅からですと約15分で到着します。京都からお越しの時も祇園四条駅から約27分となっています。
京阪電車の停車駅についてはこちらをご覧ください。
京阪電車HP
こちらのページを下にスクロールしていくと「停車駅のご案内」があります。「拡大する」をクリックすると大きな画像で見ることができます。
※京阪特急についてはこちらもご覧ください。
【京阪特急】ってこんなに凄い!スピードは遅いけれども豪華さは大阪で一番!?8000系の魅力を徹底解説!
5-1.枚方市駅の時刻表
枚方市駅の時刻表は京阪電車のサイトで調べることができます。
京阪電車HP
右側に「ダイヤ・時刻表・運賃検索」がありますから、「駅時刻表」をクリックし、
・路線名:京阪本線
・駅名:枚方市駅
・方面:出町柳方面か淀屋橋・中之島方面
を選び、その下の日時を選ぶと時刻表が表示されます。
6.まとめ
京阪電車の枚方市駅のリニューアルの模様をお伝えしました。中央改札口付近は木目と白で統一され、とても温かみのある場所になっています。
さらに、通販以外ではなかなかお目にかかれない無印良品の冷凍食品も購入できたり、珍しい自動販売機も見たりすることができます。
枚方市駅は淀屋橋や京橋から特急ですと約15分~20分、京都の祇園四条からでも特急で約27分とアクセスのよい場所にあります。
中央改札の目の前にある無印良品のひらかた店はフルラインの品ぞろえだけでなく、京阪電車の部品を使ったオブジェなどもありますから、休日や京都観光の帰りにちょっと立ち寄ってみるのもいいのではないでしょうか。
この記事は2018年12月時点のものです。