【枚方宿くらわんか五六市】枚方公園駅から枚方市駅まで200件以上のお店が立ち並ぶ手作り市!
京阪電車の枚方市駅から枚方公園駅にかけて開催されている「枚方宿くらわんか五六市(ごろくいち)」をご紹介します。
この五六市は、江戸時代に江戸から大阪の京橋までをつないでいた東海道、その56番目の宿場町として栄えた枚方宿の街道沿いに手作りのお店が200件くらい並びます。そして、来場者も毎回8,000人くらい訪れます。
枚方市駅、枚方公園駅からも会場まで徒歩で約5分という近さです。
五六市って聞いたことがあるけれどもどんな様子なのか知りたい、行き方が分からず行くのをためらっていたという方も、ここで五六市を体験されてはいかがでしょうか。
目次
1.五六市ってどんなイベント?
五六市の会場の風景です。
五六市は1カ所にお店が集まっているのではなく、公園・お寺や医院の駐車場といった所から、普通のお宅の玄関先など13の会場に分かれてお店が出ています。
開催されている時間帯は自動車の交通規制もされていますから、地元の方以外の自動車が通ることはありません。
小さなお子さん連れでも安心して、ゆっくりとお店を見ながら枚方公園駅と枚方市駅の間を歩くことができます。
うたた寝をしている出店者の方。五六市全体がこのようなほんわかとした雰囲気に包まれています。
なぜ五六市(ごろくいち)っていうの?
五六市という名がついたのは、江戸時代、枚方は東海道の56番目の宿場町として栄えたという歴史があるからです。
東海道は江戸時代、徳川家康が江戸と京都を結ぶルートとして定めました。その後、2代将軍徳川秀忠が太閤さん(豊臣秀吉)の定めた京街道を加え、京都と大阪京橋の間に新たに4つの宿場町を置いたとされています。
東海道といえば東海道53次(つぎ)という言葉がありますが、これは江戸から京都までの宿場町の数です。東海道が京都から大阪京橋まで延長され、宿場町は57になり、枚方宿は56番目の宿場町になったといわれています。
この56から「ごろくいち」という名が生まれたようです。
2.京阪枚方公園駅から五六市を散策!
今回は、京阪枚方公園駅から五六市を見ていきました。
枚方公園駅の改札を出てすぐの広場にもお店が出ていました。どんなお店と出会えるのか、テンションが上がります。
ここからまずは鍵屋資料館を目指しました。鍵屋資料館は五六市の枚方公園側のスタート地点となっています。
駅前の広場を抜けて横断歩道を渡ります。
上:少しわかりにくいので横断歩道の所を大きく写してみました。一方通行の道を入っていきます。
下:このような案内もあります。
この道を道なりに進んでいきます。
左手に白い建物(枚方消防署伊加賀出張所)が見えたら、右に曲がります。手前に公衆トイレがあります。あと、「車両通行止め」の看板もあります。
右に曲がると、鍵屋資料館の案内板があります。
すぐに五六市ののぼりがありました。
そして見えてきたのが鍵屋資料館です。
2-1.鍵屋資料館に寄り道
今回鍵屋資料館をまず目指したのは、ここの大広間で「くらわんか鮨」と「ごんぼ汁」が食べられると聞いていたからです。
「ごんぼ汁」は江戸時代から続く枚方の郷土料理で、枚方市の学校給食のメニューにもなっています。
で、楽しみにしていた「ごんぼ汁」と「くらわんか鮨」ですが、お昼前でしたがすでに売り切れていました。
ただ、この大広間茶室は五六市の日に開催されるので、もう一度訪ねてみようと思っています。
せっかく来たのですから、鍵屋資料館を少し見学しました。
鍵屋とは江戸時代に京都の伏見と大坂を結ぶ船に乗降する人が利用した船宿です。
鍵屋資料館は入館料が必要ですが、通りに面している「主屋(おもや)」は無料で見学できます。
江戸時代の調度品や旅装束などを見ることができます。
2-2.小さなお店がたくさん、家の前にもお店が
五六市では、駐車場などにいろいろなお店が立ち並びます。
玄関先で販売されているお店もたくさんあります。焼き芋屋さんは、2月初めの寒い日だったので長い行列ができていました。食欲をそそる、いい匂いが漂っていました。
果物を販売しているところでは、無添加手作りのコンフィチュールも売られていました。
2-3.個性的なお店や名物品もたくさんあります
こちらのお店は、ドリップコーヒーのお店です。レトロな雰囲気がとてもいいですね。通りかかった方からも「あのかばん、素敵」「レトロぽっくっていいね」と声が上がっていました。
右上:このお店は、自動車がそのままお店になっています。小さなサボテンを売っていました。
右下:こちらはタワシのお店です。いろいろな種類のタワシを売っていました。
左:五六市限定のランチメニューです。こちらのランチはテラス席だと半額になるとのことです。このようなお得なランチを見つけるのも五六市の楽しみのひとつでしょう。
お店だけでなくこのような人たちもいました
何かイベントがあったのでしょうか。お店を見て回ることしか考えていなかったので、ちょっと驚きました。
枚方名物くらわんか餅!
こちらも枚方名物です。
1個80円とお値段も魅力的です。私の前の方は、10個まとめて購入されていました。
お餅の中にあんこが入っていて、表面を焼くことでパリッとした食感が楽しめます。中は軟らかめのお餅とあっさりした甘さのあんこ、とてもおいしかったです。
白は普通のお餅、緑はヨモギの入ったお餅です。紙に包んでくださいますので、その場で食べることもできます。
2-4.出店するお店のリストはあるの?
出店するお店のリストは、五六市の公式ホームページの「お店マップ」のページに記載されています。プリントアウトもできますので、前日に手に入れておくと便利ですよ。
また、五六市当日は運営事務局などでも手に入るそうですよ。
3.出店することもできるの?
五六市は楽しむだけでなく、どなたでも出店することができます。
・まず、五六市ホームページの「出店登録フォーム」で、登録をします。
・食品を販売される予定の方は「食品登録フォーム」での登録も必要になります。この際、許可書などの送付が必要になります。
・その後、「出店申込みフォーム」から申し込みをします。
詳しくは五六市の出店申込みのページをご覧ください。
五六市出店申込みのページはこちら。
主催:枚方宿くらわんか五六市実行委員会
開催日:毎月第2日曜 雨天決行(荒天中止)
開催場所:
京阪本線「枚方市」駅から「枚方公園」駅の間
専用駐車場:なし
公共交通機関を推奨。コインパーキング近隣にあり
開催時間:10:00~16:00
TEL:080-1440-5611
出店数:約200店舗
来場者数:約8,000人
入場料: 無料
出店料:4,000円/1ブース
*出店の申込は開催月の前月1日~10日にHPおよび郵送にて
4.まとめ
五六市の雰囲気が少しでも伝わりましたでしょうか。
五六市は手作りのお店がたくさん出店するだけでなく、のんびりとした雰囲気も魅力のひとつです。
毎月第2日曜日に開催されていますから、一度訪れてみてはいかがでしょうか。あなたの休日が素敵な日になりますように。
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