大阪ミナミにあるパワースポット難波八阪神社を徹底紹介!
大阪ミナミといえばグルメみたいなイメージがある方も多いと思いますが、ご利益のあるパワースポットも出世地蔵尊や水掛不動尊、水かけ不動、法善寺。さらにミナミというエリアからは少し外れていますが今宮戎神社などいくつかあります。
そんな中でも今回は大きな獅子頭で有名な難波八阪神社をご紹介します。
目次
1.どんな神社なの?
まず、創建など詳しい資料は残っていないそうですが、仁徳天皇の時代、この付近一帯に疫病がはやりだしたところ、牛頭天王が現れたのでこれを祀ったのが神社のはじまりとされています。またそれ以来「難波下の宮」と称し、難波一帯の産土神(うぶすながみ)でした。
※ 産土神とは日本の神の区分のひとつです。詳しい説明は割愛しますが、生まれた土地の守護神というイメージですね。なので、難波エリアで生まれた方の守護神的な神社ということです。
また、後三条天皇の延久(1069年~1073年)の頃から祇園牛頭天王をお祭りする古社としても有名だったそうです。この祇園牛頭天王は京都八坂神社の祭神です。
そんなわけで難波八阪神社なのでしょう。しかし、ここでひとつ注意があります。京都の八坂神社と難波の八阪神社ではさかという文字が「坂」と「阪」で違います。詳しい理由はわかりませんがこんなことをしっかりと理解しているとご利益があるかもしれませんよ。
そして、そもそもは神仏混淆でしたが分離され現在では寺はありません。
明治5年西暦1972年に郷社となり、昭和49年西暦1974年に現在の本殿が完成しています。
それと同時に完成し、現在では国内外観光客に人気になっているのが大きな獅子殿です。大きさは高さ12m奥行き10m幅11mあります。
目がライトで鼻がスピーカーになっています。
実際に夜、見に行ったのですが遅くて閉門されていて見るどころか中に入ることもできませんでした。またの機会に写真は撮ってきます。
近年は、大きな口で勝利を呼び、邪気を飲み勝運(商運)を招くと、学業向上、就職、入試あるいは、会社発展を祈願するために、全国各地からのご参拝がたえないようです。
私もしっかりと祈願させていただきました。
そして、獅子頭は舞台となっていて、お正月や祭り、神事の際には、獅子舞や舞踊などが奉納されます。
そして、産土神さまというだけあり、こちらの獅子頭は「豚まん」で有名な551蓬莱さんの寄付で建設されているそうです。また、それ以外にも近くにある難波戎橋筋商店街にある大寅さんや高島屋さんなども名前がありました。
また、この神社は入口が3方向にあるのも特徴のひとつです。
東側の入り口から入ると正面に獅子頭が見えます。実際に本堂を正面から入るのであれば南側の入口から入ることになります。
東側入口
南側入口
西側入口
どこから入っても入口には鳥居があるので礼をして入り礼をして出ていけるのもちょっと感動しました。通常は横の入口には鳥居がないと思うのですが、、、私の思い込みでしょうか?
2.どんなご利益があるの?
2-1.ご祭神
・素戔嗚尊(スサノオノミコト)
巨大な怪物ヤマタノオロチ(あらゆる災厄)を退治した物語が有名ですね。
ご利益は、厄除け・疫病退散・商売繁盛・農耕殖産
・奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)
素戔嗚尊(スサノオノミコト)の御妃でヤマタノオロチに生贄にされそうだったところを素戔嗚尊に助けられたことで結婚しています。
ご利益は、縁結び・夫婦円満・安産です。
2-2.綱引神事
起源はハッキリしていないようですが、江戸時代より伝統があり、2001年に大阪市指定無形民族文化財に指定されています。八頭八尾のオロチに見立てた大綱を作りそれを引き合って、さらにその大綱を担いで街を巡行する綱引神事。
現在、私は大阪から沖縄に移住しているのですが、沖縄ではよく見かける大綱引きの祭りが大阪にあることに少し驚きました。
毎年1月の第3日曜日だそうですので、機会があれば是非足を運んでみてください。
それ以外にも大祭日、中小祭があります。詳しくはこちらをご覧ください。
→ 難波八阪神社HP 祭
2-3.御朱印
特に私は御朱印を集めているというわけでもないのですが、なんか変わった感じだったので思わず買ってしまいました。
獅子頭の印があるのが特徴的ではないでしょうか?
2-4.篠山神社
江戸時代に、難波の発展に尽力した大阪のお代官さま、篠山十兵衛景義の遺徳を顕彰するために建てられた神社です。
当時のお代官さま篠山十兵衛景義は住民が道端で野菜を売っていた場所を公設市場にするように働きかけ、これが「大阪木津卸売市場(木津市場)として発展。そして、「食い倒れのまち」大阪の台所として、大阪市民の生活を支えるようになったといわれています。その後佐渡金山奉行になられているそうです。
2-5.戦艦陸奥(せんかんむつ)の慰霊碑
「陸奥」は旧日本海軍の戦艦で、陸奥は世界で2番目に大きな主砲、口径41センチを装備していました。その戦艦陸奥の主砲蓋が、「難波八阪神社」に戦艦陸奥と運命を共にした艦長三好輝久大佐以下1021名の魂を慰霊し、平和を祈願するために祀られています。ちなみに、世界最大の主砲は戦艦大和で口径46センチの主砲を備えていました。
戦争のことは忘れがちですが、慰霊碑に手を合わせ、もうあんな過ちは繰り返してはならないと心から思いました。
2-6.お守り・おみくじ
獅子頭にちなんだキーホルダーやランドセルのキーホルダーなどユニークなものがあります。
また、「恋みくじ」も魚の形をしていますが、鯉と恋をかけている「恋鯉守り」というものだそうです。良縁、縁結び、恋愛パワーアップにおすすめです。
また、鯛の形をしているお守りもあります。これは一年安泰の泰と鯛をかけていて一年安鯛ということのようです。
是非、来た際には本殿西側の社務所や本殿向かって左側を見てください。
3.詳細情報
住所:大阪市浪速区元町2-9-19
TEL:06-6641-1149
FAX:06-6641-1182
定休日:年中無休
拝観料:参拝無料
駐車場:なし
開門時間:6:00~17:00
公式サイト:難波八阪神社HP
4.アクセス
大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線・千日前線 なんば駅より徒歩約6分
近鉄・阪神 大阪難波駅より徒歩約6分
大阪メトロ御堂筋線・四つ橋線 大国町駅より徒歩約7分
南海なんば駅より徒歩約6分
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
御朱印を集めるのが趣味なんて方は難波の各駅からそう遠くないのでオススメだと思います。ユニークな獅子頭もですが、お守りやキーホルダーもなかなかユニークでお土産にも良いかもしれません。
また、お参りに行った帰りにミナミ周辺のグルメもおすすめだと思います。
私はこのまま南海難波まで歩きそこからラピートに乗って関空まで行き飛行機で沖縄へ帰ります。
また、大阪に来てパワースポットなど回ったら記事にしたいと思います。最後までありがとうございました。