【2018お花見スポット】桜VIEWスポット造幣局「桜の通り抜け」篇
2018.03.16
コテコテな大阪の街にも爽やかな春を感じる桜VIEWスポットがあります。なにわの桜を満喫してほしい!今年の大阪造幣局での「桜の通り抜け」の日程が決まりました。
造幣局の桜は種類が多くて色々な形や色の桜があって、とっても綺麗なんですよ。
是非、自分の好きな桜を見つけてくださいね。
目次
大阪造幣局の桜 通称:桜の通り抜け (大阪市北区)
大阪では恒例となっているお花見イベントで、桜の開花に合わせて1週間だけ大阪造幣局が施設を無料開放しています。
まずはチェック漏れしないよう開催日時を明記しておきます!
◆開催日:2018年4月11日(水)~17日(火)
◆時 間:平日 10:00~21:00 土・日 9:00~21:00
※日没後にぼんぼりなどでライトアップします。
今年の桜は134種349本です。
今年の花は「大提灯(おおぢょうちん)」です。
新しく「長州緋桜(ちょうしゅうひざくら)」が登場します。
大阪の地で硬貨製造を始めたのは、明治3年(1871年)なんです!そう歴史があるんです。そして造幣局内に咲く桜を見られるようになったのも明治16年(1883年)から。これもまた歴史があるんです!
当時の局長が「局員だけの花見ではもったいない。市民とともに楽しもうではないか」と提案され、一般開放が始まったようです。
今年の開催で、なんと! 135回目!! ヒェ~~~!それだけ続くって、桜がキレイだから来年も見たい!という人が後絶たないんでしょうね。
では、昨年度の「桜の通り抜け」の様子をご紹介いたします。
2017年度桜の通り抜けの様子
桜の通り抜けは、造幣局の表門(現在は南門)から、構内を通って裏門(現在は北門)へ抜ける、文字どおり構内を通り抜ける事と、あともどりできない通り抜ける事などから、いつしか“通り抜け”と呼ばれるようになりました。その通り抜ける通路は、全長560mあります。
距離 短かっ!と思われるかもしれませんが、桜の種類の多さと植樹された密集度が高く、どこを見ても桜ばかりという感じなんです!
構内一方通行ですので、気を付けてください。無料ですので、何回も入口に戻って見る事もできますね。
桜の種類は、関山(かんざん)、普賢象(ふげんぞう)、松月(しょうげつ)、紅手毬(べにてまり)、芝山(しばやま)、楊貴妃(ようきひ)などをはじめ、134種類・350本あります。桜って、そんなに種類あるの?と驚いてしまいます。
大半の桜は、遅咲きの八重桜で、満開時は本当に美しいんです!
桜の木々には、その品種名が書かれている看板が設置され、品種ごとに違う花びらの枚数や付き方を見ながら歩くのがお勧めです。
造幣局では、桜に親しみを持っていただくために、数多くの品種から一種を“今年の花”として選び、毎年紹介しています。では、造幣局が選んだ今年の桜や新登場の桜、珍種と言われる桜を紹介しましょう!
★今年の桜 鬱金(うこん)
鬱金(うこん)は、古くから知られた桜で江戸時代に京都の知恩院に植えられていたと言われています。
樹木の姿は、直立(ちょくりつ)、丈の高い高木(こうぼく)です。
花は、淡黄緑色のショウガ科のうこんの根の色に似ていることから、この名が付けられました。
花弁数は、10~15枚あります。
樹木本数:7本
★新登場の桜 玖島桜(くしまざくら)
玖島桜(くしまざくら)は、長崎県大村公園発祥の桜で、1本の木に咲く花の約半数が二段咲きです。
二段咲きとならない花は普賢象(ふげんぞう)に似ますが、花弁数は約40~50枚あります。
樹木本数:1本
(私は、この玖島桜が見つけられませんでした・・・ですので写真はありません。見つれられた方はラッキーです。)
★珍種の桜 大手毬(おおてまり)
134種類の桜の中でも大手毬(おおてまり)、小手毬(こてまり)、紅手毬(べにてまり)、養老桜(ようろうざくら)などは、他では見られない珍種と言われています。
手毬(てまり)は、古くからの桜で、江戸期の園芸書「花壇網目」に記述があったと言われ、花がまとまって付き、てまりの様になる淡紅色の八重咲です。
その手毬の花が多数、枝の先に密生して咲き、大きい手毬の状態となるところから、この名が付けられたのがこの大手毬です。
花は、中輪の淡紅色で花弁数は20枚程。 植樹本数:4本
★珍種の桜 小手毬(こてまり)
大手毬と同様ですが、花は小さな手毬状態となるところから、この名が付けられています。
植樹本数:2本
★珍種の桜 紅手毬(べにてまり)
小手毬と同様ですが、花が赤い手毬状態となるところから、この名が付けられています。
植樹本数:7本
★珍種の桜 養老桜(ようろうざくら)
直径3cmの白色の花で、花弁数は5~8枚の一重八重桜。
植樹本数:2本
通り抜け映像
2017年の桜の通り抜けの様子です。たくさんの人が見に来ています。入口付近は混雑していますが、中へ入るごとにちょっとずつ空いてきます。
めがね橋
そして桜の通り抜けでは、明治期からある造幣局内の施設にも目を止めてください!入り口の南門から歩くと中門があり、それを過ぎると“めがね橋”があります。この橋は、明治4年(1871年)に完成し、造幣局の横を流れる大川と構内の入り堀の間に架けられた石造りの橋です。
中央部分に膨らみがあることから、この名がつけられたといわれています。昭和32年(1957年)に現在の赤い橋に改装されました。
造幣博物館
めがね橋を過ぎると進行方向左手にレンガ造りの建物が見えてきます。現在は造幣博物館として利用されている建物です。明治44年(1911年)に建てられた火力発電所です。外壁の赤いレンガ壁は、昔の面影を後世に伝えるために改装されたものです。
国内外の貨幣をはじめ、大判・小判や勲章・オリンピック入賞メダルなどの金属工芸品等、約4000点が展示されています。
残念ながら桜の通り抜け期間中は、造幣局の見学はできないため、閉館しています。
創業当時のガス燈
北門(旧正門)近くにある左右一対のガス燈が展示設置されています。これは創業当時の建物「金・銀貨幣工場」前に設置されていたもので、明治4年9月に点燈されました。貴重な遺物として、平成27年(2015年)に国の史跡に指定されました。そして、通り抜け期間中、日没後に点燈するんです!
見るなら、夜に来場ください!
創業当時の正門(旧正門)
通り抜けの桜を名残惜しむように出ていく北門は、明治4年(1871年)に建てられたものです。東京銀座の煉瓦街などの建設で知られるウォートルス氏が、設計・監督しました。「菊花」と「大」の字を交互に配置した門柱で、正門横にある八角形の建物は、衛兵(当時の守衛)の詰所として使用されていました。昭和42年(1967年)に大阪市顕彰史跡、平成27年(2015年)に国の史跡に指定されました。
大川と屋台
出口の北門から大川の方へ天満橋に戻るかたちで大川沿いを歩いてみてください。大川を挟んでとても綺麗な桜を見る事ができます。たくさんの屋台も出ていますよ。
アクセス 行き方
1週間と限定された期間の開催のため、毎年多くの人が訪れます。近くには駐車場は完備されていないため、電車での来場をお勧めします。
大阪造幣局の南門までは、
・地下鉄谷町線・京阪本線「天満橋」駅(京阪東口・2号出口)下車徒歩約15分
・JR東西線「大阪天満宮」駅(JR2号出口)下車徒歩約15分
・JR東西線「大阪城北詰」駅(3号出口)下車徒歩約15分
お問い合わせ
ハローダイヤル:050-5548-8686(午前8時~午後9時)
案内期間:平成30年3月12日(月曜日)から4月17日(火曜日)まで
周辺おすすめ施設
大阪アメニティパーク(OAP)
大阪造幣局 桜の通り抜けと併せてお勧めするのが、大阪アメニティパーク 通称OAPです。桜の通り抜けの出口になる北門から見える2棟の高層タワービルが、OAPなんです。約5haという広大な敷地を持ち、オフィス、ホテル、ショッピング、住宅からなる大型複合施設です。目の前には、ゆったりと流れる大川、桜並木の美しい毛馬桜ノ宮公園が広がり、春をはじめ都会にいながら四季感じられるスポットです。
写真は2017年のものです。
そのOAPでは、恒例のOAPプラザ さくらまつりが開催されています。
開催期間:3月23日(金)~4月14日(日)
写真は2017年のものです。
この時期だけの各店限定メニューや物産展、コンサートなど楽しいイベントが盛りだくさん!
下記のアドレスにアクセスして、各イベント内容と開催日時をご確認ください!
http://www.oap.jp/info/sakura.pdf
上島珈琲店 OAPタワー店
歩いた後はゆっくり休みたいですよね。OAP2階にある上島珈琲店は大川を眺めながらゆっくりと珈琲が飲めます。
〒530-6002 大阪府大阪市北区天満橋1-8-30OAPタワー2F
TEL:06-6136-1480
営業:平日 8:00~20:00 / 土日祝 10:00~18:00
定休日:施設休館日に準ずる
まとめ
大阪造幣局の桜は、群を抜く種類の多さと美しさです。日本の花と言える桜を見せてもらった!という印象を感じて頂けると思います。
コテコテな大阪の街ですが、春の爽やかな風を感じて新年度のスタート切るものいいですよ。
是非!この記事を参考にして訪れてください!
大阪市内篇はこちら
【2017お花見スポット】なにわの街にも春がやって来る!桜VIEWスポット 大阪市篇
大阪府内篇はこちら
【2017お花見スポット】なにわの街にも春がやって来る!桜VIEWスポット 大阪府内篇