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ペットの健康祈願も!日本医薬総鎮守、大阪道修町の少彦名神社(神農さん)を徹底紹介

大阪観光

金運を高めたい、恋愛を成就させたい、目標を実現させたい、いろいろな願いごとがありますが、一番大切なのはやっぱり健康ではないでしょうか。

いくらお金があっても、彼氏や彼女がいても健康でなければお金も思うように使えませんし、デートだってできませんから幸せ半分ということになります。

ここ少彦名(すくなひこな)神社は日本医薬の総鎮守(そうちんじゅ)とされ、健康を願う方が多く訪れています。また、医療関係者や製薬会社の方々がお参りする神社としても知られています。

最近では「関ジャニ∞のジャニ勉」で渋谷すばるさんと大倉忠義さんが参拝されたということで、ジャニーズファンの方々にも人気のスポットにもなっているようです。

少彦名神社の特徴としてもう一つ上げられるのが、人だけでなく、大切なペットの健康も祈願することができるということでしょう。ペットも大切な家族の一員です。同じようにいつまでも健康であってほしいと願うことは当たり前のことですよね。

そして、最近人気が高まってきている御朱印も通常の御朱印だけでなく、1月限定、雨の日限定といったいくつもの御朱印を拝受できる神社でもあります。

ここでは、少彦名神社のご紹介だけでなく、最寄り駅の京阪電車北浜駅からのアクセス方法、そして授与される御朱印もご紹介します。

1.健康の神様「少彦名命」を祀る少彦名神社

少彦名神社少彦名神社にお祀りされている少彦名命(すくなひこなのみこと)は、日本医薬の祖神といわれ、それだけではなく、お酒や温泉の神様としても知られています。

少彦名神社にはもう一人の神様が祀られていて、その方は神農炎帝(しんのうえんてい)といい、中国医薬の祖神とされています。この方は薬草の効能を自分で確かめ、医薬や農耕の知識を人々に伝えたともされています。

つまり、日本と中国の薬の神様が祀られているということで、健康の神様として信仰を集めています。

1-1.道修町(どしょうまち)はくすりの町

少彦名神社少彦名神社がある道修町はくすりの町としても有名です。神社の両隣は製薬会社さんです。

ここで道修町の歴史について少しご紹介しておきましょう。

道修町は太閤さん(豊臣秀吉)が大坂城の三の丸を築城するとき、そこに住んでいた人々をこの地に移住させたことから始まったとされています。

道修町が現在のようにくすりの町といわれるようになったのは、江戸時代の寛永年間に堺の商人小西吉左衛門がこの地に薬種屋(やくしゅや・薬を調合したり販売したりするお店)を開いたことがきっかけとされています。

その後、徳川幕府から中国から輸入された薬や日本で作られた薬を、検査したり、値段を付けたりして全国に売る特権が与えられました。
このようにして道修町はくすりの町として有名になっていきました。

明治になると、品質検査を行う「大阪薬品試験会社」や薬の知識を学ぶための「薬舗夜学校」を設立し、のちの大阪大学薬学部や大阪薬科大学に発展していきました。

1-2.ペットの健康祈願・ご祈祷もしてもらえる!

少彦名神社少彦名神社ではペットの病気平穏・健康祈願や安産祈願などのご祈祷もしていただけます。また、毎年1月の中旬頃(2019年は1月12日・13日・14日でした)にはペットと一緒に初詣ができる日もあります。

少彦名神社さらに、ペット専用の絵馬やお守りといったものも用意されています。
少彦名神社がある大阪の道修町には、人用の製薬会社だけでなくペット用の医薬品会社もあります。さらに神社のお使いが虎ということもあり、ペットのご祈祷もされるようになったようです。

1-3.神様のお使いは虎!

少彦名神社石清水八幡宮であれば鳩、伏見稲荷大社であれば狐と、神社には神様のお使い(眷属・けんぞくといいます)がいます。神様のお使いは、神様と現世に住む私たちをつなぐとされているもので、少彦名神社にも神様のお使いがいて、それは虎とされています。

江戸時代に大阪でコレラが流行したときに、「虎頭殺鬼雄黄圓」(ことうさっきうおうえん)という丸薬を、張子の虎とともに参拝された方に配ったことが由来となっているそうです。

1-4.期間限定や雨の日限定など色々ある御朱印

少彦名神社こちらが通常のご朱印です。

少彦名神社これは1月限定のご朱印です。2019年の干支はイノシシですから、亥(い)という文字が入った御朱印となっています。

少彦名神社ではこれら以外にもいくつもの御朱印があります。珍しい御朱印では、雨の日だけに拝受できる御朱印とか、境内を掃除した方だけが拝受できる御朱印、神農祭の限定御朱印というのもあります。詳しくは神社のホームページでご確認ください。

※少彦名神社の御朱印
※神農祭限定の御朱印

はこちらをご覧ください。

1-5.とめの祭り「神農祭(しんのうさい)」

少彦名神社のお祭りは「神農祭」と呼ばれ、毎年11月22日と23日に行われます(日にちが変わることはありません)。「大阪の祭りはえべっさんに始まり神農さんで終わる」といわれるており「とめの祭り」とも呼ばれています。
家内安全無病息災の御守として、五葉笹に張り子の虎と少彦名神社の御札をつけて授与しています。

1-6.金のえびす像御開帳!

少彦名神社1月の9日~12日まで金色のえびす像が特別に公開されます。

これはえびす祭りの期間中だけで、普段は拝見することができません。1月に参拝される方は、えびす祭りの期間中にスケジュールを合わせられるといいのではないでしょうか。

1-7.関ジャニ∞の絵馬もあります!

少彦名神社関ジャニ∞の渋谷すばるさんと大倉忠義さんが奉納された自筆の絵馬が、本殿の左側に置かれています(2019年1月時点)。

1-8.可愛らしいお守りや開運グッズもたくさん

少彦名神社本殿左横の授与所にはたくさんのお守りや開運グッズが置かれています。御朱印もこちらで授与されます。

少彦名神社

少彦名神社

少彦名神社オリジナルの御朱印帳もあります。

2.少彦名神社へのアクセス

少彦名神社への最寄り駅は京阪電車北浜駅、大阪メトロ堺筋線北浜駅です。ここでは京阪電車北浜駅からのアクセスをご紹介します。

最寄りの出口は6番出口になります。京阪電車の北浜駅からですと、大阪メトロ北浜駅方面に向かって進みます。

少彦名神社改札を出ると、右へ進みます(堺筋線方面)。

少彦名神社←地下鉄堺筋線 ←出口1~6 という表示が見えたら左に曲がります。

少彦名神社下りのスロープがありますからスロープを下っていきます。そのまま直進します。

少彦名神社突き当りの手前を右手に6番出口がありますから、右へ進みます。

少彦名神社階段とエレベーターがありますが、今回は階段でアクセスをご紹介します。

少彦名神社6番出口を右に曲がります。この道は堺筋です。堺筋は北方向に一方通行ですので車の進む方向と逆の方向(南)へ進みます。

少彦名神社そのまま進むと1つめの信号のある交差点が「道修町1」の交差点です。そこを右へ。交差点の右側にある建物は小野薬品工業の大阪支店です。すでにくすりの町という感じです。

少彦名神社交差点を曲がるとすぐに「神農さん」と張子の虎の看板が見えてきます。

少彦名神社ここが入り口になります。私が訪れた日は「奉祝 神農像還御」という横断幕がありましたが、通常はありませんからご注意ください。

社名:少彦名神社(神農さん)
住所:大阪市中央区道修町2丁目1番8号
TEL:06-6231-6958
受付時間:10:00~16:00
アクセス:京阪電車北浜駅より徒歩8分
大阪メトロ堺筋線北浜駅より徒歩5分

 

 

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。

少彦名神社(神農さん)は、駅からのアクセスも良く、京阪電車、大阪メトロ堺筋線の北浜駅からですと徒歩5分という便利さです。

最近、自分の健康に関心が高まってきているという方、ペットの健康が心配という方は参拝されてみてはいかがでしょうか。

また、JR大阪駅からですと、JR環状線に乗り京橋駅で京阪電車に乗り換え、淀屋橋行きに乗れば2駅目が北浜です。大阪観光に来られた方にも立ち寄りやすい場所にあります。

少彦名神社に参拝して、健康を祈願されてはいかがでしょうか。

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ライター紹介

おずみぃ
おずみぃ
大阪生まれの大阪育ち。 というより、枚方生まれの寝屋川育ち。今はまた枚方に舞い戻っています。 生まれてずっと京阪沿線。
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