戎橋筋商店街体験博「自分で包んだ551蓬莱が「あるとき!」」に潜入してきました。
大阪難波(なんば)に「戎橋筋商店街(えびすばしすじしょうてんがい)」という商店街があります。大阪の「ミナミ」という地域です。最近では外国からの観光客で連日賑わっています。
「髙島屋大阪店」の前から「戎橋」までの間の南北にかかる約370mあるアーケードの商店街です。
歴史は古く江戸時代に形成され、大正2年(1913年)に近代的な商店街組織が結成されました。100年以上の歴史がある商店街です。大阪梅田周辺の「キタ」地域とは対照的で古くからのお店が今でもたくさんあります。
そんな戎橋筋商店街が開催する「体験博」。2010年から毎年春と秋に開催され普段では出来ない有名な老舗店のスタッフが手ほどきしてくれるお店の技体験や、ミナミの商人と街歩き、エステやコスメなどのお店の美容プログラムなど、20プログラム以上のさまざまな体験が出来ます。
今回は「自分で包んだ551蓬莱が「あるとき!」」という体験プログラムに同行してきました。
551蓬莱
昭和20年創業の「551蓬莱」は、この戎橋筋商店街の中に本店を構える「豚まん」が有名なお店です。
そして、この「551」の意味はみなさんご存じでしょうか?
ある日創設者の羅邦強が「もっとお客様に親しみやすく覚えてもらえるにはどうしたら良いのだろう」と考えていたそうです。そして一息入れようとタバコを見てひらめいたそうです。「これだ!」そのタバコは外国産の「555(スリーファイブ)」。
漢字やカナ文字は中国や日本でしか通用しません。数字なら万国共通です。
当時の本店の電話番号が64-551番だったことと、そして「味もサービスもここがいちばんを目指そう!」という意味も込められて「551蓬莱」の名前が生まれたそうです。
体験内容は?
今回この体験に132名の応募があり、その中から抽選で10名の方が参加されました。
551蓬莱でも特に人気な「豚まん」。この豚まん包みの体験です。豚まん包み名人が直接伝授してくれます。ひとつひとつ手作りの551蓬莱流の包み方を楽しく体験できるプログラムです。
豚まん2つを自分で包んで、一つは食べて、一つはお持ち帰りです。
しかも、営業中の本店の厨房内での体験です。普段では入ることの出来ないエリアです。ワクワクしちゃいますね。
厨房に入る準備
厨房に入る前にマスクと帽子とエプロンをつけます。ネットをつけて髪の毛も落ちないように。551の帽子をかぶると皆さんスタッフさんみたいですね。
意外と難しい!
「13回ひだを作ります。1・2・3、ここをこうやって~」とベテランスタッフの技を教えてもらいます。
次は、みなさんで包み方の練習をします。皮とかやくはちゃんと決まったグラムがあります。かやくに見立てた生地で何回か練習します。
「赤ちゃんの肌みたいにやわらかくて気持ちいい~」と初めて生地を持っての感想が聞こえます。
手取り足取りベテランスタッフさんが包み方を教えてくれています。
みなさん上手く包めましたか?難しい~って声もある中、「みなさん上手いですね~」とスタッフさんの声も。
では本番です
かやくの登場です。練習した成果をだしてきれいに包みましょう。
すぐ後ろでは551のスタッフさんが売り物の豚まんを包んでいます。間近で見る事が出来ました。
参加者のみなさんが愛情を込めて作った「豚まん」。今から蒸していきます。
本店のレストランへ
みなさんが包んだ「豚まん」が蒸しあがるまで、3階のレストランで「551蓬莱クイズ」にチャレンジです。色々な551蓬莱を知ることが出来ました。
「豚まん」が蒸しあがりました!出来立てのほやほやです。
自分で包んだ蒸したてホカホカの豚まんです。とっても美味しそうですね!
まとめ
自分で包む「豚まん」。ベテランスタッフに直接手ほどきしてもらえる体験は普段では出来ない貴重な体験です。この戎橋筋商店街の体験博ならではです。この体験博、毎年春と秋に開催されています。たくさんの応募の中から抽選になります、是非応募してみてはいかがでしょうか?
そして、参加者のみなさんが美味しそうに「豚まん」を食べてられたので、私も思わず色々買って帰りました。甘酢団子も甘酢たっぷりで美味しい!おすすめです。
もう一つの体験博潜入レポ
戎橋筋商店街体験博「ミナミ通が教える名店めぐり&ランチ」に潜入してきました。