【隕石落下のパワースポット】星田妙見宮で、あなたの守護星を見つけませんか
七夕伝説の地、交野市にある星田妙見宮(ほしだみょうけんぐう)。名前は知っているけれど「行きかたが難しそう」そう思っていた方も多いはず。じつは、私も同じことを思っていました。
ところが、実際に行ってみると、道順はとても分かりやすく道に迷うということもなく、たどり着けてしまいました。
星田妙見宮では、ほかの寺社では知ることができない、あなたの守護星を知ることができます。そして、守護星のお参りも。さらに。人気が高まってきているご朱印もたくさんの種類があります。
いままで行ってみたいけれども、道が分かりにくそうで諦めていた、という方のために、分かりやすいルートもご紹介しています。
一度は訪れてみたいけど。そんなあなたも、まずは、ここで、星田妙見宮を体験されてみてはいかがでしょうか。
それでは、星田妙見宮をご紹介していきます。
目次
1.星田妙見宮ってどんな神社なの
平安時代、弘法大師が交野の地を訪れられた時のこと。弘法大師が秘法を唱えると、七曜の星(北斗七星)が3カ所に分かれて地上に落ちたところから始まります。
そのうちの1つが、この星田妙見宮のご神体とされ、淳和天皇、白河天皇、後醍醐天皇といった皇族を始め、楠木正成、加藤清正などの武将からも信仰されました。
起源はいつごろなのか、はっきりしないようですが、江戸時代にはすでに七夕の祭祀が行われていました。
星田妙見宮は、弘法大師が創建し、多くの皇族や武将に信仰された、長い歴史を持つ七夕に深い縁のある神社なのです。
2.ご祭神は?
天之御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)
高皇産霊大神(タカミスビノオオカミ)
神皇産霊大神(カミムスビノオオカミ)
星田妙見宮でお祭りされている神さまは、みなさん天地開闢(てんちかいびゃく・世界の始まり)に関わった神さまです。その中でも、天之御中主大神は、古事記の中で一番最初に登場する神さまです。
とてもすごい神さまを、お祭りされているんですね。
星田妙見宮についてカンタンにご紹介してきました。つづいて、妙見宮を参拝する前に知っておきたいことをご紹介します。
3.参拝する前に知っておきたいこと
星田妙見宮では、1人1人に、それぞれ守護星があるとされています。守護星には2つあって、
・本命星(ほんみょうじょう)
・元辰星(がんじんじょう)
と、呼ばれています。
本命星は、人の寿命を司る(つかさどる)星です。元辰星は、貧富などの運命を司る星とされています。
「なぜ、今、そのことを?」
星田妙見宮では、あなたの本命星、元辰星を司る星が、表参道のいろいろな場所に置かれています。
こちらは私の本名星、「巨門星(こもんじょう)」です。この巨門星は、表参道の途中にあるのですが、守護星のことを知らなかった私は、通りすぎてしまい、お参りしたあと、探し回るということになりました。
これはこれで楽しかったのですが、星田妙見宮の表参道は、急な階段ばかりです。
このような階段が、ず~っと続きます。
「疲れたから、もう、探すのはやめようか」
と、いうようなことになると、せっかくお参りしたのに、とてももったいないですから、それぞれの守護星の位置は、あとで詳しくご紹介します。
4.星田妙見宮で、まず見ていただきたいもの
鳥居をくぐると、左手に守護星を説明する看板があります。ここで、あなたの守護星と、元辰星を探します。
探し方はカンタン。
あなたの生まれた年、西暦ではなくて昭和とか平成とか和暦で探します。十二支でも見つけることができます。
次に性別。本名星は生まれた年で決まりますが、元辰星は性別で変わります。
平成元年生まれでしたら、本命星は、「武曲星(むこくじょう)」。元辰星は、男性なら「禄存星(ろくぞんじょう)」、女性なら「貪狼星(とんろうしょう)」。
このように、あなたの守護星をカンタンに見つけることができます。
そう、私と妻は本命星も元辰星も一緒。これって相性がいいってこと?
良いときはすごくいい。でも、悪いときは・・・。そんな話で、2人で盛り上がりました。
あなたも、気になる人との星を探してみてはいかがですか?
5.守護星は表参道に4、滝への道に2、帰路に1
鳥居をくぐって、守護星の看板を過ぎると、道が2つに分かれます。左へ行くと「表参道」、まっすぐ進むと「登龍の滝」です。
表参道を進むと、星田妙見宮のご神体「織女石(たなばたせき)」がある拝殿に向かいます。この途中に守護星が4つ。拝殿から登龍の滝へ続く「帰路」に1つあります。
登龍の滝へ進むと、隕石の落下地点とされるところへ続きます。この途中に守護星が2つあります。
お参りする順序は?
こちらは、守護星がある所を示した看板。先ほどご紹介した、守護星を説明する看板の横にあります。すべて拝殿に行くまでの所にあります。
そこで気になるのが、お参りする順序でしょう。せっかく訪れたのに、順番を間違えてご利益をいただけないと悲しいですから。
「ご神体と守護星、どちらからお参りするほうがいいの?」
神職の方にお聞きしたら、どこからお参りしても良いとのことでした。
そして、お参りされたとき「ピンと来たところからお参りされたらいいのでは」ともおっしゃっていました。
あと、あなたの守護星だけでなく「すべての場所をお参りされるのもいいでしょう」ともおっしゃっていました。
星田妙見宮では、お参りの順序は決まっていないので、むつかしく考えず心に浮かんだ順番でお参りされるのが一番、ということでしょう。
では、星田妙見宮の表参道からご紹介していきます。
6.表参道から拝殿へ
先にもご紹介しましたが、星田妙見宮の表参道は、急な石段が続きます。
階段を振り返ったところです。
「ここを登ってきたんだ。で、まだまだ、続くんだ・・・」
正直に言います。途中でやめようかなとも思いました。
この階段の途中に、守護星さんがいます。この守護星さんは、表参道を歩きだして最初に出会う守護星さん。「貪狼星(とんろうしょう)」といい、十二支の子年生まれの方の本命星です。
狼とか、貪欲の貪といった、怖そうな名前の守護星さんですが、実際に見るととても柔らかい顔立ちの方です。
この先、階段の途中に3つの守護星さんがいます。
7.拝殿とご神体の「織女石(たなばたせき)」
階段を登って行った先にあるのが拝殿です。と、いうか、山の頂上になります。
こちらが拝殿。ご神体の「織女石」は、拝殿の後ろに鎮座されています。
「なぜ、本殿でなく、拝殿なの?」
私も、気になりました。調べてみると、何度か本殿を作ったのですが、そのたびに火事などで無くなってしまったとのこと。
そこで、神さまは本殿を求めてはいないのではと考え、拝殿だけを作ったとされています。そして、それ以降火災は起きていないとのこと。やっぱり、神さまは本殿はいらないとおっしゃっていたんですね。
こちらがご神体の「織女石」。写真では分かりにくいですが、とても大きな石です。この石が、落下した北斗七星と伝えられています。
北斗七星といわれているのは、北斗七星と同じ方向から落下してきたから、というのが真実のようです。実際の落下地点は、ここではなく、「登龍の滝」の滝つぼとされています。
でも、北斗七星が落ちてきたところなんて、とてもロマンチックではないでしょうか。ご神体の名前も「たなばたせき」と、こちらもとても素敵な名前です。
狛犬さんとおもかる石
拝殿前にいる狛犬さん。体のいたるところの色が、薄くなっています。
参拝に来た方々が、こうやって撫でていったのかも。お話を神職の方にお聞きしようと思ったのですが、忙しくされていたので聞けずじまいでした。残念。
こちらが、おもかる石。願いごとを心の中で念じながら、この石を持ち上げる。持ち上げたとき、軽く感じたら願いがかなう。けれど、重く感じたら、願いがかなうのは先になる。という、おもかる石。
私は、少し、重く感じました。う~ん、願いがかなうのはまだ先なんですね。
そして、もう1つ見ていただきたいのが隣の狛犬さん。ヨガの猫のポーズのような姿勢をしています。変わってますね。
8.登龍の滝へ
拝殿で参拝をしたら、登龍の滝へ向かいます。登龍の滝へは案内板がありますから、道を間違うということは少ないでしょう。滝へ向かう途中に守護星さんが1つ。
ただ、下りも石段が続きます。足元には十分ご注意ください。
こちらが、登龍の滝。この滝の滝つぼに、隕石が落下したといわれています。
先にもご紹介しましたが、落ちてきたのは北斗七星ではなく、北斗七星と同じ方向から流れてきたペルセウス座流星群のひとつ、スイフト・タットル彗星からの隕石と考えられています。
実際に見たときは気づかなかったのですが、写真で見ると滝の中央部、石のところがクネクネと滝を登る龍のようにも見えます。見間違いでしょうか?
そして、登龍の滝からの帰路の途中に守護星さんが2つ。
お疲れさまでした。これで星田妙見宮のご神体と守護星さんを、すべてお参りすることができました。
つぎは、神社へお参りしたらいただきたいもの。ご朱印をご紹介します。
9.ご朱印はいろいろ、季節限定も
こちらが、私がいただいた星田妙見宮のご朱印。スタンダードなものです。
ご朱印は、このほかにもいろいろあります。
金文字のものも。こちら、スタンダードのご朱印以外は、土曜休日限定。
カラーのもの。こちらは、いつでもOK。ただし、貼り付けのみ。
そして、季節限定。この2つは、秋だけに拝受されるもの。しかも数量限定。
初穂料(はつほりょう)は、私がいただいたスタンダードなものが300円。そのほかは500円。
※ご朱印の見本は、神職の方の許可をいただいて撮影しています。
ご朱印帳もあります
初穂料は、1,800円。あっ、写真でも分かりますね・・・。
ご朱印はどこでいただけるの
ご朱印は、拝殿の手前にある社務所でいただけます。
階段を登った先にあるのが、拝殿。
10.アクセス
星田妙見宮へは、車でも行けますが、駐車場の台数が表参道で6台、裏参道で2台です。近くにコインパーキングもありません。
バスも、1時間に1本と、とても不便です。
「駐車場が一杯だったりしたら困るな・・・。バスも不便だし、どうすればいい?」
ここでは、最寄り駅の京阪電車私市駅からの、徒歩でのアクセスをご紹介します。
徒歩でしたら、駐車場の心配もありませんし、バスの時間を気にする必要もありませんから。
「徒歩?どのくらいかかるの?道は分かりやすいの?」
私市駅からは、徒歩で約30分。道は4回曲がるだけ。目印も分かりやすいです。
では、さっそく、ご紹介していきます。
星田妙見宮への最寄り駅、京阪電車私市駅へは、京阪電車枚方市駅で乗り換えます。
交野線のホームは、5番と6番。この画像は、1,2番ホーム(京都方面行)から降りてきたところです。中央出口を右手に見て、直進します。
エスカレーターを利用してホームへ。
交野線のホームです。交野線は、枚方市駅が始発。すべて各駅停車。行先は終点の私市ゆきのみですから、乗り間違ったどうしよう、という心配は少ないでしょう。
10分おきに電車が出発しますから、乗り遅れてもあわてることもないでしょう。
終点の「私市(きさいち)」へ行きます。
私市駅の改札は1つです。改札を出て、まっすぐ進みます。
まっすぐ進むと、「付属 植物園 →」という看板があります。右方向へ進みます。
1つめの信号を、渡って、右へ。
1つめの信号、「私市」の交差点を左へ。
1つめの信号「妙見口」交差点を左へ。
左へ曲がると、星田妙見宮へのルートを示した石柱が左手に。
これをみて、私、この道で間違っていなかったとホッとしました。
歩道が、車道よりも高い位置になります。このまま直進。
歩道が未舗装路へ。このまま直進。
ここも直進。
この先は桜並木。春は満開の桜がきれいでしょう。
星田妙見宮が見えてきました。
到着です。お疲れさまでした。
11.データ
住所:大阪府交野市星田9丁目60-1
TEL:072-891-2003(社務所)
受付時間:平日 8:00~16:00
土日祝 8:00~17:00
(10月中旬~1月末は16:30まで)
12.まとめ
星田妙見宮は、いかがでしたでしょうか。
地図で見るだけでは、山の中にあって、なかなか行けそうにない。私もそう考えていましたが、意外とカンタンにたどり着けてしまいました。
つぎの休日、あなたの守護星、本命星と元辰星にお参りに行ってみてはいかがでしょうか。
あなたの休日が、素敵なものとなりますように!
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