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【大阪天満宮と梅まつり】天神さまには牛と梅?近くのグルメとお土産も♪

大阪天満宮

大阪天満宮といえば、言わずと知れた梅の名所ですね。
毎年2月には梅まつりが開催されるので、訪れたことがある方も多いかもしれません。

また、大阪天満宮といえば学問の神・天神さまをお祀りしていることから、受験前には天満宮にお参り!というイメージもあるのではないでしょうか。
境内に掛けられた絵馬はほとんどが合格祈願ですし、お参りに行かれたことがある方も多いでしょう。

大阪天満宮だけでなく、天満宮と名のつくところには100%といっていいほど、梅があります。有名どころだと、京都の北野天満宮や福岡の太宰府天満宮。どちらも梅の名所ですね。
天満宮と名がつかなくとも、天神さんを祀る神社では梅があることが多いです。たとえ木がなくても、ご神紋が梅の形をしていると思います。

あと、天満宮には必ず牛の像があります。狛犬のように2対になってあるわけではなく、また4本足で立ってる姿でもなく、足を曲げてくつろいでいるような姿の牛の像が1つドーンとあります。

さてここで問題です。

なぜ天満宮には梅と牛がセットであるのでしょうか~~?

そもそも天神さまって何なのか、せっかく合格祈願や梅見に参るなら、祀られている神さまのことをよく知っておくとご利益も倍に!……なるかはわかりませんが、ぜひ読んでいってくださいませ(笑)

大阪天満宮近くのおすすめグルメやお土産もご紹介します♪

1.天神さまには牛と梅?天神さまって誰なんだい?

菅原道真全国に天満宮・天神社と名のつく神社はたくさんあります。その全てが、主祭神(メインの神さま)として、天神さまをお祀りしています。

「天神さま」は、“雷や天候を司る神”で、日本には古来より天神(雷神ともいう)を信仰する「天神信仰」という文化がありました。

でも、現代では天満宮っていうと「学問の神さまちゃうの?」と思いますよね。
〈雷の神=学問の神〉っていうのは、なんだか変…

その理由をご説明しましょう~~

1-1.天神さまは、歴史上の超有名なアノ人!

天満宮・天神社に祀られているのは、誰もが知っているだろうお方。
歴史の授業で必ず習う、菅原道真(すがわらのみちざね)さんです!

それはそれは頭の良かったお方なので、道真さんの頭脳にあやかって合格祈願の神社となっています。

と、ここまで読むと、

「え、菅原道真は雷の神やったん??」

と思っちゃいますよね(笑)

〈菅原道真=雷の神〉かというと、それは違います。でも、「道真さんが天神なんちゃうん!?」と思われるようになったエピソードがございます。

と、そのエピソードの前に、道真さんの人生を振り返ってみましょう。

菅原道真
菅原道真
どうも、菅原道真です。
私は幼いころから文才があって、大人になると漢文や中国史を教える教師のような職についておりました。当時の帝、宇多(うだ)天皇に気に入られて、右大臣の地位にまでいくことができました。

子どもの頃から頭がよくて、天皇にも気に入られて、右大臣(朝廷の最高機関の職のひとつ)にまでなって…順風満帆の人生!

菅原道真
菅原道真
宇多天皇がご長男に皇位を譲られた後も、天皇をサポートするようにと宇多上皇からは私の政界での存在を推していただき、がんばっておりました。しかし…あらぬウワサが立ってしまったのです。

宇多天皇の長男は、醍醐(だいご)天皇。どんなウワサが立ったのかというと…

貴族A
貴族A
道真は醍醐天皇を退けて、自分の娘を嫁がせた宇多上皇の三男坊を天皇にしようと企んでるらしいぞー!
貴族B
貴族B
アイツ、宇多上皇を欺いてやがる!

なんということでしょう、宇多上皇に推してもらって、宇多上皇の長男である醍醐天皇のサポートに努めていたというのに、誰がそんなありもしない噂を流したのか!

一般的には、道真さんの活躍に不満を持っていた左大臣・藤原時平(ふじわらのときひら)と、その他もろもろの貴族たちのシワザといわれています。が、どうにも宇多&醍醐親子の不仲説ゆえという見方も。

過去に色々あって、宇多上皇は藤原家がキライ。自分の息子の、さらに次の天皇を誰にするかってなったときに、藤原家が絡んでくるのは断固避けたいと思っていました。
でも、醍醐天皇としては、政界で力を伸ばしてる藤原氏と仲良くしておきたい…

醍醐天皇
醍醐天皇
醍醐です。
オヤジが頑固でわからずやで…!オレはオヤジの片腕の道真よりも、藤原氏と上手くやっていきたいんだ!!
もう、道真にはどこか遠くへ行ってもらうしかない…ッ!

そんなの宇多パパが許すわけもないのですが、宇多上皇がその話を聞きつけ都に駆け付けるも、都の兵士たちに通せんぼされて面会できず…道真さんを救うことができませんでした。

菅原道真
菅原道真
そうして私は、遠く太宰府へと行くことになってしまいました。
太宰府の空気は私には合わず…京の都を思い出しては歌を詠んでおりました

そして、太宰府就任後わずか2年で、道真さんは亡くなってしまいました。
可哀そうな道真さん…

道真さんがお亡くなりになった後、藤原時平も倒れました。さらに、道真さんを敵視していた人たちが、次々に死んでいったそうです。

醍醐天皇
醍醐天皇
た、た、た、祟りや…!
道真が怨霊になって時平たちを殺したんや…!オレの息子も死んでしもた…!ヒィ…!

実際に道真さんの亡霊が出たという記述はないのですが、このような状況に人々は“菅原道真が怨霊となって都に還ってきた”とウワサが立ちます。そしてついに、清涼殿(天皇のメインの住まい)にも雷が落ち、大勢が亡くなり…恐ろしくなった醍醐天皇も死んでしまいました。

そう、清涼殿落雷事件こそが、菅原道真と天神が結び付けられることになった由縁なのです。

その後人々は、道真さんの怨霊を鎮めるために神として祀るようになりました。しかし、年月とともに時平たちの死も清涼殿落雷事件も風化していき、道真さんの学問に優れていたところや、菅原家が代々学者の家系だったところだけ注目されるようになり、学問の神さまとして崇められるようになったのでした◎

1-2.なんで牛?

大阪天満宮さて、〈天神さん=菅原道真=頭が良い=学問の神〉という流れはおわかりいただけたと思いますが、牛との関係はなにかというと、そこには3つの関係があるようです。

①道真さんは乙丑(きのとうし)の年生まれ

これはただただ生まれた年が丑年だったという理由。

②道真さんの遺言

道真さんは死に際に、

菅原道真
菅原道真
自分の亡骸を乗せた牛車…
人に引かせず、牛のゆくところに止めて…

と言ったそうで、道真さんの亡骸は牛が座り込んで動かなくなった場所の近くにあったお寺に埋葬されました。
だから、立っている牛の像ではなく、座り込んだ牛の像が置かれているのでしょう。

③道真さんの神号が「天満大自在天神」「日本太政威徳天」

神号というのは、神さまとしてつけられる称号のこと。
昔は神さまと仏さまがいっしょくたになった考え方をしていて(神仏習合)、もともと仏教に大自在天・大威徳明王というのがあって、そこに道真さんの御霊のパワーを合体(習合)させたのが“天満大自在天神”あるいは“日本太政威徳天”。

そして、大自在天も大威徳明王も、牛にまたがった姿で知られており、道真さんの御霊に対する信仰が「天神信仰」として広まると、従事している牛が道真さんの神の使いと称されるようになりました。

牛はつまり、道真さんの干支であり、亡骸を運んだ動物であり、神としての道真さんの使いであるという理由から、道真さんを祀る神社には牛の像が置かれるようになったのでした◎

1-3.なんで梅?

梅まつり天満宮に梅がある理由、それはただただ、道真さんが梅の花好きだったから、です。

日本の花、といえば桜を一番にイメージされるかと思いますが、道真さんが生きていた頃は遣唐使の時代で、大陸文化が広まっていました。梅も日本のイメージがあるかもしれませんが、もともとは中国原産の花。大陸文化が流行していたので、平安時代初期には花といえば“梅”だったそうです。(遣唐使が終わると、日本独自の文化の中で桜が定着していきました)

道真さんは漢学者でもありましたから、もちろん大陸文化にもよく触れていたことでしょう。自宅にも梅を植えて愛でていらっしゃいました。

無実の罪で太宰府へ流された際、道真さんはこんな歌を詠いました。

菅原道真
菅原道真
東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花
主(あるじ)なしとて 春な忘れそ

京の自宅の梅を想って詠った歌。
「春風が吹いたら匂いを寄越しておくれ…主人がいなくても春を忘れるんじゃないぞ…」という意味です。

こんなにも愛された梅ですから、梅も道真さんを想っておりました。
匂いを届けるだけでなく、その身ごと、太宰府にいる道真さんの元へ駆け付けたのです。

なんて、現実にはありえないような話ですが、『飛梅伝説』として語り継がれており、今でも太宰府天満宮では道真さんの梅が花を咲かせているといいます。

2.大阪天満宮と梅まつり

天満宮のご祭神について学んだところで、いざ大阪天満宮へ!
毎年2月に開催される「梅まつり」ですが、令和5年は2月10日から28日に開催されます。

さっそく梅を見に…!と行きたいところですが、まずは道真さんにご挨拶くださいませ。

2-1.まずは本殿にお参りを

大阪天満宮こちらが、道真公をお祀りするご本殿です。大阪天満宮は江戸時代の記録に残るだけでも7度も火災に遭い、現在の本殿は享保9年(1724年)に再建されたものです。再建されたものとはいえ、約300年の歴史がある建物です。

大阪天満宮本殿に次いでぜひお参りいただきたいのは、境内西北にある摂社、大将軍社(たいしょうぐんしゃ)。
天満宮のご鎮座よりも約300年昔、650年に創建されたものです。

奈良時代、孝徳(こうとく)天皇が難波長柄豊崎宮を造った際、都の西北を守る神として大将軍社をこの地にお祀りされました。
道真さんは太宰府へ向かう途中に、この大将軍社をお参りになり旅の無事を祈願されました。
道真さんが太宰府で亡くなり、それから50年ほど経った949年のこと、大将軍社の前に一夜にして7本の松が生え、夜毎にその梢を光らせました。これを聞いた村上天皇が、ここにお社を建て道真公の御霊を祀るよう勅命を出しました。

大阪天満宮
所在地:大阪市北区天神橋2-1-8
TEL:06-6353-0025
開門時間:9:00〜17:00
アクセス:
大阪メトロ谷町線・堺筋線「南森町駅」下車 徒歩2分
JR東西線「大阪天満宮駅」下車 徒歩2分

2-2.大阪天満宮の梅まつり

大阪天満宮梅まつりそれではいよいよ梅まつりへ!
梅まつり境内の梅とは別に、書院造り・百畳敷きの参集殿にて「盆梅と刀剣展」が開催されています。

大阪天満宮梅まつりなんと樹齢200年を越える古木をはじめとする、各種銘木が展示されています!
盆栽・盆梅の知識がなくても、小さいながら年月を感じさせる幹と枝ぶりを見ると感動しますよ…小さな鉢の中に、200年の歴史が収まっているって、なんだかすごい。

梅まつりあわせて、大阪天満宮所蔵の宝物「天神画像」も拝見できます。右手に梅の枝を持ってらっしゃる…♡
左にある黒松は樹齢約150年、右の大和野梅は樹齢約300年のものですって!

梅まつりさらに、歴史上の人物に関わりのある刀剣も展示されます。
中でも、「天光丸(てんこうまる)」という名の太刀は必見!なんと、平安時代に作られたとされる一品で、日本の重要美術品に認定されているもの。道真公が生きていた時代の刀が、変わらぬ輝きを持って現代に見ることができるのは素晴らしいことです。

会場となっている建物自体、国の登録文化財にもなっている趣きのある建物です。入場料はかかりますが、一見の価値ありですよ!大阪天満宮梅まつり

 

開催期間:令和5年2月10日(金)~28日(火)
会場:大阪天満宮 参集殿
時間:午前9時半~午後4時まで入場受付(午後4時半閉場)
拝観料:
大人700円(高校生以上)
小人400円(中学生以下)
団体600円(10人以上)
お問合せ:大阪天満宮社務所 06-6353-0025

3.星合池で良縁祈願と願い玉

星合池境内の北側、道路を挟んだ先に、星合池という池があります。ここにも梅の木があるのでぜひ見てみていただきたいのですが、この池はただの梅スポットというだけではありません。

大阪天満宮が創建したころからある歴史ある池。とはいえ、池そのものに趣きがあるかというと、そういうわけでもないのですが…(背景が都会すぎて(汗))
星合池に架かる橋の上で出会った男女は結ばれるという伝説があるパワースポットなのです!

その昔、「星合橋」の上でお見合いを行っていたことから、通称「愛嬌橋」とも呼ばれるこの橋。今では良縁祈願の名所となっております♪
気になるアノ人をどうにかして連れて来てください(笑)

星合池良縁祈願のパワースポットかつ、願い玉というものもあります。

星合池池の上に浮ぶ梅の花を模した的。花びらごとにそれぞれの願いを込めて、巫女が焼き印を押して奉製した「願い玉」を投げます。願い事に応じた色の花びらに玉が乗れば、その願いは成就すると言われています。

「願い玉」は大阪天満宮内の授与所、または星合池すぐ横の星合茶屋にて、初穂料500円を納めることで頂けます。これだと思う3つを頂き、池へと参りましょう。

花びらの、

赤は「良縁・恋愛」
黄色は「商売繁盛」
白は「健康・病気平癒」
青は「芸能・芸術・武術」
緑は「学徳・合格」

となっていて、真ん中の金色は「万願成就」。

この的は浮んでいるので、池の上でゆらゆらと橋に近づいたり離れたり動いています。日によって難易度はかわるかもしれませんが、それも込みで運試ししてみてください♪

4.せっかく参ったら美味しいもん食べてこ♪

大阪から来た人も、他県から来た人も、天満宮に参ったらちょっとランチやお茶でもしてってください◎
天満宮のすぐ横には日本一長い天神橋筋商店街もありますし、オフィス街でもあるので素敵なごはん屋さんはごまんとあります。が、ちょっとも歩くのしんどいという方に(笑)、境内を一歩出ただけで出会える素敵なお店を2軒ご紹介しちゃいます♪

▼天神橋筋商店街のグルメはこちらから

4-1.合格必至!すべらんうどん「星合茶屋」

星合池境内を一歩出るというか、梅を見に来た方ならもうすでに到着してるかも!?
先ほどご紹介した星合池のほとりにある、「星合茶屋」さん!

受験シーズン(繁忙期)の現在はメニューを減らして営業されていて「天神ぎつねうどん」「よろこぶ天神天うどん」「よろこぶきつねうどん」(各550円)しかありませんが…(※いつからすべてのメニューが復活するかは未定)
おすすめの「天神ぎつねうどん」をいただきました♪

星合茶屋どーんと大きなおあげさんに、ネギと天かす、そして白きくらげ天がのっています。
この、白きくらげ天が“天神天”。大阪天満宮の天神祭ではハモ料理が食されるのですが、ハモのすり身を使った白天ぷらとカイワレを入れて作るおすましが伝統食なのだとか。なぜ白天ぷらかというと、道真公だといわれる天神さまが落とした雷によって空が白む様子を表しているから、といわれています。

大阪らしいお出汁と、あまーいおあげさんと、もっちりコリコリの白きくらげ天、合う。
うどんには白きくらげ天がのってて当然と思えるくらい、何の違和感もない…!さつま揚げじゃくどいし、ちくわは衣つけて揚げてほしいし、かまぼこは1切れ以上は求めないけど、きくらげ天は丸1個どーんと入っていてもちょうどいい♪

麺も、コシのある大阪らしいうどん…だけど、ちょっと違うのが形。食べたら普通のうどんなのだけど、見てください。

すべらんうどん真ん中に切れ目がある不思議な形。
うどんってつるつる滑りやすいですよね。でも、穴にスッと箸が入れば、つるりと滑り落ちることがないという、画期的なおうどんなのです!外人さんなどお箸が苦手な方にも食べやすく、あとなんてったってここは天満宮。合格祈願に来た学生たちがおうどん食べて、麺が滑り落ちるなんて縁起が悪い!でも、これなら…「すべらん」!!

という、「すべらんうどん」という麺を使用されています。ネーミングも大阪らしくていいですね♪
お土産の乾麺も売っているので、ぜひ受験生へのお土産にどうぞ~~◎

うどん 双樹/星合茶屋
所在地:大阪市北区天神橋2-5-6
TEL:0120-533-539
営業時間:10:00〜16:00
定休日:火・水曜(臨時休業の場合あり)

4-2.表大門スグ近くのかわいいカフェ「アンズ舎」

アンズ舎表大門の斜め前にあります、「アンズ舎」さん!
オシャレなカフェの気配がプンプンしてます♡

アンズ舎サイフォンのマークがかわいい看板。ドアを開けると、

アンズ舎(カウンターの奥にテーブル席も2つあり)

白と茶色を基調にした可愛らしい店内。オシャレな食器やかわいい雑貨、美味しそうな焼き菓子がディスプレイされていてわくわくします♡
オーナーさんも、オトナかわいいオシャレなお姉さんです♡

基本はカフェですが、ランチもあり、日によってはモーニング営業や、一杯飲める夜の営業もされています◎
わたしはランチにバインミーをいただきました!

アンズ舎ベトナムのサンドイッチ、バインミー。
固すぎないフランスパンには、お野菜がたっぷり!甘酸っぱい味付けの大根と人参、レタスにキュウリにトマト、そして大葉とミントとパクチーと、香草が効いてて美味!お肉の代わりに、外側をカリっと焼いた厚揚げも入っています。サンドイッチに厚揚げって全然想像できないと思いますが、とろとろのお豆腐部分がなんとも優しい味わいで、不思議とお野菜とパンに合います◎

とってもヘルシーなので、デザートもつけちゃいました♡(笑)

アンズ舎懐かしい感じの、ちょっと固めのプリン♡
手作りの優しいお味です。固めだからか食べ応えがあって、大満足!サイフォンで淹れられたコーヒーも◎

バインミーのランチは、コーヒーまたは紅茶がついて900円。デザートもセットにすると1200円です。穏やかな空気に包まれたかわいいカフェでホッとひと息、幸せ時間をお過ごしください♪

なお、お持ち帰りできるお菓子もあります!私は期間限定の「白味噌スコーン」を1つ、お土産に買ってみました。

アンズ舎大阪天満宮の表大門からすぐ近くにある、江戸時代から続くという「とりゐ味噌」さんの白味噌が使用されています。お味は、不思議にも味噌というよりはチーズのような甘じょっぱい感じ!しっとりほろほろ、美味しかったです♪(今はもうないみたいなので…また来年!)

アンズ舎他にも、クッキー・マフィン・ビスコッティ…日替わりで色々なお菓子が並ぶようなので、ぜひお帰り前にチェックしてみてください♪

アンズ舎
所在地:大阪市北区天神橋1-18-19フラットワン天神橋
TEL:050-3694-5337
営業時間:
火~金曜 11:30~19:00
土・日曜 12:00~19:00
定休日:月曜日

5.せっかく参ったらお土産も買ってこ♪

おなかが満たされたら、帰る前にお土産もどうぞ!
自宅用でも良いですが、受験生に天神さんゆかりのお土産を贈るのも良いと思います◎

5-1.老舗の銘菓「薫々堂(くんくんどう)」

薫々堂天神橋筋商店街の中にある和菓子屋さん。創業はなんと元治元年(1864年)!
はじめは大阪天満宮戎門前に店を構えていたそうですが、戦災にあって現在の場所へと移転されました。「薫々堂」という店名は、天満宮から薫る梅の花の匂いにちなんでつけられたそうです。

薫々堂そんな天満宮ゆかりの老舗和菓子屋さんには、道真公にちなんだ梅のお菓子が色々あります◎

天神銘菓「梅鉢」は、抹茶あんと小豆あんをそれぞれ包み込んだ焼きまんじゅう。
そして梅の形をした「梅鉢せんべい」は、カリッとした食感の甘いおせんべい。

梅をまるまる1粒包んだ「花いちばん」と、「梅大福」も!
最近は色々なフルーツ大福が流行ってますが、梅の大福は初めて!甘酸っぱい青梅に、白あんが合う…!梅の香りが口いっぱいに広がって、想像以上に美味しかったです♡
大福自体の、お上品な甘さとなめらかな食感がさすが老舗といった感じ。贅沢で至福の大福♡

もちろん、おまんじゅうもお茶うけに最高で美味しかったのですが…大福が感動的でした!梅大福は期間限定なので、梅見に行った際にはぜひお土産に!定番の苺大福もありましたよ♪

薫々堂

菅原道真
菅原道真
梅は見て良し、食べて良し…うまうま

薫々堂
所在地:大阪市北区天神橋3-2-27
TEL:06-6351-0375
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日

5-2.大阪の“ええもん”が集まる「天満MAIDO屋」

天満MAIDO屋大阪天満宮からすぐ、天神橋筋商店街の中にあります「まいど屋」さん!
ここは様々な“大阪産(もん)”が集まるお店です。大阪駅や新大阪駅のお土産屋さんよりも、大阪人しか知らないような、なんなら大阪人でも知らないようなディープな大阪土産がたくさんあります◎

そんな中でも、おそらくここでしか買えないんじゃと思われる、天満宮ゆかりのお土産をいくつか買ってきました!!

天満MAIDO屋天満宮の水と、その水で作られた梅ジュースと葛もち、そしてお酒、です!

「天満天神の水」、原材料名をご覧ください

天満MAIDO屋「水(井戸水)」!!!
井戸水!初めて見ました(笑)そして採水地は「大阪天満宮境内」!

昔々は、河川や井戸から生活用水をとっていましたが、大阪の井戸水というのはあまり良い水とはいえないものが多かったといいます。しかし、天満宮の井戸水は「大阪四カ所の清水」と称され、大変美味だと評判でした。(あとの3つは、千日前の福井の水・道頓堀の秋田屋の水・聚楽町の愛宕の水)

大阪天満宮井戸水(毎月3回だけここの扉が開かれます)

そしてこの井戸水、現在でも飲むことができるのです…!
「大阪の井戸水とかヤバそう…」と思ってしまいますが、ちゃんと現代の飲料水の規格基準なども勘案されているので、安心してください(笑)
MAIDO屋さんでペットボトルを買うのもいいですが、毎月1・10・25日には天満宮で直接飲むこともできるようです!(汲んで帰るのはNG)
(※現在はコロナ禍のため、御水舎を開けておりません。)

そんな「天満天神の水」の味はというと…
うん…水…(汗)
申し訳ありません…特別美味しいかというと…そこまでではなく…もちろんまずくはありませんが…その他のよく見る「〇〇の天然水」とかとの差を語れるほど私の舌は敏感ではありませんでした…(現代人は昔の人に比べたら、常に良い水飲んでるからね…笑)
いやでも、このクオリティーの水が天満の地下から出てくることには驚きです。

梅ジュースはさわやかな甘みと酸味でさっぱり美味しい♪瓶もかわいいですね◎
葛もちは、添付のきな粉や黒蜜、梅蜜をかけていただきます。奈良の吉野の本葛をしようされていてもっちりむっちり、とっても美味しかったです!
…が、「天満の水だから美味しい!」のかというと…わかりません…(汗)
でも、せっかくなので天満宮のお土産に、天満宮のお水もぜひ♪

なお、お酒は生糀酒です。いわゆる「どぶろく」というもので、清酒と違ってもろみ(米粒)を取り除かず、火入れもせずに出来上がってすぐ冷凍保存された状態で販売されています。つまり、糀の力が生きたままで、解凍とともに糀の酵素が活動を始めるのです。発酵で生じるガスにより微炭酸になり、サッパリと飲みやすいお味!しかも、美容・健康にも良い成分がたくさんあって、腸内環境も整え免疫力もアップと、女子に嬉しすぎるお酒です♪
半解凍でシャーベット状になるので、デザートのアイス代わりにも◎

天満天神MAIDO屋
所在地:大阪市北区天神橋2-1-23
TEL:06-6882-3361
営業時間:11:00~18:30
定休日:なし

6.まとめ

大阪天満宮梅まつりいかがだったでしょうか?
天満宮は、京都や太宰府だけじゃなく、大阪だってとても歴史があるんですよ!
天神さんと牛と梅の関係や、天満宮の井戸水のお話はプチトリビアとして、ご家族ご友人にご披露ください(笑)

梅はこれから見ごろを迎えます!梅まつりは28日までですが、境内の梅は3月上旬ごろまで見ごろだと思うので、ぜひお参り・梅見に訪れてみてください♪

《参考文献》
・北野天満宮(https://kitanotenmangu.or.jp/)
・和樂web
(梅の木が空を飛んで主人のもとへ!?「菅原道真×梅」伝説と、歌舞伎『菅原伝授手習鑑』見どころ大解説)(https://kitanotenmangu.or.jp/)

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ライター紹介

姫松なつき
姫松なつき
大阪生まれ大阪育ちの歴史好き。京都や奈良より、難波宮があった大阪こそが古都であることを世に知らしめるため、ゆるおもしろい絵と文で大阪の歴史・史跡をご紹介します♪ InstagramID:@himenatt77
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