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大阪道頓堀のパワースポット「出世地蔵尊」を徹底紹介

出世地蔵

大阪ミナミの有名な観光スポット「グリコの看板」のある道頓堀からそう遠くないところにある、大阪道頓堀のパワースポット「出世地蔵」をご紹介します。

大阪のミナミという街はとっても活気があり、商人の多い街です。東京の合羽橋商店街に似ている道具屋筋商店街があり、お好み焼きやたこ焼きを焼く機械など商売の道具を売る商店街で、商人を相手に商いをする商人が居る街だったりします。

そんな商人の街にある出世地蔵尊、どんなご利益があるのでしょうか?詳しくご紹介いたします。

1.どんなところ?

出世地蔵※写真左手の赤い欄干が新戎橋です

アクセス情報は後述いたしますが、道頓堀から御堂筋を渡りおよそ2、3分歩くと、新戎橋という橋があります。その橋のたもとで南岸(歩いて行って左側)にあります。(この辺りは碁盤の目のような街並みになっていますのでとてもわかりやすいと思います。)

現在の道頓堀2丁目付近は、むかしは九郎右衛門町とよばれ、橋の北岸の宗右衛門町と二大花街として江戸時代より賑わったそうです。そこに古くから祀られていたお地蔵さんは芸妓さんや俳優さんが出世を願いお参りにきたことから「出世地蔵尊」と呼ばれていたようです。

しかしながら、第二次大戦の大阪大空襲で行方がわからなくなってしまい、終戦から数年後に土中から発見され、現在ある新戎橋のたもとの南岸に祀られたそうです。

読んで字のごとく出世地蔵と書いてあったのもそうですが、行方知れずから発見されるという、なんか奇跡的なイメージを持ったのでご利益を求めて参拝してきました。あまり求めすぎてもダメだとは思いますが。

2.由来は?

出世地蔵由来を調べてもあまりわからず、現地にも社務所もないため、現地にあった記載のあるボードから引用いたします。本来ならば社務所で色々とお話を聞くことができるのですが、ここはご勘弁ください。

“元和元年(1615年)道頓堀川が生まれました。大阪が江戸幕府の直轄領になった時に、道頓堀川の北岸に布袋、宗右衛門町、御前、久左衛門、南岸に港、吉左衛門、立慶、そして、地蔵尊が生まれた九郎右衛門(現在の道頓堀2丁目)と町屋の建設が進み、川八町が誕生しました。

承応2年、南岸に芝居名代五棟が公認されてからは、歌舞伎、義太夫、見世物等の小屋が並び、五座の櫓が建って、櫓町と称される芝居小屋として賑わいました。

元禄12年にはいろは47軒水茶屋が軒を連ね、北岸の宗右衛門町、南岸の九郎右衛門(この地)が二大花街として町人文化の核となります。町の発展に伴い多くの住人が出世を願って地蔵尊に願掛けに訪れるようになりました。しかし昭和20年の大空襲で町が焼け野原となり、地蔵尊の行方もわからなくなりました。
ところが終戦後、数年たったある日、この地蔵尊が土の中から見つかり、新しく「出世地蔵尊」と命名されて現在地に祀られました。

再出現から今日に至るまで、出世(上に昇る)を願う、多くの善男善女が参詣しています。出世や栄達に御利益があると評判の西道頓堀新戎橋の新名所です。“

出展:大阪道頓堀 出世地蔵尊

3.ご利益は?

出世地蔵には、ふれ愛地蔵尊、水子地蔵、そして出世地蔵の3つがあります。

・ふれ愛地蔵尊

出世地蔵ご自身の身体の悪いところを触ってお願いすると治ると言われています。頭がかなり触られているので、私も頭を触りながらお願いして来ました。

果たして頭は良くなるのか?しかし、おそらくですが怪我や病気が治るということだと思うのでこれは見当ハズレだとは思いますが。

・水子地蔵

出世地蔵水子地蔵はいうまでもなく水子の供養をするお地蔵さまです。

・出世地蔵

出世地蔵こちらが出世地蔵。

出世を願うと叶うということで、こちらもお祈りして来ました。水子地蔵との間にロウソクとお線香が置いてあり、賽銭箱にお金を入れてからそちらを取り出して拝みました。実際に社務所がないためどう拝んで良いのかも聞けませんでしたが、地元では当たり前になっているのでしょうね?

当日はどなたも拝んでおられなかったので聞けませんでしたが、後日行くと拝んでいる方が数名いたので、聞いてみると観光客の方で知らない!と言われてしまいました。また、どこかで立ち寄って地元の方に聞いてみたいと思います。

4.地蔵盆(お祭り)

毎年地域の子どもたちの健やかな成長を願って地蔵盆祭りが開催されます。地蔵堂に提灯が飾られ読経があるので是非この日程にお越しの際にはご覧になられてはいかがでしょうか?

8月23日の夕方5時からは子どもさんに飲料の振る舞いもあるそうです。

日程:8月23日(木)、24日(金)
14:00~19:00
主催:道頓堀振興会

 

5.詳細情報とアクセス

名称:出世地蔵尊
住所:大阪市中央区道頓堀2新戎橋南詰
アクセス:御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば駅」徒歩3分、
阪神・近鉄「大阪難波駅」徒歩3分、
南海「なんば駅」徒歩6分

どの駅からもそう遠くないことと、新戎橋、新が付くことがとても大切ですが、新戎橋を目指すと確実に着きますので、まず迷うことはないかと思います。地図アプリがあれば完璧ですね。

6.まとめ

東京出身の私からすると、大阪ミナミといえば、商人の街という印象がありますが、その商人の街にある出世地蔵尊という名前を耳にしたら行かないわけにはいかない!そんな気持ちにさせてくれるネーミングに思わず行ってしまいました。南海なんば駅から歩きましたが10分掛かりませんでした。

場所もグリコの看板で有名な戎橋から歩いて5分くらいです。

しかし、思っていたより少し地味な感じでひっそりと存在しています。ミナミの出世地蔵がこんな控えめなのか?と少し物足りなさを感じました。

しかしながら第二次大戦で行方不明になり、改めてこの場所に設置されたということを考慮すると納得せざるをえませんし、それでも、しっかりと祀られていて、掃除も行き届いているところは流石という感じ。お祭りまであるのは素晴らしいな!なんて思いました。

ご利益があることを熱望し、再度お祈りしてあとにしました。

是非、グリコの看板まで観光に行くなんて方は立ち寄ってみてください。きっとご利益があるかと。

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ライター紹介

せっきぃ
ダイビングをするために若いころは良く沖縄に通い、最近では離島にふら~~とゆっくりするために行ったり、沖縄本島にふら~~と行ったり根っからの沖縄好き。 最近は、東京、大阪と沖縄に拠点を置き活動しているが、大阪が中心なので大阪に移り住み生活をしている。 趣味はダイビング・シュノーケリング・遊び全般。 好きな食べ物は、焼肉・鮨
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