大阪の釣れる釣り場!初心者にもおすすめな海釣り公園【とっとパーク小島】
2020年はコロナの影響で、なかなか釣りに行くことができなかったのですが、久しぶりの釣りということで、以前から気になっていた、大阪最南端の釣り公園「とっとパーク小島」に行ってきました!
実際の釣果(ちょうか)も合わせて、どんなところなのかをご紹介させていただきます!
※画像は過去に撮影したものになります。
1.とっとパーク小島ってどんなところ?
とっとパーク小島は、大阪府泉南郡岬町にある、関西国際空港埋め立て土砂の積み出し桟橋を利用した海釣り公園です。魚影が濃く、根魚から青物までと魚種も幅広く、釣果報告も多数あがっています。また、管理釣り場のため男女別のトイレもちゃんと設置されていて、きれいで、釣りやすい環境のため、女性や子どもなど初心者から本格派まで幅広く楽しめる、連日人気の釣りスポットです!
今回は、そんな魅力たっぷりな「とっとパーク小島」に実際に行ってきましたので、釣果や体験した感想をお伝えしていきます!
また、土日や祝日、秋のシーズン中(9月〜11月)になると、開園前の段階で入園規制がかかることもあるので、せっかく行ったのに入れない!なんてことにならないよう、この記事に楽しむためのコツを書いておりますので、是非ご活用ください。
1-1.場所はどこにあるの?
大阪府泉南郡岬町という、大阪最南端の町のさらに端っこにあるのが、とっとパーク小島です。地図でも書きましたが、ほんとに大阪の端っこです。
大阪駅からだと、車で約1時間30分程度です。電車とバスの場合も同じくらいの時間がかかります。
1-2.何が釣れるの?おすすめの季節は?
公式サイトにも書いていますが、とっとパーク小島のおすすめポイントとして、年間を通して多種多様な魚種を楽しめること、そして何よりハマチなどの青物(大物)を狙えることですね。
参照サイト:とっとパーク小島公式サイト
ちなみに、公式サイトでは近日の釣果をあげてくれているので、是非チェックしてみてください。あくまで、釣れているのをスタッフの方が気づいて、写真撮って良いか確認されて、それにOKした人の分だけなので、サイトにあがっている釣果報告はごく一部だと思います。
1-3.ちょっとした設備が嬉しい!
管理釣り場と言ってもピンきりで、設備も様々あるのですが、このとっとパーク小島は、嬉しい設備がいくつかあります。
まず、釣った魚をさばくためのシンク(洗面台)があるんです!釣ってすぐに締めてさばいた状態で持ち帰りたいって方は多いので、是非活用してください。
あと、餌や釣れた魚を触るとどうしても手が汚れてしまうのですが、そういったときの手洗い用の水道がいくつか設置されているんです!
これは地味なんですが個人的に非常に嬉しかったですねー。手洗い専用なので釣具などは洗えないですが、この設備がある事自体が珍しいので、このあたりもオススメのポイントですね。
もう1つ便利だなーと感じたのが、写真左下に写っている桟橋の円筒状の柱です。
何が便利かといいますと、道具を置いたりちょっとした仕掛けを作るときにすごく助かります。
もちろん地べたに置くこともできるんですが、釣りをしていると意外と道具で散らかっていくので、こういった高めの台があると、なかなか便利なものです。
1-4.釣具ショップが充実!
釣具ショップが充実していることも、とっとパーク小島の魅力の1つです。
桟橋と駐車場の間にある、まるで鯉のぼりのような建物に、釣具ショップがあります。
トイレもこちらの建物にあるので、女性の方でも安心ですね。
スタッフの方にお願いしたら、快く撮影させてもらえたので、ショップ内の写真をアップしておきます!
1-5.定番の絶品お弁当
なんと、とっとパーク小島には食堂があり、今年はコロナの影響で休業しているのですが、その代わりに現在は特製弁当が販売されています!
500円のワンコイン定番メニューとしては、とんかつ弁当、からあげ弁当、焼きそば、オムライス、カレーライスがあるのですが、時期によってメニューが変わります。
今回は11月中旬と、少し寒い時期だったためか、おでんやうどんなどのホットメニューがありました。
ちなみに、僕たちは、からあげ弁当、ハンバーグ弁当、カツカレーを注文しました!
外で食べるからでしょうか。どれも「これこれ!」って感じで絶品でした。
販売場所は、写真にある魚を模したまん丸い建物です。
10:30ごろに放送が流れて、お弁当販売をお知らせしてくれます。
お弁当の購入方法は、少し変わっていて、窓口で伝票に種類と金額と自分の名前書いて店員さんに渡します。すると準備ができ次第、名前を呼ばれるので、受け取りに行くと頼んだお弁当をもらえます。
売り切れてしまう前に早めに注文に行くことをオススメします!
1-6.事前にチェック!整理券のもらい方
とっとパーク小島は、大変人気の釣りスポットなので、事前に整理券を配布して、満員になると入場制限がかかってしまうことがあります。特に、秋のシーズン中(9月〜11月)や土日となると行ったのに入れないなんてことも。
なので、繁忙期は特に早めに開園前に行くことを強くオススメします。
整理券のもらうこと自体は、さほど難しくありません。
開園1時間前から配布される整理券を受け取るだけです。
ただし、そのためには最低でも開園2時間前までには駐車場に入った方がいいと思います。(3〜11月は午前6時、12〜2月は午前7時開園)
なかなか想像できないと思いますが、整理券をもらって、いいポイントで釣りをするために、宿泊する本気組がいます。そのため、前日の20時から駐車場に入場することができます。
ちなみに、今回は朝5時くらいに行きましたが105番目でした。
前回夏頃の平日に行ったときは、閑散期だったこともあり、午前3時ごろの到着で、11番目くらいでした。
車のとめ方も少し注意が必要です。駐車エリアにはスペースごとに番号が振られていて、到着した順番で停めて行く必要があります。
実は、整理券配布のときに、この番号順にスタッフの方が車を回ってきます。なので、空いているからと他の番号のところに停めてしまうと、せっかく早く着いたのに整理券をもらう順番が遅くなってしまいますのでご注意ください。
ちなみにこの日は満席の看板が!!早めに来ててほんとによかった・・・・。
2.実際に行ってみたらすごかった?!
実際に体験した内容をお伝えさせていただきます!
詳細はあとでお伝えしまうが、たくさんの魚種が釣れ、ものすごく満足度の高い釣りとなりました!やはり、釣りは釣れないと楽しくないですね。
まずは基本的なところからですが、とっとパーク小島では、混雑し過ぎないように、予め釣る場所が「席制」になっていて決まっています。
このように一定間隔で番号が書かれた木の板があるので、そこに受付でもらった自分の席札を挟みます。これでこの場所は離れたとしても自分の場所として使うことができます。
他の人気の釣り場だと、割り込みや密集などで釣りにくくなることがあるのですが、とっとパーク小島ではその心配もありません。また、コロナ禍においては、ソーシャルディスタンスを守れるので非常にありがたいですね。
2-1.オススメのポイント
オススメの釣りポイントもスタッフの方に聞きました!
やはり先端の方が沖に近く、魚が回遊してくる可能性が高いとのことです。
なので僕たちも言われたとおり先端右側(大阪方面)に席を決めて、さっそく準備開始です!
2-2.カゴ釣りに挑戦
今回は、「カゴ釣り」に挑戦しました。釣り方としては、サビキ釣りに近く、浮きを使って遠くに投げる釣り方が一般的です。
「おきあみ」だけでも十分釣れると思いますが、今回は取材撮影のため、万が一に備えてさらに魚が喜ぶ味と匂いのする混ぜ餌を買いました!
おきあみの大きさについては、針の付けやすさを考えるとLサイズなど大きめがいいかなと思います。
仕掛けや餌の準備は、事前に買っていくことが多いと思いますが、とっとパークでも販売しているので、もし無くなった場合も安心です。
仕掛けの準備ができたら、さっそく投げてみます。
ちなみに、遠くに投げるために釣り竿は4〜5mぐらいのものをオススメしますが、ここは釣りの宿命、長いほど取り回しが悪くなるので、初心者は投げるのが難しくなっていきます。なので、まずは3mぐらいのものからチャレンジしてみるといいと思います。
投げたあとは、潮の流れに合わせて浮きがプカプカ流れていくので、他の人の糸に絡まないようにしながら、しばらく置いておきます。
カゴ釣りというのは、基本待ちの釣りなので、ここからは魚が食いつくことを祈りましょう(笑)
2-3.爆釣?!実際の釣果はこんな感じ!
というわけで、朝一番からお昼にかけての3人での釣果はざっとこんな感じです!
いやぁ釣れましたねー。
写真を撮り忘れたものもあるので、3人で6時間やって10数匹釣れた計算ですね。
小さなアジやガシラ、ハギやヒメジ。あとイシダイの幼魚サンバソウ!これはどうぶつの森ユーザーにとっては、嬉しいお魚ですね。ほんとにゲームに出てくるフォルムそのまま!制作チームのこだわりがすごいですね(笑)
そしてそして!超大物と呼ぶにはもう少しサイズがほしいですが、約40cmのクロダイ(チヌ)を釣り上げました!!!!!
いやー、これはほんとにうれしかったですねー。
投げて数秒したら、竿がピクッと突かれる感じで、「ん?食ったか?」と思った瞬間、どーーーーーんっと竿がしなりました!
毎回思いますが、この瞬間のあたりは嬉しいよりもドキッとして、ちょっと怖さがあります(笑)
そこから友人に「た、たすけてー!」と小さく叫んで、タモを準備してもらいます。このクラスになるとそのまま釣り上げてしまうと竿が折れるか糸が切れてしまうので、タモ(網)を使って釣り上げる必要があります。
なんだかんだ、引っ張られては糸を巻いてを繰り返し、3分くらい格闘して、ついに・・・・
きたーーーーー!!!!
やりました!この感覚があるから釣りはやめられませんw
そして、これでいい記事になる〜(泣)と、密かに心で叫びながら、嬉しさを噛み締めます。ちなみにクロダイが釣れたのはこのときが人生初めてですw
そういう意味では、ビギナーズラックですね。
兎にも角にも、釣りはやっぱり釣れてナンボなので、この公園はほんとにオススメです!
3.合わせて行きたいおすすめスポット
とっとパーク小島に行くときに、合わせて行きたいおすすめスポットを紹介させていただきます!
釣りだけでも十分楽しいのですが、他にも一緒にすることで何倍も楽しむことができますので、是非合わせて楽しんでみてください!
3-1.【24時間営業の釣具屋】フィッシングマックス泉大津店
皆さんご存知のフィッシングマックスです。餌や仕掛けなどの釣具を揃えるなら、釣具屋さんは外せません。
大阪駅から30〜40分ほどなので、とっとパークまではまだ少し距離はありますが、近くの釣具屋さんだと品揃えが少ないことや、営業時間などの制限があるので、僕はここをおすすめします。
品揃えも多く、駐車場も広いので、はっきりいってここさえ行っておけば困ることはありません。雨合羽や防寒具なども置いているので、突然の天候の変化にも対応できます。
あとなんといっても24時間営業というのがほんとに心強い。
逆に、何も買わなくてもとりあえず休憩がてら寄って、店員さんに最近の釣果などを聞くのもアリです!という僕は毎回そうしてます(笑)
住所:泉大津市東港町11-33
⇒地図を見る
TEL:0725-22-5151
営業時間:24時間
※年末年始など休業することがあります。
アクセス:大阪臨海道路沿い阪神高速湾岸線助松出口より3分
3-2.【お土産・食事処】道の駅みさき
とっとパーク小島から車で15分ほどの距離にあり、食堂や休憩スペース、きれいなトイレも完備されているのでオススメです!
「産直市場よってって」では、地元食材やお土産を買うことができます。
また位置的にも、ちょうど大阪北部に向かって帰る方向にあるので、ふらっと釣り終わりに寄ってみてください。
「岬 丘の上食堂」
住所:大阪府泉南郡岬町淡輪5654-3
⇒地図を見る
TEL:072-494-1117
営業時間:9:00~19:00
休館日:年中無休(1/1~1/3を除く)
※ 食堂、休憩所は、18:00までの利用になります。
※ トイレ・駐車場・公衆電話は24時間利用できます。
3-3.【日帰り温泉】休暇村紀州加太(きしゅうかだ)
釣りが終わったときに一番やりたいことと言えばなんですか?
と聞かれたら、僕は迷わずこう答えます。
「お風呂!」と。
これ結構共感をもらえるんじゃないかな。特に海釣りだと、釣りを楽しんでいる最中は潮風が気持ちよかったりするのですが、釣り終わりになると、体力的にも疲れてきて、汗と潮風の影響で肌がベタつき始めて不快感が勝ってきます。
なので、僕は毎回釣り終わりは、近場のお風呂屋さんを探して行くようにしています。
というか、もはやこの気持ちよさのために釣りをしているんじゃないかとすら思ってしまいます。(笑)
とっとパーク小島の近くだと、和歌山になってしまうのですが、休暇村紀州加太という施設の日帰り温泉がオススメです。
とっとパーク小島から、車で10分ほどの距離にあるので、気軽に立ち寄ることができます。
参照:https://www.qkamura.or.jp/kada/hotspring/
そして何よりもここの温泉のすごいところが、和歌山城の天守閣をイメージした「天空の湯」という海岸の景色を一望できる絶景露天風呂があることです。
正直、このためだけに来てもいいんじゃないかと思えるほど絶景です。
ただ夕まづめ(日没前後から暗くなるまでの時間)まで釣りを楽しみたいという方は、日帰りプランとして温泉施設の受付が、12:00〜15:00までの限定なので、残念ながら今のところ利用ができないです。
釣り人向けに、夜の日帰りプランがあると最高ですね。休暇村の方、ご検討のほど宜しくお願いします。(笑)
住所:和歌山市深山483
⇒地図を見る
TEL:073-459-0321
日帰りプラン:
利用料金:大人1,300円、小人600円
利用時間:12:00~15:50(15:00札止め)
4.基本情報
4-1. 住所と連絡先
4-2. 開園時期と営業時間、休園日
開園時期と営業時間 | |
3月~11月 | 午前6時~午後8時 |
12月~2月 | 午前7時~午後6時 |
休園日について | |
・毎週金曜日(祝日は開園) ・年末年始(12月31日 ~ 1月2日) ※イベント開催時には、休園日であっても開園する場合があります。 |
4-3. 利用料金
基本料金(終日料金) | |||
区分 | 単位 | 料金 | 障がい者 手帳を お持ちの方 |
大人 | 一人一回 | 1,500円 | 900円 |
小人 (小・中学生) |
750円 | 450円 | |
イブニング料金(午後3時以降の入場) | |||
大人 | 一人一回 | 1,000円 | 600円 |
小人 (小・中学生) |
500円 | 300円 | |
回数券(有効期限の設定はありません) | |||
大人 | 11回分 | 15,000円 | |
小人 (小・中学生) |
7,500円 | ||
その他 | |||
◆障がい者の方は利用料金が上記の40%割引となりますが、必ず障がい者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の3種有効)を提示してください。 ◆介護者が介護のために付き添われる場合は無料で入園をして頂けますが、介護者は釣りは出来ません。(釣りをされる場合は釣り料金が必要となります) ◆小学生未満の方は無料で入園・釣りをして頂けますが、釣り料金で入園されている大人の方と同一枠内で釣って頂くこととなります。 ◆見学入園の制度はありません。 釣り場への入園はすべて釣り料金が必要となります。 |
<入場制限について>
一部、入場制限があるのでご注意ください!
特に小学生以下は終日、中学生以下は日没後、保護者等の同伴が求められるので注意が必要です。
・保護者等の同伴の方がいないお子様 (小学生以下)
・日没後、保護者等の同伴の方がいない中学生以下の方
・保護者等の同伴の方がいなければ危険であると認められる方
・天候等の理由により事故発生のおそれがあるとき
・管理上支障があると認められるとき
・フローティングベスト(中学生以下)を未着の方
上記の基本情報は、2023年1月時点のものとなりますので、最新情報は下記の公式サイトをご確認ください。
とっとパーク小島公式サイト
5.アクセス
5-1. 車の場合
阪神高速湾岸線・泉佐野南または阪和道・泉南インターから
国道26号線へ。和歌山方面へ南下し深日中央交差点(ロータリー)を右折。
府道岬加太港線を加太・小島方面に約10分。
※無料駐車場有り(駐車台数74台)
※営業時間前に到着する場合は、駐車スペースに指定がありますのでご注意ください。
詳しくは下記URLよりご確認ください。
駐車スペースと整理券については下記からご確認ください。
とっとパーク小島 公式サイト
5-2. 電車の場合
南海多奈川線「多奈川駅」より岬町コミュニティバスで約 10分
「海釣り公園とっとパーク小島」下車すぐ
・岬町コミュニティバスの時刻表
岬町コミュニティバス【基本路線】発車時刻表
・岬町コミュニティバスの経路表
(赤色の基本路線が「とっとパーク小島」に停まります)
岬町コミュニティバスの経路表
・岬町コミュニティバスの運行について
(上記2つの情報がのっているサイト)
岬町ホームページ
※2020年8月31日時点のものを記載しております。
ちなみに、電車とバスで行こうとお考えの方は、下記時間が一番早い時間ですので、この時間を目安に御出発ください!
[平日]
多奈川駅 6:20発 ― とっとパーク小島 6:30着
[土日祝]
多奈川駅 8:10発 ― とっとパーク小島 8:20着
※繁忙時期は入場制限がかかることもあるので、電車ではなく車で開園前に行かれることを強くオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、釣れるスポットとして人気が高い管理釣り場「とっとパーク小島」を紹介させていただきました。
実際に行ってわかったことですが、ただ釣れるというだけではなく、ショップが充実していたり、絶品のお弁当があったり、釣りを楽しむための細かい設備があったりと、魅力たっぷりな釣り場でした。
手ぶらで気軽に、とまでは行きませんが、こういった充実した魅力があると足を伸ばしてでも来たくなる、そんな釣り場だと思います!
是非、皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。