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【大阪古墳めぐり】集めて楽しい!御陵印と古墳カード

御陵印と古墳カード

暖かくなってきました!古墳めぐりに最適な季節です♡

大阪唯一の世界遺産、百舌鳥・古市古墳群。ですが、「森にしか見えない」「楽しみ方がわからない…」という意見もちらほら。
そこには壮大な歴史ロマンがあるのですが、あまりマニアックな話は置いておいて…

まだ古墳めぐりをしたことがない方にも、ちょっとワクワクするような古墳の楽しみ方をご紹介したいと思います♪

小白髭山古墳(古市古墳群の小白髪山古墳。小さいけどクビレくっきり、前方後円墳なのがわかる!)

1.百舌鳥・古市古墳群ってなぁに?

百舌鳥古墳群ビジターセンター(百舌鳥古墳群ビジターセンターの展示物。3段築造の前方後円墳!)

2019年7月に世界文化遺産となった、百舌鳥・古市古墳群。
日本一大きな仁徳(にんとく)天皇陵古墳は、エジプトのピラミッドや中国の始皇帝陵に引けを取らない超ビッグサイズ!
そんな超巨大墳墓を筆頭に、百舌鳥には44基(うち、世界遺産は23基)、古市には45基(うち、世界遺産は26基)の大小様々な古墳があります。

古墳とは、およそ1600年前の古代の王族や豪族のお墓。(全てに人が埋葬されているのではなく、宝物を納めたものもあります)
大阪以外にも、南は鹿児島から北は岩手まで、16万もの古墳が全国にはあります。しかし、これほどまでの巨大古墳が比較的狭い範囲にこんなにもごろごろあるのは、大阪だけ!しかも、百舌鳥(堺市)も古市(羽曳野市・藤井寺市)も古墳しかない田舎ではなく、家もビルも工場もある現代的な街。
1600年もの時が経ち、街が開発されてなお残っている…それが、百舌鳥・古市古墳群の魅力の1つです。

古市古墳群(古市古墳群の赤面山古墳。高架下に古墳!古代と現代の建造物の融合…!)

そして、百舌鳥・古市古墳群には、天皇陵も多くあります。
「昔の天皇のお墓」と聞くだけでは、ふぅん、としか思わないかもしれませんが、よく考えてみてください。

姫松なつき
姫松なつき
ピラミッドの王も秦の王も、今なお王家が続いてるわけちゃうやん?
でも日本の天皇は、天照大御神から今の天皇まで絶えることなくずーーーーっと続いてるの、すごない!?
戦国武将が天下統一する時代も、征夷大将軍が治める幕府の時代でも、常に天皇家は途絶えたことがないんやで!

歴史スポットは、京都や奈良や鎌倉だけじゃないのですよ!ぜひ、食い倒れの町・大阪の、世界に誇る文化遺産を見に来てください!
とはいえ、ひとつひとつ見て終わり、というのも味気ないですから、旅の記念になるような、思い出に残る古墳の楽しみ方をご紹介したいと思います♪

2.御陵印を集めよう!

御陵印近年、寺社で頂ける御朱印がブームになっていますね。それにあやかってか、お城を巡っていただく御城印や、全国各地の船に乗ってもらえる御船印など、色々な“ご〇印”集めができています。

実は、天皇陵を巡っていただける“御陵印”というものもあるのですよ!しかし、御陵印は最近のブームに乗っかったものではなく、もっと昔からありました。いつから始まったのか具体的な年代はわかりませんが、江戸時代、あるいは明治・大正期になって、天皇陵をお参りした方への証として御陵印は作られたといわれています。

2-1.御陵印のいただき方

応神天皇陵拝所(こちらは応神天皇陵拝所)

まずは何より、御陵をお参りいたしましょう!
御陵印は、記念にいただくという気持ちに間違いはありませんが、“仁徳天皇陵に立ち寄ったから押せる!”というスタンプラリー感覚でいただくものではありません。

寺社へお参りするのと同じ気持ちで、きちんと拝所にてお参りをしてからいただきましょう。

姫松なつき
姫松なつき
百舌鳥・古市古墳群の天皇陵は、世界遺産ってことでつい観光地のように捉えてしまうかもしれないけど、天皇の“お墓”であることをお忘れなく!写真は撮ってもいいけれど、コーフンしすぎないように~~!

2-2. 宮内庁書陵部 陵墓監区事務所に行こう!

古市陵墓監区事務所(こちらは大阪にある、古市陵墓監区事務所。応神天皇陵の真横にあり。)

しっかりお参りしたら、いよいよ御陵印をいただきましょう♪
昔は各天皇陵に設置されていましたが、現在は大阪(古市)・京都(桃山・月輪)・奈良(畝傍)・東京(多摩)の5カ所にある、陵墓の管理をしている陵墓監区事務所にて保管されています。
百舌鳥・古市にある陵墓の御陵印は、羽曳野市にある古市陵墓監区事務所にていただけます。

陵墓監区事務所(奥に見える建物が陵墓監区事務所。どうぞ怖がらず進んでください~)

<各天皇陵にある方がお参りした都度押せてうれしいけれど、陵墓は全国に96基(歴代天皇陵93陵+初代神武天皇より前の神代3陵)あって、その全ての印を各所で管理するのは大変すぎるから、仕方がないのよね…>

陵墓監区事務所(公民館っぽい建物にちょっと安心しちゃう?)

宮内庁、なんてそうそう立ち寄る場所じゃないので緊張してしまうかもしれませんが、事務所の方々はごくごく普通の優しい人たちばかりなので安心してください◎かしこまった格好でなく、古墳巡りの歩きやすいカジュアルなスタイルで伺っても問題ありませんよ!
事務所の扉を開き、「御陵印をいただきに参りました」と伝えると、印のセットを出していただけます。

御陵印

御陵印をいただく際に持参していくものとしては、

・集印帳
・朱肉と捺印マット

(古市陵墓監区事務所では状態のよいものがありましたが、どこの陵墓監区事務所でも状態が  よいとは限らないため。※御陵印の1辺は最大6㎝)

・当て紙
(裏移りや朱肉がひっつくのを防ぐため。私はティッシュを挟みました◎)

・ウェットティッシュ
(汚れた時に。古市陵墓監区事務所ではお手洗いもお貸ししていただけました)

印は全て自分で押します!
百舌鳥・古市古墳群には12基の陵墓がありますが、全て参ってから古市陵墓監区事務所へ行って一度に12個押すもよし、1カ所参る毎に押しに行くもよし、自分のお好みでどうぞ◎

御陵印

姫松なつき
姫松なつき
お参りした陵墓を思い浮かべながら自分で押す印…感慨深いですよ…!

全て押し終わったら、事務所の方に一声かけてから退所しましょう~。

2-3.御陵印帳のオススメ

御陵印帳市販の集印帳でもよいのですが、御陵印専用の「御陵印帳」がおススメです★
とはいえ、御朱印帳のようにいろんな種類があるわけではなく…私が知る限りでは、小学館から発売されているこちらのものしかありません(汗)(京都のどこかに、掛け軸タイプのもの売っているとか…?)

御陵印帳こちらは、天皇の代数、名前、御陵名の他、御陵の所在地、御陵印の保管場所、御陵の形(前方後円墳とか堂とか塔とか)まで書いてあって、初代から順番に並んでいるのでとても見やすくて便利なのです♪

インターネットで購入するか、書店に注文するか(どこの本屋にもあるわけじゃないから…)、古市にある古墳グッズのお店「大蔵屋」さんでもゲットすることができます!

▼大蔵屋さんを紹介した記事はこちら↓

3.古墳カードを集めよう!

マンホールカードっていうものをご存じですか?マンホールって、いろんな模様があったり、ご当地限定レアマンホールとかもあるようで、好きな人は好きみたいですね。マンホールの写真と共に、説明だったり所在地だったりが書かれたカードがいろんな自治体で配布されてるんですって。同じような感じで、ダムカードもあるらしい…

収集癖って、誰でも多かれ少なかれあると思うんですよ。
シールとか、メモ帳とか、ぬいぐるみとか…大人でも子どもでも、女性でも男性でも。集めだすとなんだか楽しい♪

古墳カード(百舌鳥古墳群ビジターセンターにて。工場夜景カードなんてものもあるみたい…)

古墳カードもあるんですよ!巡った古墳のカードを集めていったら、きっと全部集めたくなるはず!(笑)
ただ、全国16万基の古墳全てのカードがあるわけではありません。

ここでは、百舌鳥・古市古墳群の「もず・ふるカード」をご紹介します!

3-1.もず・ふるカードってなぁに?

百舌鳥の古墳27基と、古市の古墳33基、それと堺市博物館などの施設6カ所、計66枚のカードがあります!
百舌鳥・古市の古墳全てを網羅しているわけではありませんが、なかなかのボリュームがあります。

このカードは、百舌鳥・古市古墳群を知ってもらうことを目的に、マンホールカードやダムカードを参考に作られたものだそうなので、御陵印とは違って気楽に、コレクター心を燃やしながら集めてください!(笑)

もず・ふるカードの楽しみ方は、なんといっても写真!上空から撮影したものや、大阪ではかなり稀な雪景色の古墳など、自分ではまず撮影できないような古墳の姿が見られます!

古墳カード裏面には、古墳の名称、所在地、墳丘長、築造時代などの基本データと、各古墳の説明が載っています。
百舌鳥・古市古墳群に関する書籍は多々ありますが、本まではいらない…という古墳ビギナーさんにこそ、もず・ふるカードはおすすめです。カードを入れられるポケットつきクリアファイルに並べれば、ちょうどよい古墳情報ブックになりますよ♪

コレクター心くすぐってくるポイントはまだあります。

百舌鳥・古市で66枚カードを集めて、なおエキストラステージがあるのです!!(笑)

それは、南河内郡にある「近つ飛鳥博物館」のカードをゲットすること…!古市からさらに南、公共交通機関で行くには少し大変な所にある、古墳時代がよくわかる博物館があるのですが、そこへ行って初めてオールコンプリート。

でも、大変な思いをしたら、とても素晴らしいコンプリートカードが2枚いただけます!!それは、百舌鳥古墳群と古市古墳群を上空から見た写真…!!!しかもキラキラカードなのです…!レア感(笑)

とてもお見せしたかったのですが、実は私もまだ全て巡り切れておらず…
百舌鳥古墳群ビジターセンターでフライングで見せていただいた情報だけ失礼します(汗)

姫松なつき
姫松なつき
なんと、他のどの書籍にも載ってない写真なんやって!
このカードのためだけに撮り下ろされた、全てコンプリートした人だけが見られるキラカード!!
ぜひ皆ゲットしてね!!

3-2.どこでもらえるの?

もず・ふるカードは、下記の場所でゲットできます♪

【堺市】
・文化観光局文化部世界遺産課(市役所高層館5 階)
〈休〉土・日・祝及び年末年始休み
〈開館時間〉9:00 ~ 17:30

・堺市博物館
〈休〉月曜(ただし、祝・休日の場合は開館)及び年末年始休み)
〈開館時間〉9:30 ~ 17:15(入館は16:30まで)

★百舌鳥古墳群ビジターセンター
〈休〉年末年始休み
〈開館時間〉9:00 ~ 18:00

【藤井寺市】
・教育委員会文化財保護課世界遺産担当(アイセル シュラ ホール館内)
〈休〉 月曜(ただし、祝日の場合は開館、翌日が休館)及び年末年始
〈開館時間〉 9:00 ~ 17:30

・教育委員会文化財保護課(市役所6 階)
〈休〉土・日・祝及び年末年始
〈開館時間〉9:00 ~ 17:30

・藤井寺市立図書館
〈休〉月曜及び年末年始
〈開館時間〉9:45 ~ 17:15

・史跡 城山古墳ガイダンス棟「まほらしろやま」
〈休〉年末年始休み
〈開館時間〉9:00 ~ 16:00

★観光案内所 ゆめぷらざ
〈休〉水曜及び年末年始
〈開館時間〉10:00 ~ 17:00

【羽曳野市】
・世界遺産・文化財総合管理室 世界遺産課、文化財課(別館3階)
〈休〉土・日・祝及び年末年始
〈開館時間〉9:00 ~ 17:30

・峰塚公園管理棟
〈休〉木曜及び年末年始
〈開館時間〉10:00 ~ 17:15

★大阪はびきの観光局 はびきのビジターセンター
〈休〉木曜及び年末年始
〈開館時間〉平日9:00 ~ 17:00 土日祝9:00 ~ 17:00

★マークをつけているところはお土産なども売っていて、姫松のオススメとなっております♪
次に詳しくご紹介するのでぜひチェックしてください~◎

3-2-1.仁徳さんのすぐ近く!百舌鳥古墳群ビジターセンター

百舌鳥古墳群ビジターセンター堺ならココ!「百舌鳥古墳群ビジターセンター」!!
堺市役所は古墳が見える展望台があるし、堺市博物館は堺の歴史がよくわかるので、どちらも行って損はないのですが、仁徳天皇陵の拝所のすぐ隣にあるこちらの施設はお土産が豊富でおススメです♪

百舌鳥古墳群ビジターセンター百舌鳥・古市古墳群の入門的な展示もあり、古墳巡りのスタート地点としてもオススメ。古墳群の上空写真があるので、これから巡る街並みや、辿ってきた古墳たちを確認することができます◎

また、館内にあるミニシアターも必見!8K空撮映像を壁面のみならず床面も使って映すことで、古墳群の雄大さを体験することができます!(酔いやすい人は注意 汗)

古墳群の周遊に便利なレンタサイクルの貸し出しや、手荷物の預かり等もあり♪

百舌鳥古墳群ビジターセンター(古墳のお土産、堺のお土産イロイロ★)

姫松なつき
姫松なつき
あと、トイレがキレイ(笑)百舌鳥・古市古墳群は街中だから少し歩けばコンビニも駅もあるけど、ココのトイレはキレイやし、なにより冬場手洗いの水がお湯なのがすっごい嬉しい…!
冷えた体を温めてくれるの…!!

もず・ふるカード(百舌鳥古墳群をここでコンプリート★)

百舌鳥古墳群ビジターセンター
住所:堺市堺区百舌鳥夕雲町2-160
⇒地図を見る
TEL:072-245-6682
休館日:年末年始
開館時間:9:00~18:00
アクセス:JR阪和線「百舌鳥駅」から徒歩5分

3-2-2.藤井寺愛の強いおねえさんがいる!藤井寺ゆめぷらざ!

ゆめぷらざ藤井寺ならココ、「ゆめぷらざ」!
史跡城山古墳ガイダンス棟「まほらしらやま」や、古代の歴史展示コーナーがあるアイセルシュラホールもオススメなのですが…(どちらも古墳カードになっている施設なので、これはこれでぜひ行ってみてください★
アイセルシュラホールは外観から驚かされるほどの見ごたえですよ…!)
ここでは、藤井寺駅に一番近い観光案内所をご紹介します♪駅近は旅の始まりにも途中にも終わりにも便利ですからね◎

ゆめぷらざスタッフのおねえさんがとても親切な方で、古墳のこと、歴史のこと、神社やお寺のこと、藤井寺のことをたくさん教えてくださいます♡

藤井寺市は大阪府内で一番面積の小さな市ですが、古墳だけじゃなく国指定の国宝・重要文化財ほか多数の文化財もある歴史遺産の宝庫なんです!

ゆめぷらざ「観光難易度A級シティ フジイデラ」というポスター(笑)
サイトにも載っていないディープな情報を、ゆめぷらざでゲットしましょう!!

菅原道真の遺品があるのは、京都でも太宰府でもなく、藤井寺の道明寺天満宮だけ!もちろん国宝です!葛井寺にある国宝の千手観音像は、日本最古級で、ホントに1000本(正確には1041本)の手を持つんですよ!世界遺産の古墳もあるし、藤井寺ってスゴイんですよ!!!

お姉さん
お姉さん
菅原道真の遺品があるのは、京都でも太宰府でもなく、藤井寺の道明寺天満宮だけ!
もちろん国宝です!葛井寺にある国宝の千手観音像は、日本最古級で、ホントに1000本(正確には1041本)の手を持つんですよ!
世界遺産の古墳もあるし、藤井寺ってスゴイんですよ!!!

ゆめぷらざもちろん、古墳グッズや、ここでしか買えない藤井寺のお土産も買うことができます♪
藤井寺のオフィシャルキャラクター「井真成(いのまなり)」通称「まなりくん」グッズもいかがでしょうか!
奈良時代に遣唐使として中国に渡り、そのまま唐の皇帝に仕えた留学生。ちょっと(だいぶ?)マニアックな人物かもしれませんが、藤井寺土産にぜひ◎

もず・ふるカード(古市古墳群のカードをゲット!でもまだ全部じゃない…)

藤井寺観光案内所ゆめぷらざ
住所:藤井寺市藤井寺1-3-11
⇒地図を見る
TEL:072-959-2350
休館日:水曜、年末年始ほか
開館時間:10:00~17:00
アクセス:近鉄南大阪線「藤井寺駅」から徒歩3分

3-2-3.オープンしたて!大阪はびきの観光局 はびきのビジターセンター

はびきのビジターセンター先月オープンしたばかりの「大阪はびきの観光局 はびきのビジターセンター」!
古市駅の目の前にあってアクセス最高。古墳巡りの始めにも終わりにも◎
もちろん途中の休憩スポットしてもオススメです♪

はびきのビジターセンター(ダルビッシュ選手って羽曳野出身なんだって!この度スポーツ・観光大使になられました!)

羽曳野には、古市古墳群を代表する全国2位の大きさを誇る応神(おうじん)天皇陵古墳がありますが、古墳以外にも誇るべきものがあります。
実は羽曳野は、ブドウの大産地なのですよ!大阪でワインってイメージはあまりないかもしれませんが、羽曳野は昔からブドウの産地で昭和初期よりワイン醸造が盛んでした。
(お隣の柏原市や、太子町・大阪狭山市でもブドウを作っていて、昔は大阪は信州を凌ぐほどのブドウの産地だったんですって!)
現在の古市駅前は繁華街ですが、東に行けば山や川に恵まれた土地があり、多くのブドウ畑が広がりワイナリーもあります。
古墳巡りの後には「はびきのワイン」で乾杯、なんていかがでしょうか♪

はびきのビジターセンター(古墳とワインが合体したマークが羽曳野らしい♡)

また、「さ~らりとした~う~め~しゅ~♪」で有名なチョーヤ梅酒の本社も羽曳野にあるのですよ!
そのため、チョーヤ梅酒の商品がズラリとそろっています!歩き疲れた体にウメッシュもいいですね~♡

もず・ふるカード(14枚ゲット。あと1カ所でコンプリート…ッ)

大阪はびきの観光局
住所:羽曳野市古市1-1-21
⇒地図を見る
TEL:072-959-2261
休館日:木曜(祝日の場合は営業)・年末年始
開館時間:9:00~17:00
アクセス:近鉄南大阪線「古市駅」すぐ

4.古墳グルメでコーフンしよう!

百舌鳥・古市古墳群は狭い範囲にたくさんの古墳が密集している、とはいいますが、歩きや自転車だとなかなかの距離になります(汗)
なので、おなかも空くことまちがいなし!おいしくて、そして目にも楽しい古墳グルメをご紹介します♪

4-1.こふん前cafe IROHA

cafeIROHA百舌鳥古墳群ビジターセンターのすぐ近くにある、「こふん前cafe IROHA」さんは、古墳好きの人たちにも、地元の方々にも人気の落ち着いた雰囲気のカフェです♪

cafeIROHA朝はモーニング、昼はランチ、そしてカフェタイムにはスイーツがいただけます。

cafeIROHA先日の「大仙公園の桜と古墳」を紹介した記事では、こちらの「古墳ハンバーガー」をいただいたのですが、スイーツもコーフンしちゃうので見てください♡

cafeIROHAケーキは何種類かあるのですが、私はロールケーキを◎
ケーキの手前に粉糖であしらわれた古墳の形にキュン!!!トレーにも古墳の焼き印があって、かわいい♡

姫松なつき
姫松なつき
古墳にハマると、前方後円墳のカタチにとんでもなく敏感になるんですよぉ…♡(笑)

もちろん古墳シルエットだけじゃなく、お味も◎あっさりした甘さのふわっふわ生地に、小豆クリームがおいしいです。わりとボリュームもあるので、古墳巡りで疲れた体にちょうどいいですよ♪

cafeIROHA店内奥には雑貨コーナーもあり。ハンドメイド作家さんの古墳グッズや、食器、衣料雑貨などが販売されています。お土産にどうぞ♪

こふん前cafe IROHA
住所:堺市堺区百舌鳥夕雲町2-204
⇒地図を見る
TEL:072-245-0168
定休日:月曜(祝日の場合翌日)
営業時間:
平日 9:00~17:00(L.O.16:00)
土日祝 9:00~18:00(L.O.17:00)

4-2.朝日堂琮源

朝日堂琮源藤井寺の古墳グルメといえばここ!1964年創業の「朝日堂琮源」さん!!藤井寺市駅前北商店街の中にある、オシャレな雰囲気の和菓子屋さんです。

朝日堂琮源イチ押し古墳グルメはこちら、「古墳ういろ」!
食感はもっちりむっちり、白いところは上品な甘さ、緑のところは抹茶の風味がしてとっても美味しい古墳です♡
真上から見ても斜めから見てもかわいい前方後円墳…!

朝日堂琮源さんの古墳グルメはこれだけじゃありません。

朝日堂琮源藤井寺銘菓「古室山(こむろやま)」もぜひ召し上がれ!求肥入りのどら焼きなので、おなか満たされます♡(笑)

古室山古墳(本物の古室山古墳)

古室山は藤井寺にある古墳で、世界遺産。長さ150メートルの立派な前方後円墳ですが、なんとこの古墳は登れます!木が少なくて小高い野原のように見えますが、くびれ部分がよくわかり、地上からでも前方後円墳感がわかります。

ところで、お菓子の古室山の焼き印なんですが、ただの前方後円墳形じゃないんです。
これ、古室山古墳に則った形なんですって!!こういう細かいところにこだわってらっしゃるところが、最古(サイコー)です♡

古室山古墳(このハニワの置物は姫松のオリジナル)

ちなみに、古室山古墳形の焼き印が押された黒糖饅頭もあります!印が押されたからって味に違いはないんですが、ウキウキ度合いが違いますよね!!
ぜひぜひ、朝日堂琮源さんの古墳シリーズ、チェックしてみてください♪

古室山古墳(店内で頂くこともできます♪)

朝日堂琮源
住所:藤井寺市岡1-13-16吉岡ビル1F
⇒地図を見る
TEL:072-955-9316
定休日:不定休
営業時間:10:00~18:00
アクセス:近鉄南大阪線「藤井寺駅」より徒歩3分

4-3.MAISON INCO(メゾンインコ)

メゾンインコ羽曳野市、古市駅のほど近く、ヤマトタケルの白鳥陵古墳と安閑(あんかん)天皇陵古墳の間に、めちゃくちゃオシャレなカフェレストランがあります!

メゾンインコシェフパティシエでありながらファッションもこよなく愛し、ファッションデザイナーから多くのインスピレーションを受けるというカッコいいご主人と、シェフとしてダイニングバーやブライダルレストランでの勤務経験もある綺麗な奥様のご夫婦が経営されているため、内装もお料理も何もかもとにかくオシャレです!

メゾンインコキッシュプレートランチ(1600円)の、美しさたるや…!
オシャレなプレートランチは今までも色々と見てきましたが、私史上ダントツです。一つの世界が出来上がっているかのような、息を飲む美しさ!

でも、もちろん見た目だけがいいわけではありません。
厳選した地元・南河内の野菜や果物、農産物、ワインを使用されています。旬の野菜たちはサラダにしてもマリネにしてもグリルしてもとっても美味しい♪
メインのキッシュにはかなり厚切りのベーコンがゴロゴロ入っていて食べ応えあります!唐揚げやライスコロッケものっていて、美味しいし楽しいし、目にもおなかにも大満足です!

こんなオシャレなレストランにも、古墳グルメはございます。
その名も「古墳キッシュ」!!!

古墳キッシュ特注の前方後円墳型で焼き上げられたキッシュ…これまた美しい!!驚きなのが、この中身。なんと、焼きそばなのです!!
もちろんキッシュなので卵液で固められていて、焼きそばパンのような…モダン焼きのような…?
でもキッシュ…という、食べたことない新感覚キッシュでした。とはいえ粉モン(キッシュ生地)×粉モン(やきそば)でまずいわけはなく、おいしかったです!

こちらはテイクアウトのみの受注生産となっているため、お店では食べられません。なので、お土産にぜひ!(郵送でも買えます◎)
おうちでオーブンで温め直せば出来立てのようなサクサク感になりましたよ!

MAISON INCOメゾンインコ
住所:羽曳野市栄町9-10-102
⇒地図を見る
TEL:072-959-7380
定休日:月曜
営業時間:
ランチ 11:00~(L.O.14:00)
ディナー 18:00~22:00(前日までの予約制)
テイクアウト 11:00~18:00

5.まとめ

いかがだったでしょうか?知らない世界が見えましたか…(笑)
世界遺産、百舌鳥・古市古墳群。天皇家のお墓も含まれるため、一般的な観光地というには少し違うかもしれません。
しかし、代々続く日本の天皇の歴史の一片に触れてみると、我が国の歴史にロマンを感じることもできるのではないでしょうか。

天皇陵は大阪以外に、奈良・京都に多くあります。大正天皇と昭和天皇は東京ですね。私もまだ大阪の天皇陵しか参れていませんが、初代から昭和天皇まで歴史を辿るようにお参りに行きたいなぁと思っています。

埋葬者のわからない古墳もたくさんあります。この地には昔どんな人が住んでいたのか、どんな景色が広がっていたのか、街角の小山と思わずに探索してみると、何かおもしろい発見があるかもしれません♪

御陵印は、天皇陵へお参りした証に。古墳カードは、古墳巡りの探索の記念に、どちらも1つ手にしたら全て巡りたくなるに違いありません。
そうして皆さま、古墳沼へいらっしゃいませ(笑)

〈参考文献〉
『百舌鳥・古市古墳群ガイド』(2020年2月25日初版第一刷発行/発行者:宗形康)

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ライター紹介

姫松なつき
姫松なつき
大阪生まれ大阪育ちの歴史好き。京都や奈良より、難波宮があった大阪こそが古都であることを世に知らしめるため、ゆるおもしろい絵と文で大阪の歴史・史跡をご紹介します♪ InstagramID:@himenatt77
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