【大阪はしご酒】何時まで呑む気だ!?天満1人飲み歩き~前編~
2018.09.21
京橋の居酒屋で立ち呑んだお酒は生ビール、ハイボールのわずか2杯。
お目当ての立呑み屋さんが空くまで待っている間に、すっかり酔いはさめてしまいました…。
※京橋編はこちらを確認
【大阪はしご酒】女1人で朝から呑めって?京橋1人飲み歩き
スマホの充電もそろそろ切れそう……このままでは立呑み記録が残せない(写真撮れない!)というわけで、天満駅につくなり、充電も兼ねてマックへ。(関西ではマクドですね)
充電しつつ、コーヒー飲みつつで、“人気おすすめ居酒屋_天神橋店”とかで、いっちょ検索かけたろかな?と思ったのですが。
いや、行き当たりばったりこそがはしご酒の醍醐味でしょ!と、
……しばし記憶をなくしました。(たぶん、半分寝てたのでしょう)
はい、行きますよ!天満編!!呑むぞ!!!
1.呑みに行くはずが…だって「日本一」っていうから…
昨日の打合せで出た話。「裏天満っていうところがあって、いいお店があるんですよ」と。
なので、裏天満を目指そうと思うのですが…
「裏天満って、裏ってどこ?こっちかな…こっちでしょ!」
と、勘に頼るのが方向音痴の悪いクセ。
そしたら、商店街に出ちゃったんですよね。私、商店街大好きなんですよ。何の目的もなくふらふらして、気になると思ったらおもむろに入る……最高の贅沢です!
(ひとりでもさみしくないし)
というわけで、歩いちゃいますよね。商店街。
途中でワンピースの試着までしちゃいましたよね。
と、しばらく歩いて……それにしても長すぎない?と思いはじめた頃、
見つけました、「日本一長い商店街」の文字。
この「天神橋筋商店街」は天神祭で知られる大阪天満宮からすぐの距離。
一丁目・二丁目・三丁目と分かれていて、本当にいろいろなお店がぎっしり立ち並んでいます。
※天神橋筋商店街のおすすめグルメ情報はこちら
【天神橋筋商店街グルメ】天神橋1丁目~6丁目まで美味しく楽しくウォーキングしちゃいましょ♪
アーケード商店街なので、雨が降っても余裕でお買いものができます。
鳥居がぶら下がってますね!さすが大阪天満宮の近くです。(たぶん関係あるのではないかと)商店街はまだまだ続きます……
この間、キャリーバックをゴロゴロ転がしてます。旅行者感丸出しです。
だいぶ歩いたなぁと、時計を見たらそろそろ18時……
あれ??私、今日、東京に帰るんだよね…?
呑む時間なくなるんじゃ…?
マズイ!商店街マジックにはまってしまった!!
あわてて方向転換です!とはいえども、来た道を戻るのはなんかもったいないので…
左に曲がって、隣の道を来た方向に戻ることにしました。
スマホのナビで「裏天満」を検索して、その方角に進みます。(初めから検索すれば良かったのでは?と言うのはナシです)
私の目標は少しでも多くの店に行くことです。そして一杯でも多く呑むことです。
懸命に早足で進みます。
さて、そうこうして、線路沿いの道に出たところ……おぉ!!??
なんだ、これは!
全体的にざっくりしてるのに、私の心を掴んで離さない……お店正面の右側は、京都っぽい風情が…町田酒造だらけ……
入り口に戻って中を覗いてみるけれど、店内は暗い、でも誰かがいる気配はある……
酒屋なの?飲み屋なの?と、戸惑いつつビニールシートを開けようと手を伸ばしたそのとき…
バッ!と内側からビニールシートが開けられて、登場したのは、おじさま。
怪訝そうな顔で私を見ます。
開店前だったのだろうかと、戸惑い満載の目で見つめ返すと……
「日本酒の店ですけどいいですか?」とおじさま。
(こんな感じのことを言われた)
「はい、日本酒呑みたいです」と私。
(こんな感じのことを言った)
お互い、なんとなーく不器用な感じではじまった、本日の三軒目、天満の記念すべき一軒目です!
2.日本酒シュワシュワッて、こんなに幸せなのか。
【前田酒店】※閉店
外は暮れかけ。ビニールシートから漏れてくるやわらかな日の光が、1日の終わりが近いことをお知らせしてきます。
けれども、これから私の新しい1日がはじまると言っても過言ではありません。
知らないお店に入るのと、新しい1日のはじまりは、私の中で同じ意味を持つからです。
これから起こることに期待しかありません。あぁ。落ち着く……
一升瓶ケースを椅子にしているあたり…間違いないですね。
お客さんはほかに誰もいません。
お店貸し切り状態!こんな贅沢あるだろうか。
立呑みを想定していたので、座れるのがまた嬉しい。
よいしょと腰をおろし、さて注文を、と店内をきょろきょろしていたら…注文するまでもなく、先ほどのおじさま、改め店主さんが出してくれました!!
先ほど外で見た「町田酒造」。
なみなみと注いでいただいたお酒は、冷えているぞ感をキンキンに出してきます。
もちろん知らないと思いますが、私、お酒の中でも実は日本酒が一番好きなんです。
それでは早速、いただきます!
こぼさないように、表面に口づけて、そっとすすると……
ふわりというより「くわり」という感じで、一気に広がる甘やかさと、
「シュワシュワッ」と舌を刺激する微炭酸……
うわーーーっうまっ!!!
って、言っちゃいましたよね。このお酒、よく見ると完全に透明ではありません。なぜなら「無濾過」だから。
しかも「直汲み」。搾りたてを空気に触れないように瓶詰めするんですね。
すると、空気に触れて酸化することなく、風味も変わらないので、搾りたての新鮮な味わいが守られるというわけです。
(というようなことを店主さんが説明してくれたはずです)
私、こんな華やかな味わいの日本酒呑んだのはじめてですよ。
なんですかね、宝塚の娘役って感じですかね。フレッシュピチピチな感じです!
うわー、これ、一気飲みするのもったいない!って思いながらちびちびやっていたら、
おじさまが「押し売りみたいになるけれど」とピーマン山盛りのアテを出してくださいました。
ゴマ油の香りがたまりません!
さっそくいただきます!!
うわー!このピーマン料理、無限に食べられるヤツだ!
シャキシャキでみずみずしい生のピーマンに、昆布のねっとり感と塩気、ゴマ油と白ゴマの風味が、なんていうか、いわゆる、マリアージュして……
もう、いくらでもいける!狙ったのかどうなのか、グリーンラベルの町田酒造さんとペアルックですよ!
あー、酒が進む……ピーマンも進む……
ふと見ると、店主さんも自前の焼酎を呑んでいます。
いいですね、もはや一人呑みじゃありません。
呑みながらお話を聞くと、求める味わいの日本酒がなかなかなくて、この町田酒造さんを探し当てるまで大変だったそうで…。
このお酒、群馬の前橋市にある酒造さんのものなんですよ。
群馬のお酒を大阪で紹介してもらうとは思いませんでした!
探し出してくださって、本当にありがとうございます!
さてお会計は…
日本酒(町田酒造)450円
ピーマンのアテ(正式名がわかりません) 200円
合計 650円
至高の組み合わせでした!
しかも、激安です。
まっすぐ裏天満に行っていたら出会ってなかったであろう、このお店。
まさに運命の出会いです。
こんな出会い方を、運命の殿方ともしたいものですね。
住所:大阪市北区天神橋4-2-19
TEL:06-6356-3400
営業時間:17:00頃~23:00(ドリンク~23:30)
定休日:不定休
アクセス:天満駅から124m
3.本日2回目の串カツ!飽きるわけがない!
【酒の奥田 PART2】
今回のはしご酒でなんとなーくできたルール。「おすすめのお店を聞いてそこに行く」。
この度もそのルールに従って、前田酒店の店主さんに聞いておきました。
「奥田ってお店が若い子にも人気あるんだよ」
行きましょう!そこに!!
忘れないうちに(一杯しか呑んでないのですが、気分が良いと、うっかりテキトーに歩いてしまうので)スマホのナビで検索して、いざ出発!
天満駅の方に向かいます。
オサレなワインバルみたいなお店もありましたが、
今日の私はオサレ感は求めてないんです。
平成最後の夏、私が求めているのは、懐かしさと昭和感…
あらゆる書類でさらに左に追いやられてしまうであろう、「昭和」なのです。
昭和生まれの私が、平成生まれの利器、スマホを使って進むと……こんな通りに出ました。
もう、昭和ノスタルジーしかないです。
さらに進むと…はい!来ました!串居酒屋「酒の奥田」さん。
「禁煙」の文字が「禁断」に見えるあたり、私は酔っているのでしょうか。
左の「品質が香る」も、書体ともども、昭和への愛おしさを掻き立てます。
さっそくお邪魔します!!
コの字のカウンターがかなりギッチリ!
もう一列、壁に向かうようにカウンターが設えてあるのですが、こちらもギッチリ!
ちょうど1人入れる隙間があったので、そちらへ……
若い女性二人組やカップルもいるあたり、前田酒店の店主さんが言っていた通りですね。旅行者感丸出しのため、お店の人も気を遣ってくださいます。
すてきな男性スタッフのサポートを受けつつ、注文へ。
まずは飲み物を……酎ハイのところに「がり」があるのを見つけました!
一度どこかで呑んだことがあって、こりゃぁいいと思ったんですよね。
というわけで「がり酎」を注文。
さて、アテはどうしましょうね。ちょっとオシャレなやつをいただいちゃいましょうか。
《奥田名物》にある「チーズみそ漬け」をいただきます。150円って安い!
あとは、本日2回目の串かつを…
しゅうまいちゃんやら海老ちゃんやらとも迷ったのですが…「豚アスパラ巻」とホワイトボードに書いてあった「ハモ串揚げ梅肉添え」(たぶん。せっかく写真撮ったのにピンポイントで見えない…)を注文!
串揚げは専用の注文シートがあって、食べたい串揚げのところに注文する数を書いてお店の人に渡す方式です。
さて、来ましたよ!本日の4杯目!なんともかわいらしいピンク色…映えますね~!がりがたんまり「がり酎ハイ」と、
いい漬け感が出ている「チーズみそ漬け」です。
正しい飲み方なのかわかりませんが、マドラーでがりをちょいと潰すようにしつつ、かきまぜて、いただきます!
うーん!!さわやか!!
なんやかんやで四軒目、それなりに疲れた身体で立ち呑む私に、一種の清涼剤…。
がりって生姜ですからね、身体にいいの当たり前じゃないですか。
がりをしゃりしゃり噛めば、辛みと甘みが交互にやってきて…。ハマっちゃいますよね。
燻製料理の仲間のようなステキな色をしたチーズみそ漬けは、ふんわりと味噌の香りがして…それがチーズのミルキー感を引き立てて…。
あー、いい仕事してます。私に女子であることを思い出させてくれます。ありがとう。
さて、揚がってきましたよ!ハモの梅肉添え。こんなん絶対美味しいに決まってるじゃないですか。
贅沢過ぎる魚介料理ですよ!
ソースにつけるかどうか迷いつつ、でも、ここは梅肉のみでさっぱりと…が正解じゃない?というわけで、梅肉をオンしていただきます!
うん!サクッときてホクッ!ですよ!!
なんとなく、一軒目の松井さんで食べた串揚げの衣よりも甘み?があるような気が…
頭に浮かんだのは「クリスピー」という言葉。軽いんですよね。
そこに梅肉の酸味が加わって、とにもかくにも美味しい!
なんだかデザートをいただいている気分…。
あっという間に完食です!
東京では串と言えば串焼き、というか鶏ちゃんの焼鳥ですが、串揚げもたまりませんね!
なんでもかんでも串に刺せばもっと美味しくなるのではないかと、たくあんを箸に刺して食べて、母に怒られた幼少の頃…。串は、魔法のステッキです。
さて、豚アスパラ巻を待ちながら、がり酎のがりをしゃりしゃり。
がりをつまみに呑めるこのがり酎、無敵ですね。
無心でがりをしゃりしゃりもぐもぐ食べていたら、
スタッフさんに「美味しそうに食べますね」と笑顔で言われてしまいました。
すみません、恐縮です!
そして、やってきました、豚アスパラ巻!アツアツ揚げたてです!
今度はソースにどっぷりと浸けていただきます。
アスパラを肉で巻こうと最初に考えた人は天才ですよ!
それを串揚げにして、ソースに漬けたら、旨くないわけないじゃないですか。
アスパラがサクッと噛み切れるし、豚はジューシーだし。
すぐなくなっちゃいました。
と、スタッフさんと「東京から来ました」などと話していたら、隣にいた若い女子二人組も話に加わり、
マクドナルドは…東京「マック」大阪「マクド」
セブンイレブンは…東京「セブン」大阪「セブイレ」
いやいや、セブイレって、言いにくくないですか!?みたいな会話を楽しみ…
そういえば、今日まだ、酔っ払いが話すような何でもない話をしてなかったなぁと。
これなんですよ、一人呑みの醍醐味。
はじめて会った人と、なんでもない話をくるくるとする感じ。
たまらないです!
女子お二人は東京に来ることが結構あるそうで。
どこかで奇跡的にお会いしたら、ぜひ乾杯しましょうね!
これからもう一軒行きます!と宣言し、大丈夫ですか?と心配されつつ…
そうなんです、すでに乗る予定の電車が1時間半ほどまで迫っていました…
バタバタとお店を後にします。もう一杯呑みたかった…
お会計は
ハモ串カツ 梅肉添え 150円
豚アスパラ巻 150円
チーズみそ漬け 150円
がり酎ハイ 310円
合計 760円
やはり昭和感漂う大衆居酒屋は安いです!ビールの大瓶が380円ですからね。
今度また来たら、大瓶でちびちびやりながら、もっといろいろ食べたいです。
実はここ「PART2」とあるように、酒の奥田さんの姉妹店でした!
帰ってきて改めて調べて気づき…どうやらお店は裏でつながっていたようです。
今度は本店の方もお邪魔したいです。
住所:大阪市北区天神橋4-12-22
TEL:06-6351-9514
営業時間:12:00〜22:30
定休日:日曜・祝日
アクセス:天満駅から103m
さて、次回は…いよいよ5軒目!
土曜の夜はフィーバーし過ぎ!路頭に迷いつつ、最後に選んだ一軒は?
そして、東京に無事帰れるのか!?
ドキドキの後半はこちらです。
③【大阪はしご酒】何時まで呑む気だ!?天満1人飲み歩き~後編~
他にも楽しい「大阪はしご酒」はこちら
京橋編
①女1人で朝から呑めって?京橋1人飲み歩き
天満編
②何時まで呑む気だ!?天満1人飲み歩き~前編~
③何時まで呑む気だ!?天満1人飲み歩き~後編~
④裏天満ちょうちん通り周辺のおすすめ裏イタリアン!
⑤話題のグルメ街!裏天満ちょうちん通りで塩呑みだ!
⑥裏天満帰りに寄れる穴場!おすすめバールでカフェ〆
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