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【大阪はしご酒】安い美味しい天王寺!平成最後の1人昼飲みのススメ

はしご酒天王寺

『平成最後』

今限定だからと、なにかにつけて「平成最後のぉ~」と言いがちな今日この頃。
待って待ってちょっと待って!私の昭和がもっと遠くへ行ってしまうことの方が重要なのよ。
なんて心の中で嘆く、昭和生まれの私。

今回は、私にとって「平成最後の天王寺での昼呑み」となるでしょう。
あ、言っちゃった。平成最後。

1.天王寺が新時代感をガンガンに出している!

私の天王寺のイメージ…。動物園があるらしい。
あと、めちゃくちゃ昭和感があるっぽい、というふわふわしたもの。

その天王寺が、なにやらものすごくネオな発展を遂げているとのウワサを聞きまして、こりゃ行かねばと。呑まねばと。
大阪出張前ノリして来ちゃいましたよ。

はしご酒天王寺はい!天王寺!!

あら?なんかイメージと違う…。オシャレな駅ビル。

はしご酒天王寺これまた近代的な歩道橋だなぁと思いきや、名前が「鮨屋萬助・阿倍野歩道橋」
ん?渋い。看板の雰囲気まで渋い。
なぜ?と調べてみたところ、大阪市が歩道橋の命名権の購入者を募集していたようで。それで、購入したのが「鮨萬(すしまん)」というお寿司の製造と販売をしている会社さんだったというわけですね。なんと創業1653年!360周年の記念事業で応募したとのことで。私の目にぐわりと入ってきたので、きっと宣伝効果も抜群なはずです。
あ、「萬助」は店主さんの名前にちなんでいるそうですよ。

そして、

はしご酒天王寺この「あべのハルカス」に「すし萬」を出店しているそうです。
歩道橋を見て、「あ!鮨食べたい!」と思ったら、すぐそこのハルカスに駆け込みましょう。

と、うっかり鮨に目を奪われつつ、いやいや、お鮨屋さん行っちゃったら、はしご酒どころじゃないよ、と。
進みましょう、進みましょう。
そうしたら、大通りにぶつかりました。

2.世界最大のYAYOI KUSAMAが!

はしご酒天王寺道路の向こう側に目をやると、かわいらしい壁面が!
よくよく見ると「YAYOI KUSAMA」の文字。
そう、あの水玉といえばの草間彌生先生です!
このアート壁面、草間先生の平面作品の中では今のところ世界最大だそうですよ。
作品名は「あべのから未来へ」。これまた平成最後にふさわしいですね。
ちなみにこの建物は「あべのnini」という名前。ただの商業施設ではなくて、住宅やホテルも併設した複合施設とのこと。
そうだ、「あべの」と付いていますが、天王寺駅から徒歩すぐなので、天王寺枠で紹介しちゃいますね。

さて、もうちょっと歩いてみましょう。

はしご酒天王寺と現れたのが…
おぉっと!これは未来都市か…!?
なんか丸いシャンプーハットみたいなの付いてるあたりが、昭和の女が想像する未来都市のイメージにぴったりくるぞ!
これがウワサのネオ天王寺か!!
さっそく、レッツラゴーですぞ!(古い)

3.ただのネオじゃない、それが天王寺!

はしご酒天王寺わぁ!かっこいい!
エスカレーターを降りれば、天から舞い降りる気分にきっとなれるはず。(言い過ぎか)

はしご酒天王寺Q’s MALLですって。床がオシャレ。バーゲンやってる!って吸い込まれそうになる心を必死で取り戻す。

はしご酒天王寺来た、来た来た来た!ここが私を呼んでいる!!
はい、吸い込まれまーーす!!

このViaあべのWalk、Walkしてみてびっくり!想像以上に昭和Likeなお店がいっぱいなんですよ。
しかもどこも満席。立ち呑み屋さんも人でぎっしり。人気店ばかりですな。

そんな中、外から空席確認をして、一人なら潜り込めそうなお店見つけちゃいました。

はしご酒天王寺もう、書体が私好み。
日本酒上撰一合300円。うひゃ!
串カツ盛合せ500円。うひょ!
安いぞこれは。しかも絶対美味しい。

はしご酒天王寺のれんが「呑んでいきな」と言ってくる。

4.【正宗屋】昭和女が昭和の雰囲気で初めて酒を呑む。

いや、私の場合、小学生のときに昭和が終わりを告げましてね。
昭和のさなかで酒を呑めなかったわけですよ。
そりゃ、平成の時代に酒を呑むのも十分に楽しいですよ。
とはいえ、ないものねだりとはよく言ったものですが、昭和の時代に酒が呑みたかったんですよ。赤ちょうちんが揺れる居酒屋でネクタイ頭に巻いて、とっくり片手にクダ巻き放題コース(てっぺん越えで)をやりたかったんですよ。本当にこれだけは昭和に残してきた後悔ですわ。

確かに今でも、昭和風情のお店はありますよ。
でも、なんですかね。やっぱり、時代は変わったって思うんですよね。

ところが、

はしご酒天王寺これ見た時に、「おぉ!昭和来た――!」って思ったんですよ。
いや、正確に言えば、カウンターに通されて、周りが全員男性、しかも人生の先輩ともいうべき人がほとんど、しかもここ天王寺ってあたりで、「昭和来たーー!」でしたね。

はしご酒天王寺厨房を取り囲むようにあるカウンター。
この焼酎が逆さまになってるの見るだけでテンションうなぎ上り!
目の前ではおでんがグツグツ。あーこりゃたまりませんな。

朝ドタバタで新幹線乗って、あくせく仕事して。富士山が見える方の席が全部埋まっていたもんで、せっかく晴れてたのに富士山を拝むこともできず。
そんなこんなで、モーニングもランチも食べず、朝から茶しか飲んでないんですよ、私。
もう今日は、呑むことと食べることしかしませんから!

はしご酒天王寺ぅよし!頼むぞ!
うぉ!潔いチョイスの酒の並びがたまらん。
とはいえ、もう私、一杯目はコレで、と朝から決めてました。

はしご酒天王寺生ビール中(420円)先生です。
ありがとう!昼から黄金比率ありがとう!

では、乾杯!!(ひとりだけど。)

ぐびぐびぐびぐびですよ。止まりませんよ、止めませんよ。

いや~周りの先輩方が静かに肴をつまみながら熱燗を呑んでる姿さえ、私にとっては肴ですよ。

と、目の前になにやら魚が並んでいるのが気になりましてね。
どうみても美味しいんですよ。
というわけで、お店の元気なおねえさんに「これなんですか?」と聞いてみたら「鯛みそ」とのこと!
鯛!!年明けにふさわしいではありませんか!
私が年末に対「人」に話した最後の言葉は「海老天ください」。年始に初めて話した言葉は「フライドポテトください」。(どっちもお店の人)
米津玄師さんが紅白に出てなかったら、「あけましておめでとう」を言う愛猫がいなかったら、私は気持ちの上で、年を越し、そして新年を迎えられていたのでしょうか。

おかげさまでようやく、めでたい年明けを迎えられる気がします。

さて、鯛をください!とお願いすると、てっきりお皿にかかってたラップを外してそのまま出されるものだと思っていたら、魚がおねえさんに連行されていきました。
およ?と思いつつ、待つこと数分。

はしご酒天王寺ほくほくで戻ってきましたよ!
まだ食べてないけど、どうみてもほくほくでしょうよ。

一刻も早く食べましょ。少しでも冷めさせてはイカン!

いただきます!!

あーーーうまい……。

当然の如くほくほくの身は、もちろんパサパサしていません。それどころかジューシー。
私、小さい頃に身がパサパサした焼いた鯛を食べて以来、いい印象がなかったんですよ。
刺身も煮たのも美味しいことにゆくゆく気づいたのですが、焼いたのだけはそういえば全然食べてなかったんですよね。
久しぶりに食べたのがこれで本当に良かった。
それに加えて味噌の香ばしさといったら!セットで生まれてきたんじゃないかっていうくらいベストマッチしてるんですよ。
白飯食べたい!という衝動に駆られつつ、ビールをグビリ。うめぇ~~。
あっという間に鯛はいなくなりました。

5.もう一品は、冬にふさわしいアレ。

はしご酒天王寺これはもう一品いただいておきたいところですな、とお品書きを拝見…。
しっかしお手頃価格しかない。この一面全部400円以内ってどういうことだ。
ビールをちびちびやりながら、悶々と悩む私。

ところで、このお店、結構広いんです。
カウンターのほかに、テーブル席もかなりあります。昼宴会も盛り上がっております!
居酒屋によくある個室なんてございません。店内の様子を見渡せるのが爽快でございます。
まだ昼だから時間はたっぷりあるぜぃ感が蔓延してるのがとても良い。
今はおやつの時間。女子会のようにケーキと紅茶ではなく、つまみと酒を頂く。
至極の休日ですな。

なんてぼんやり思いつつ、ふと頭上を見上げる。

はしご酒天王寺ずらりと並ぶメニューの下の方、黄色枠はおでん枠。
外は晴天、とはいえ、冬は冬。あつあつおでんにたまらなく惹かれる時期なわけですよ。
私の席からはグツグツいってるおでんたちも見えるわけで。
これは、頂かないわけにはいかないでしょ。
さて、どれにしようかしら。
ビール一杯ですでにご機嫌な私ですから、ほかの具材よりも50円アップの「牛すじ肉(150円)」頼んじゃいますよね。
今日は贅沢をお許しください!
牛すじ肉、お願いします!

お隣のお兄さん方はそれぞれお料理をつまみながらしっぽり呑んでいます。みなさま私同様、おひとりでいらしているようで。
常連さんがお店のおねえさんと話している感じが、なんだか昭和の古き良き時代感があって、たまらないです。
このお店の近くに住んでいたら、家帰る前にちょろっと寄って、一杯ひっかけていたことでしょう。おねえさんに「いつものアレね」とか言われるようになったら、完璧ですよ。

はしご酒天王寺さて、来ましたよ!

これですよ、これ。牛すじといえば、このコラーゲンのプルプル感。
さっそくいただきます!!

やーーーいいですね。
プルプル部分のムチッとした感じ。
そして、肉!って部分との食感との違い。
また、お味がやさし~いんですよ。ほっこりするわ~。
残り少なくなったビールと交互に口に運びます。
あぁ、名残惜しい…。

もう一杯行こうかと思いましたが、今日は盛大にハシゴをする予定なので、我慢です。

はしご酒天王寺この伝票の感じ、いいですよね。
お店のおねえさんはみなさま本当に元気です!
サバサバチャキチャキ、一見さんでも通常営業な感じがかえって気楽だったり。

外のネオな感じからは想像がつかない、天王寺のイメージそのままのこのお店。
昭和女にはたまりません。

新しい時代が来ても、ずっとこのままでいて欲しいです。心から。

店名:大衆酒場正宗屋
住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 ヴィアあべのウォーク 1F
TEL:06-6641-1730
営業時間:12:00頃~23:00
定休日:火曜日
アクセス:阿倍野駅から173m

 

あべのウォークには他にも、海鮮料理・魚介料理を楽しめるお店や、鍋メインの飲み放題付き宴会コースが予約できる人気おすすめ居酒屋、おしゃれ感満点の洋食屋に、一人焼肉ランチができちゃう焼肉屋、さらにバルもあります!
その日の気分にあったお店がきっと見つかること間違いなしですよ!!

6.天王寺に迷い出ちゃいまして。

さて、正宗屋さんを出て、並びの他のお店も覗いてみたのですが、どのお店も未だいっぱい。
未練たらたらですが、これはもう場所を移動しよう!と外に出てふらふらと。
横断歩道を渡って、ちょろちょろ歩いていたら、

はしご酒天王寺これまたおしゃれなビルに。「あべのフープ」というショッピングモールです。おしゃれなお店しか入ってないです。
入ったら買い物しちゃいそうなので、頑張って素通り。
どうしよどうしよ、と迷い……。
はい、出しましたよ、文明の利器、スマホ。
「天王寺 飲み屋」で検索をかけます。

私は果たしてどこに導かれるのでしょうか。

次回、
「海鮮まみれ。なんだこのステキな地下街は!」

ぜひ、またお付き合いください!

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ライター紹介

Haruna.U
東京付近の千葉に在住。 猫と酒のために日々仕事をしているアラフォーライター。 酒があればどこへでも行きます。
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